デジカメ日記・寒梅、玄米、開墾
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毎日「越の寒梅」 昨年後半から「毎日越の寒梅」状態になりました。 きっかけはかみさんが近所の酒屋で高級酒三本セットを買ったこと。「寒梅」「越路の紅梅」「天狗舞」で8000円でした。 一本あたりにすれば2600円くらいなので、驚異的な安値です。 純米の天狗舞から夕餉の食中酒として飲み、三週間楽しみました。 |
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そろそろ一升瓶が底をついた頃、二回目の三本セットを購入しました。今度は「寒梅」「弁天」「謙信」のセットです。 それぞれうまい酒でありました。 しかし越の寒梅は日本酒の王様だというのを実感します。私の場合、日本酒を飲むときは減点主義で臨みます。 100点を出発点にして、「甘い・辛い・苦い・酸っぱい」「濃い・薄い・水っぽい」「雑味がある・癖がある・後味が残る」などで点数を引きます。その結果、うまい酒でも80点くらいになるのが普通です。 しかし、寒梅は一点も引くポイントがなく、「パーフェクト」を取ってしまうのです。 |
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パーフェクトな寒梅ざんまいな毎日が送れるというのは、酒飲みとして最高です。 しかし、しばらくすると風向きが変わりました。三本セットが二本セットになったのです。値段は7000円。 これでも高くはないのですが、なんだか急に「お得感」が薄れました。季節が温暖になるにつれ、日本酒よりはビールかな?とか、冷蔵庫に入るサイズじゃないと日本酒は辛いかな、という理由で寒梅セットを買うことは少なくなりました。 今は新潟・東北・北陸の酒を中心に、四合瓶を買って飲んでいます。 |
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五穀玄米の日々 去年の夏に急性腸炎で入院したのをきっかけに、玄米菜食を始めました。魚介類は食べるのでいわゆるベジタリアンではなく、塩はたっぷり採るのでいわゆる病院食でもありません。その見本となるのは右の健康食レストランのメニューです。 これを最初食べたときにはびっくりしました。玄米はうまいのですが、オカズらしいオカズがないのです。 このメニューが生涯続くと思うと、気が遠くなってしまいます。 |
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自宅ではこんな形です。 ご飯=無農薬玄米(契約農家から共同購入)・小豆・餅粟・はと麦・丸麦など(自然食品店、生協で購入、すごく高いのが悩みの種)一日一合。 おかず=自家製無農薬野菜中心に煮物・漬物・温野菜など 白米・肉類・砂糖・合成調味料などがタブーになります。 もともと魚介類中心の食生活だったので特に違和感はないのですが、メニューに変化が乏しく時々寂しくなります。寿司が食べたい。 |
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開墾の日々 玄米菜食を支えるのが自家製農作物です。 右は友人から借りている十畳ほどの農地「第一農場」です。ここからは大根・人参・ナス・キュウリ・トマト・キャベツなどを収穫しました。現在はジャガイモ・エンドウ豆・タマネギ・レタス・ブロッコリーなどが育っています。 完全無農薬なので虫との闘いは熾烈です。朝一番に来て手でひねりつぶすのが日課になりました。 |
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左は最近借りることが出来た「第二農場」です。 幅一間の細長い土地で、やっと半分を農地にしました。(細長いのは除草剤を撒かれていない部分を選んだから) ここにはヤーコン・ズッキーニ・サツマイモ・シシトウ・ナスなどを植えました。残り半分を開墾すれば、米を除きほぼ自給自足の生活が出来るかもしれません。 |
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開墾途中の土地です。 袋はクリーンセンターから貰ってきた木材チップで、これを土と混ぜて農地にします。この袋は天気のいい時には20キロくらいですが、雨が降ると水を吸って一気に重くなります。これを抱えて運ぶのは大変です。 カローラワゴンの後部座席を倒して積むと、この袋が10個積めます。これで幅一間・長さ四間分の土がまかなえます。 |
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しかし本当に大変なのは開墾がガレキとの闘いだということです。 一メートルほると、大小のガレキが山のように出ます。この土地はもともと水田で、そこに雑多な土石を投げ込んで固めたところです。 コンクリートブロックが出るということは建築廃棄物なども混ざっているのでしょう。 このガレキはスコップや鍬を跳ね返し、こちらの手にダメージを与えます。一メートル掘るごとに巨石の掘り出しや砂利の掻き出しがあるので仕事が進みません。両手に豆が出来てしまいます。 |
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右の大物などは一人で抱えられる限界の重さで、30キロぐらいでしょうか。 これを掘り出した時にはさすがに呆然としました。北海道の開拓じゃないんだから……。 まだ開拓は道半ば、これから夏にかけて労働の日々が続きます。そのあとには楽しい収穫の日々が待っているという希望を抱きつつ。 |
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