2008農業の記録

◆順調かと思われた我家の菜園でしたが、2007年の暮れに第二農場を追い出され、2008年の春には第一農場を返却することになりました。手にマメを作って開拓した私は「火炎瓶投げる成田農民の気持ちがわかるなあ」です。
困ったかみさんが足を棒にして探し、借りてきたのが広い「新農園」でした。rc="IMGP1980.JPG">

◆かみさんのたっての希望でヒョウタンの棚を作りました。重さを考えると太い柱が必要ですが、そんな予算はありません。近所の竹林から台風で倒れた青竹を取ってきて柱にしました。予算的にはタダでしたが、竹は表面がツルツルで硬いのでツルがすべって巻きつけないのが誤算でした。


◆それはともかく、秋口には大きなヒョウタンができました。私はヒョウタン型のものかと思っていたのですが、出来たのはサッカーボールのような丸いものでした。その重さはすごくて、太い竹の柱がひん曲がるほどでした。


◆順調に育つスイカとカボチャ。カボチャは上のヒョウタンの代わりのようなヒョウタン型です。食べるとうまいという話でしたが、半分腐ってしまいました。スイカは小玉で、そろそろ食べられるサイズになっています。


◆結果的に、大量のスイカとメロン(まくわ瓜)がとれて、二人では消費できず、近所に配ることになりました。
自家製野菜を配るとあまり喜ばれないことが多いような気がしますが、スイカだけはすごく喜ばれました。今時珍しくも高くもないスイカですが、子どものころ楽しみだった思い出を刺激するのかもしれません。


◆ツルムラサキも順調に育ちました。これはかみさんの好物です。かみさんはヌルヌル・ドロドロ系が大好きなのです。結局、作りすぎてジャングルのようになり、ツルは硬くなって食用にならなくなってしまいました。しかし赤い花はキレイで、目の保養になりました。


◆ゴーヤは数本出てきました。長芋の棚と一緒だったせいで日照が足らず、あまり大きくなりませんでした。それでも数だけはいっぱい取れました。取り忘れると小さいままに黄色くなって爆発し、真っ赤なタネをばらまくところは大きいゴーヤと同じです。


◆メロン(まくわ瓜)は黄色いので目立つはずですが、雑草がびっしり生えてしまうとなかなか見つかりません。見つけたのはこれだけだったのに、秋口に雑草を刈り払ったら腐ったメロンが何個も出てきました。
雑草は邪魔だけどカラスを始めとする野鳥やケモノの襲撃から守ってくれるし、子どものイタズラにもあわないので私たちは容認しています。


◆とりあえず、とれたてを試食します。よく熟れていて甘みも水分もたっぷり、農作業でカラカラになった喉を潤してくれました。


◆初物、二番目、三番目くらいは食べてしまい、残ったものがこれです。小玉とはいえ、この数ではとても自家消費というわけにはいきません。


◆左の写真が初物第一号のスイカとカボチャです。初物はしばらく飾っておいて見た目で楽しみます。この写真を畑の写真と合成して暑中見舞いにしました。


◆秋口、覚えのない冬瓜が実りました。どこからかタネが飛んできたのでしょうか。総数は四個で、これもかみさんの好物の鯨汁(皮鯨の塩漬けといっしょに煮込んだ鍋物)にして食べました。


◆秋も深まると、サツマイモの収穫が始まります。ツルが大きかったので期待していましたが、たしかに大きなイモでした。しかし・・・普通の細長いイモではありません。なんだか不細工です。


◆持ち上げると片手でやっと上がるほどの重さです。粘土質の土のせいなのか細長くはならず、まるでカボチャのように丸く、縦の溝までついています。一番大きいものはまさしくカボチャそのものでした。大量にとれたので近所や親類に配りますが、形のいいものから配るので残るのはカボチャイモばかりです。包丁で切ることさえ一苦労で、味も今ひとつでした。来年からは土を柔らかくしてカッコいいサツマイモにしたいなあ。


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