ThinkpadX40のHDD修復
(2010/07/17)
 
       
 
 明日は恒例の柏市民活動センターで「暑中見舞い作成講座」
 だという7月9日のことです。

 準備のため、うちにあるノートを出して使用ソフトのインストール作業をしていました。
 ・・・すると、なんとシンクパッドX40が・・・
 カリカリコン、という音を残してハードディスクが往生してしまいました。

 この一台がないとちょっと寂しいのです。
 決して優れたパソコンではないけど、美しくてしっかりしています。
 今ではネットブックよりも遅いマシン・・・だけど、まだここで大往生は早すぎます。

 今このマシンを買うと一万円か、その程度です。
 それ以上の金を使うのは無駄というものです。
 逆にメーカー修理に出すと数万円とられるはず。
 しばし頭を抱えて考えますが、結論が出ません。

 ネットを探ると、そも昔、X40が発売されたころ、購入者たちが、
 デフォルトの1.8インチHDDの遅さに愛想をつかして、擬似SSD化に走ったという
 事実が判明しました。
 「玄人志向」のアダプタにCFディスクを刺して、HDDの代わりにするのです。
 見ていると案外簡単そうでした。

 それで、翌日、柏ー秋葉原で探してきました。
 柏には安いCFカードはあったものの、アダプタはなし。
 時間がちょっと遅かったけど、そのまま秋葉に直行しました。
 ぐるぐる、二時間ほど秋葉周遊を続けて、とある店でアダプタ購入。

 夕方帰宅、風呂上りからセッティングをして、紆余曲折ありながら、 Windowsをインストールしました。
 ・・・元がWindows XP professionalだからHomeEditionはランクダウンだけど・・・
 無事に起動画面が出てきました。

 X40の延命がかなってよかったなあ。

       
 
どうやらHDDが死んだらしい?と思いながらも、復旧作業をします。
ブートレコードの書き換えをやるとうまくいったので、もしかしたら?と思ってチェックディスクをかけると、無情にも
ブートセクタは壊れています。
修復不能のファイルが複数あります

というメッセージが出てしまいました。これはもうダメだ、とあきらめます。
 
 

ネットを検索し、対処法を探します。すると玄人志向のKRHK-CF2.5IDEというボードを使って、コンパクトフラッシュカードをHDD化する方法を紹介するページがたくさんありました。
翌日、秋葉原に出かけ、クレバリーインターネット館で二つの商品をゲットしました。
 KRHK-CF2.5IDE 1,370円
  SiliconPower 200X 16GB 3,940円
    合計 5,310円 でした。

 
 
シンクパッドはかんたんにHDDが外せるようになっています。ネジを一個取り、カバーごと引き出し、カバーから外すとちっちゃい1.8インチHDDが出てきます。ボードにCFカードを刺してカバーに乗せて見ますと、かなり小さくてネジ止めするところがありません。ネットでは「キーボードと上部カバーを外さないと取り付けられない」というコメントが書かれており、ちょっと心配になります。
 
  HDDスロットを覗き込み、ボードを差し込むと上下左右に余裕があるのでなんとか刺さりそうです。
このへんだろう、という見当をつけてグイと押し込みます。なんとか固定できました。
注意するところは、
  1:ボードに取り付けるときは裏向き
  2:ピンの向きに注意(真ん中に穴なしスペースあり)
くらいでしょうか。
 
 
BIOSで見ると何事もなく認識していたので、あらためてインストール作業をします。USB接続したCD-Rドライブが初期起動になりますので、そのままWindowsディスクを入れればインストールが始まります。
ネットにつないでSP3を入れるまで大変です。
 
 
◆このノートが出たばかりの頃、 2003年の暮れにはCFディスクはかなり高かったのです。なので擬似SSD化に挑戦した人たちの使ったサイズは4GBでした。4GBではWindowsすらまともに入りません。私が使った16GBでもあまり大きくはなく、32GBだったら充分で値段も8000円なのでボードと合わせても1万円でお釣りが来ます。

でもなあ・・・このノートで何をするかということを考えると、32GBはいりません。もともとが20GB 、それもデフォルトでごちゃごちゃソフトが入っていて使えるのは数G程度・・・という状態だったのですから、今のようにスッキリして余裕が半分以上あるなら不満はありません。でも、電池が安く売っているのを見かけたし、内蔵無線LANアダプタやドッキングベースが見つかったら、また考えるかもしれません。
 
 
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