『ウィーン分離派展&全日本郷土玩具展

チラシ
◆2002年1月5日、午前11時に自転車で家を出て、常磐線を日暮里へ、そこから山手線に乗り継ぎ、12時過ぎに渋谷へ着きました。
 土曜日の渋谷はすごかったです。交差点には海のような人波です。それも着飾った若い男女が多く、まるでお祭りです。(島倉千代子かい<東京だよおっかさん)しょぼくれたオヤジは隅っこを歩きます。(笑)
テレビの街頭インタビューをやっていた
 東急本店に行って、インフォメーションのお姉さんがたに「玩具展」のことを聞いても「わかりません」と答えるだけです。「8階の『民芸展』のことでは?」と言うので、そこに行ってみました。重箱とかお椀とか、漆塗りの民芸が並んでいます。これではありません。
 しかし、ここにはウィーン派の工芸品やアール・ヌーボーのガラスがあったので目の保養になりました。(しかし高い・・・ドームの壺が380だった)
 分離派展入り口
◆ひとまず諦めて、地下のブンカムラ・ギャラリーで「ウィーン分離派展」を見ました。そつなく集められた作品群で、まあまあの出来です。
 クリムト「パラス・アテネ」
 クリムトクリンガー、シーレの各コーナーがあって、それなりに全容を掴んでいます。でも、個々の点数が少なく、クノップフなどはパステル二点にデッサンだけです。やっぱり物足りないなあ・・・と感じてしまいました。
       
左:「眠るメドューサ」クノップフ    右:オルブリヒ「第二回分離派展ポスター」
 名前を知らなかった人のいい絵があったり、セガンティーニが二点あったのは予想外の嬉しいところでした。私としては、この十倍くらいの作品が見たいところです。
    
         左:リスト「薔薇の奇跡」         右:シーレ「バック・ヌード」
◆ギャラリーを出て、兄に電話しました。玩具展の方は駅ビルの東横店だそうです。
「さっき見たときには何の表示もなかったのになあ・・・」と思いながら戻ります。
エレベーターの前に来ると、文字だけですが、「全日本郷土玩具展」の表示がありました。見落としていたのです。ありがちですね。(^^;
 8階の展示場に来てみると、その出品作の多さに驚きました。広い会場にびっしりの土人形・土鈴・木彫り・紙細工などが並んでいます。まるで迷宮のようで、迷子になりそうでした。客のほうは、土曜だというのに広い会場にぱらぱらというところでした。
◆「もんてん土鈴」のコーナーを見つけましたが、展示の仕方がよくないのです。袋入りの土鈴をごちゃっと、固めて置いてあります。これでは振って音を出して遊ぶことも出来ません。しかも関係ない、よその人形が真中に並んでいます。思わず模様替えしたくなりました。<やったら怒られたかも?
 「もんてん土鈴」を見る親子
 「有名作家」のコーナー
◆ため息をつきつつ東急東横店を出ました。まだ3時だったので秋葉原へ向かいます。秋葉を2時間散歩し、40ギガ・9800円のHDDが欲しいなあ・・・などと考えながら帰ってきました。足が痛くなりました。
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