渾沌の屋形船に戻る


○ 07/31

友達のカメラマン三井さんが今日から京橋のIslandGalleryで写真展。今回もiPhoneで撮った写真で『「水」をテーマに撮影された三人の写真家による企画展の第一弾』だそうです。今日はオープニングレセプションということで夕方からおでかけ。

8月15日までやってるので、興味有る人はぜひ。→三井公一 写真展「iPhonegrapher 〜around the water〜」

islandgalleryislandgallery

夜の電車、隅田川花火大会帰りでいっぱいでありました。

8月に雷鳥社から三井さんの写真集でます。ついでに雷鳥社から出てる「妻を撮ること」もリンク。この写真集の被写体である「妻」は実はわたしの妻のふるい友達で、うちにも何度か遊びに来たことがあるのでした。びつくり。まあ雷鳥社の方と楽しく世間話したお礼も兼ねて。

さらについでに自分の本も宣伝。今買えばちょっとだけ文章の修正がはいった第2刷です。たぶん。なんか、誰もレビュー書いてくれないのでちと寂しい。なんでだろ。ちょっと気になっております。

○ 07/30

Flick!の原稿を書いてメールしたり、オンラインで座談会したりする。

読みかけだった文春ウェブ文庫の「武士道シックスティーン」読了。いやあ調子にのってきたら面白くて、ついつい、iPhone4で全部読んでしまった。基本的には剣道女子ふたり(剣術系と日本舞踊系!)が主人公でちゃんと互いに成長して終わるという清く正しいエンターテイメント系青春小説だから読みやすいんだけれども、モリサワのフォントで電子書籍というのはなかなかよい。iPhone4だとカスタマイズしてフォントサイズを標準より小さくするのがお薦め。こういう小説が450円で好きなように読めるのは楽しい。Amazonで本を買ってたら絶対目につかなかった作品しね。

これでiPhone/iPadで読んだ現代小説は2冊。3冊目は歌うクジラかなと思うのだが、横書きの小説はどうも集中しづらい。

○ 07/29

ascii.jpの猫連載を書いてメール。

AppleStoreからMagicTrackPadがとどく。でかトラックパッドですな。でけー。さっそくBluetoothにて接続し、ドライバをダウンロード(これがあると、マルチタッチ系のいろんな操作が可能になる)。押したらちゃんとクリックする。何かと思いきや、裏側の2つのゴム足にマイクロスイッチが仕込まれてるのであった。すげー。これ、MacBookを使い慣れてて、マウスよりトラックパッドの方がいいという人向けで、マウスの方が慣れてるわたしには微妙な製品なんだけど、2本指スクロールや3本指スワイプは慣れると快適。

Magic TrackPad Magic TrackPad

○ 07/28

MacProが起動しない。アップルマークでしばらく止まっては再起動の繰り返し。ああ。最終的に立ち上がったからいいのだが、やっぱグラボかなあ。そろそろダメかなあ。というわけで、AppleStoreでnVidiaのGT120を注文する。

作例を撮ったりブツ撮りしたりして、明け方までかかって、ITMediaにCyber-shot TX9のレビューを書いて製品発送。

午前4時すぎ(もちろんもう29日だけど、この日記は「わたしが起きてから寝るまでが1日」ということになってます)、ふと窓の外を見ると朝日を浴びた雲が複雑な様相を見せていてとても美しい。これは撮らねば、とGH1とNEX-5で玄関を飛び出す。早起きってたまにはいいね←というか起きっぱなしだろが

左から日の出とドコモタワー&スカイツリーのシルエット。南の空と月。西の空と光の柱。でした。真ん中のがNEX-5。両端はGH1。

見事な朝焼けとドコモタワーとスカイツリー early morning sky 西の空にみえている光の柱はなに?

○ 07/27

夕刻から日本カメラの打ち合わせ。そのあと、品川でソニーへ取材。アレの件。実物を見るとなかなか面白い。

それよりはやく18-200mmをうちのNEXにつけたいのだが、あ、まだファームアップしてないや。NEX-5。

NEX-5だけど、標準ズームレンズ(18-55だっけ)がAperture上でタムロンの70-300mmだと表示される。なんでだ?

アップルから新製品がずらずらと発表される。新しいiMacいいねえ。MacProは買いません。あと2年は今のearly 2008モデルでがんばろうかと。一応8コアだし。性能的な不満はないし。

でもワンクリックしたのはでかトラックパッド。ついつい使ってみたくて。

○ 07/26

レビュー用のデジカメ、明日返却しなきゃと勘違いしてて、曇ってるの作例撮りにいく。雨に降られてあんみつ食べる。

Flick!の原稿を書いてメールしたりする。

○ 07/25

暑い中動き回るとよくないようなので、終日家から出ないことにする。

で、某社某仕事の追加撮影やらFlick!の原稿書きやらに費やす。

○ 07/24

調布市花火大会……を成城学園前の不動橋から撮る。やっぱ現地に近いと人が多くて疲れるし。不調な傷口が自転車に乗ると悪化するので遠出はしたくない。不動橋なら国分寺崖線の端っこで高台になるので川原で上げる花火もけっこうよく見えるのである。もっていったカメラはパナソニックのGH1。

chofu fireworks 02 IMG_0120.JPG

○ 07/23

地味な1日を過ごした気がする。

○ 07/22

傷口が不調なので自宅仕事。。

某社の某仕事を仕上げてメールし、ascii.jpの猫連載を書いてメールする。

アップルストアから、iPhone4用 Bumper代金返金のお知らせが来た。今はBumperを買えないので、一足先に買っておいてラッキーだったか。

○ 07/21

傷口が不調。うーむ。まあしょうがないか。昨日疲れたしな。というわけで富士フイルムの発表会をパスして自宅仕事。

昨日、NEX-5の新しいファームウエアがでてると聞いたので、さっそくファームアップしようと思ったら……ナニコレ。Windowsからしかファームアップできないでやんの。あの、ファームアップってカメラ内で行うものだから、機種依存するのがそもそもおかしいし、たいていのメーカーはダウンロードしたファームウエアをSDカードなりにコピーしてカメラにセットしてファームアップを実行するだけでOkなのに、なんでNEX-5は「Windows機とケーブルでつながないと」だめなわけ?

そもそもそういう重要な事項はOS問わずできないとおかしいじゃん。これはもう言語道断ですな。Macユーザーは買うなといってるようなもの。じゃあはじめからMac非対応にしてMac用アプリなんてつけないで売ってくれと。ひどいなソニー。一応『※Mac OSについては詳細が決まり次第改めてご案内させていただきます。お問い合わせ先は<こちら>をご覧ください。』なので対応する気はあるようだが、ファームアップから20日もたってこの状況とはおそれいる。

HX5VのGPSアシストデータ更新がMac非対応だったのもヒドイ話だが、NEXの方はもっとひどい。あり得ないレベル。

ちなみにMacからHX5VのGPSアシストデータを更新したい人は(WinでもPMBを使わずに更新したい人は)こちらのブログを参照のこと→CyberShot DSC-HX5VのGPSアシストデータをMacで更新する

うちにはWindows機もあるから問題ないんだけど、なんか釈然としないのでファームアップしないで放置する。

そういえば、パナソニックからDMC-LX5が……米国だけど発表されましたな。LX3よりちょっとでかくなったのが残念だけど、ズーム倍率は向上。スティックの代わりに電子ダイヤル。日本でも売るのだろうか。LX3好きとしては気になる。

某社の某仕事の続きを行い、でも終わりそうにないので中断。先に昨日撮影したITMediaの撮影術に取りかかり、朝までかけて仕上げてメール。って朝まで仕事してるからいかんのです。

○ 07/20

この夏一番暑くて忙しい日。たぶん。

0400起床。ほとんど終わってた某社某仕事をチェックしてメール(でもファイル名ひとつ間違えてた。あう)。出撃準備。

0700(ちょっと遅れたけど)品川。モデルは津川智香子さん。ITMedia連載恒例の水着撮影。横須賀線で逗子。

海岸であれこれ撮影。きれいで面白い子でした。NEX-5が撮影中にトラブるが無理矢理再起動して復活。暑かったか。

1400頃、撮影終了してお昼ご飯食べて東京へ。

1530。渋谷の無線LANが使えるカフェで、iPadひらいて、TOKYO FM収録のための準備というか下調べ。

1750。半蔵門のTOKYO FMへ。iPadを見せたらパーソナリティの岡田さんに「これがかふか」ですねといわれて驚く。ああ、きちんとチェックされてるのですね。感服いたします。で、2時間近く収録。岡田さん、予想以上にマニアックなカメラ好きで参りました。しかも人当たりいいし。自分よりずっとカッコいい人に、×××が×××だから×××なんですとかいきなり振られてもリアクションできません……orz。

そうそう、いきなり体力使って、手術跡はどうだったかというと、さすがに不安だったので傷跡にパッド付防水フィルムを貼って出撃。だが、荷物が多い上に井の頭線がメチャ混んでて踏ん張らされて、傷跡当たりがちょいとぐきりと泣く。いやな感じ。その後、荷物持って歩いてるとたまにぎくりとつぶやく。いやな感じ。傷口が開くとかぱっくりわれて中からあやしい内蔵がはみでてくるとかそういうことはもちろんないけれども明日は外出せず素直に自宅仕事しようと思う。

○ 07/19

某社某仕事を1本仕上げ、次のブツ撮りにとりかかるも、明日は超早起きな上に夜まで用事があるので、そっちにそなえて早々に寝る。体力温存なり。

22時就寝。健康的すぎ。退院以来、ワールドカップ観戦日以外は0時前後に寝て、6〜7時には起きてるんだよな。普通に。その分仕事は進んでないけど、「夜型」「朝型」っていったいなんだ、それには意味があるのか。

○ 07/18

世間では三連休。いやはや。暑いですな。1日くらいは休みっぽいことをしよう。

ってんで電車で新宿へいってビックカメラでフィルタ買って(って、全然休みっぽくないやん)、タカシマヤで友達と待ち合わせてお昼ご飯食べて地下ですいーつ買って、そのお友達のおうちへ遊びに行く。ふふふ。そのお友達はにーにの飼い主である。

さあ、2度目のにーに訪問はどうなったか。その模様は次の猫連載で。

……あれ? 考えてみたら、わたし、仕事してるんじゃないか? 今日は休みだってんで夫婦で新宿にいったはずなのに。

何がなんだかわかりません。そんなときは空を撮ってごまかします。3枚ともうちのベランダから。

IMG_0112.JPG 月のすぐ下で夏の夕富士

○ 07/17

世間では三連休。いやはや。暑いですな。土曜日だけどこもって某社某仕事のブツ撮り。夕空に怪獣登場。

IMG_0107.JPG

Jリーグ。グランパス……闘莉王が出てるやん。燃え尽き症候群はどこへいった。勝ったのでよし。

ワールドカップ直後にJリーグを見ると、動きが悠長でのんびりしてるな……と思ったのだけど、寄ったカットでそればかりじゃないと知る。暑いのである。冬のワールドカップとは気候が違うのである。まあ、緩急のカンが多くて、キュウがあんましキュウじゃないよな、とは思うけど、暑い中おつかれさまです。大宮まで観に行くつもりだったのだけど、今月は盲腸絡みでばたばたしちゃったのでおとなしくテレビ観戦。

○ 07/16

抜糸の日。関東中央病院にて抜糸。抜くときはチクリとする。痛みは強くないが、にゅるっと糸が抜ける感じがチクリという軽い痛みと相まって気色悪い。1回ならともかく、4回あるからね。

で、ちょっと段違いになってるとこがあるというのでそこにテープを貼って終わり。傷口の保護はいらないの? 不安ならなんか貼っとく? 貼っといてください。こんなアバウトな感じ。

保険請求のための診断書を書いてもらったり、手術費の精算したりと事務手続きを済ませて完了。

午後、8月に出す新雑誌「フリック!」の編集長が来て、雑談しつつ夜まで延々と打ち合わせ。昔「日経クリック」という雑誌があったけど、それとは無関係。時代はクリックからフリックになったのねということで。

○ 07/15

ascii.jpの猫連載を書いてメール。

やっとAppleからiPhone 4用バンパーが届いた。さっそく付けてみる。iPhone 3Gからずっとはだかで使ってきたのでまだ落ち着かない感じ。

DSC00182IMG_1100

つい衝動的に、yodobashi.comでSONY のNEX-5を注文しちゃう。なんか手元に1台あった方がよさげだし、たまったポイントを使ったらそこそこ安く済んだので。

傷口がシクシクして調子が出ない。昨日動きすぎたか。まあいいや、明日はバッシー。

○ 07/14

早起きする。退院以来、W杯決勝の日を除いて普通に早寝早起きしてる。いつまで続くやら。

晴れてる。暑い。困ったな。

昼から有楽町のニッポン放送へ。「上柳昌彦のごごばん!」という番組の1コーナー(ごごばん! 知ったかファイル)にゲストとして出演したのである。そういえば、初ラジオ出演っ。

13時20分、出番が近くなり、スタジオへ呼ばれて挨拶。上柳さんが古地図や散歩が好きだというので土産がわりに東京古道散歩をプレゼントしたら、予想以上に食いつかれて、アースダイバーの話まで出てきて嬉しい限り。で、ミラーレス一眼の話をする。出演時間は約10分。ああ、生放送って緊張したけど、面白い体験をさせてくれてありがとう。いやあ面白かった。

晴れてたし、手元にはNEX-3と5があるし、猫連載のネタでも撮ろうと、代々木八幡へ行くが、遠くの日陰で寝てる猫を1匹見つけただけ。しょうがないので自宅近所で何匹か見つけて、あれこれと撮ってたら夕方に。

昨日今日と初対面の人とあれこれしゃべり、炎天下で猫を探して歩き、で思ったより疲れたらしい。ちょっと体調不良。そういえば病み上がりなのであった。

寝る。

○ 07/13

早起きしてMacPeopleの特集原稿を2ページ書いてメール。

夜、用賀で打ち合わせ。来週出演するTOKYO FMの番組「Product X」の美人放送作家さんと打ち合わせというか、あれこれ雑談して、それを元に構成を考えるらしい。さすが、話を聞くのが上手い人で、あれこれと2時間以上。そういえば人と長時間しゃべるのって久しぶりだ←まあ、そもそもあまり出かけないし、先週は病院にこもってたしな。

ツール・ド・フランスを見て寝る。

○ 07/12

家でじっとしてる分には問題ないのだが、外出するとやっぱ傷に響くなあ。でもずいぶん落ち着いてきた。

月曜日だし、仕事をはじめる。

実は水曜日の午後1時半頃(か?)、ニッポン放送の「ごごばん」内「知ったかファイル」なるコーナーにゲストとして出演して「ミラーレス一眼」の話をするらしい。で、そのための叩き台を考える。難易度が高いよそれ。

MacPeopleの仕事にとりかかるも調子が良くないので早寝する。

・今日のワールドカップ

最優秀選手がフォルランっ。いやあおめでとう。だって見てて一番印象的だったのってフォルランだもん。これはMVPでしょう。フォルランを選ぶセンスは素晴らしい。

それにしてもスペイン優勝でよかった。今回、EURO2008やUCLをうけたのか、自陣にブロックを作ってガチガチに守る堅守速攻系の国が(日本も含めて)多くて、ブラジルですら守備的で(ドゥンガだし)、でも最後の最後に勝ったのは自分たちのスタイルでボールを複雑かつすばやく回しながら攻撃するスペインだった。見てる方としてはとてもうれしい。もっとも格上の相手に必死に守りつつ一撃必殺で勝ちを奪う、というのも(もともとそういうサッカーをするウルグアイとか今回はじめてそれに挑戦した日本とか)悪くないなあと思った今回。自分たちは弱小だ、でも勝ちたい、という気持ちは感情移入しやすいもんね。

○ 07/11 -決勝の日-

それにしても、連載以外の切羽詰まった仕事がない週に病に倒れるとは都合良くできてるもんで、4日間の夏休み体験学習って感じの面白い一週間でありました。まだ傷跡は痛むけど。汗かくと染みるし。どのくらいつづくもんなんだろね。医者は適当にロキソニン出して痛いときは飲んでね、だし。

近所の高校に参議院選の投票に行く。

あとは仕上げるだけ、というとこで止まってたITMediaのレビューを仕上げてメールする。

水曜日、ラジオにちょっとだけ出演することになる。

・今日のワールドカップ決勝

心情的にはオランダの優勝を観たかったが、今日のオランダはイマイチ。力が入りすぎて不要なファールが多いし。スペインも立ち上がりはよかったものの、安定期になるといまひとつ崩しきれない。主審は「イエローは容赦なく出すけど、退場者は出したくない」という苦しさ。グループステージだったら、アレやアレにはレッド出してたろうに。

じりじりした展開はどちらかに点がはいると(スーパーゴールでもオウンゴールでも何でもいいから)一気にスイッチが入って名勝負になりやすいが、スイッチを入れるものなし。力関係ではスペインの方がちょっと上だが、膠着状態を打破できるほどの差はないのだ。よって、延長戦に突入する。しょうがない。決勝戦なのだ。

シュートの瞬間にクールでいられる選手がいるか、ビジャもロッベンも力がはいりすぎ。で、延長後半、CKがGKと判定された次のプレイでイニエスタが決めました。ああ、そこにいたイニエスタ。スペインおめでとう。EURO2008のときほど圧巻ではなかったけど、きちんと勝ちきりました。ああ、ワールドカップになると勝てなかったスペインはいずこへ。

わたしがワールドカップをみはじめたのは90年イタリア大会から。98年のフランスの開催国初優勝以外は「最後は勝ち方を知ってる伝統国が優勝する」パターンばかり見てきたので、スペインの優勝はことのほかうれしい。

今回のワールドカップは試合を重ねるにつれどんどん面白くなっていった。全員で攻め全員で守り、その中に生まれた一瞬のひらめき(あるいはジャブラニの気まぐれ、あるいは一瞬の気のゆるみ)が得点になる。面白いスポーツである。

○ 07/10 -退院日記-

退院の日。病室にはベッドごとに液晶テレビ(アスペクト比は4:3なのでHD未対応だろう)があり、談話室には16:9のブラウン管テレビ(もちろんHD未対応だろう)があり、全体では何100台あるんだか(6人部屋だと6台だもんね)アナログ放送専用テレビ。これを全部2011年7月までにリプレースできるんだろうか。他の病院はどうしてるんだろう。コストもすごくかかるだろうに。

0400 早寝したので早起きする。

0630 天気が良さそうなので散歩。ローソンで飲み物を買う。

0900 最後の朝食を食べ、最後の検診を受ける。ちらっと傷を診て、問題なし……それで終わりかあ。傷跡がひりひりしたりするものの、これはしょうがなさそう。まあ痛くなったらロキソニン。

1000 妻に来て貰い、増えた荷物(雑誌とか)を整理して退院する。土日は会計ができないそうで費用はあとで計算ということになるため、特に手続きは無し。平和なものである。タクシーで帰宅する。

かくして、想定外の人生初入院完了。長いようで短い入院。盲腸程度だと3泊で終わりなのね。

知り合いや親族の入院を見舞ったことはあるけれども、自分が手術されるのは初体験。手術前の緊張感も、針を抜くときのいやあな痛みも、じりじりする退屈な時間も、大勢の若い人がシステマティックに働く病院の現場も、予想以上に面白い体験でありました。これが1週間以上となると話は別だろうけど、とりあえずiPhone4とiPadがあってよかった。でも入院つぶやきでフォロワーが増えたのは謎(笑)。

昔、盲腸で一週間くらい入院と聞いたことあるが、Twitterで経験者に聞いてみたところ、最近は3日くらいで病院を追い出されるらしい。時代は変わったのか。まあこれ以上いてもしょうがないんだけど。

帰宅後はのんびりと……たまったW杯準決勝のビデオやら録画しておいた「ジャンルカなう」やらを見つつ過ごす。まだお腹の傷は痛いし。盲腸なんてはじめてなのでどんなタイミングで痛みがなくなるのかさっぱりわからないのが不安といえば不安。

結局、ワールドカップ3位決定戦を生で観る。なぜこの試合がスカパーでしか中継されないのかねえ。もし日本がベスト4に残ってたらどうするつもりだったんだか(笑)。

ドイツvsウルグアイ。いやあ、いい試合でした。みんな疲れてるのにアクティブだったし、スーパーシュートも出たし。フォルラン凄すぎ。今回フォルランの大会ってことでいいや。スーパーボレーで逆転したと思ったら、最後はバーにあたる惜しいFK。魅せてくれたもの。最終的にはチームの底力、実力の差でドイツが3位になったけど。

0710

○ 07/09 -入院日記-

0300 早寝したので早起きする。いや、手術痕が痛くて目が醒めたのだ。ナースコールしてロキソニンをもらう。

0800 この日から普通食になる。妻が出社前にちょっと顔を出してくれる。あれこれ書類を書いてもらったりする。緊急入院だったので入院申し込みなど諸手続がちゃんと済んでなかったのだ。

1500 ともだちふたり(@Takuta と @sasurau)が見舞いに来る。というか、ふたりとも近所なのでひやかし、というか8月に出すムックの打ち合わせ(笑)。病院構内の喫茶店で珈琲飲みながらちょっと仕事の話する。誌名は「Flick!(フリック)」に決定したそうな。今年こそは国際ブックフェアへいって電子書籍の現状取材をしたかったが、難しそう、編集長が日曜日にクルマを出そうかといってくれる。調子良さそうなら行ってみたいが、どんなもんなんだろう。

今、入院しても大丈夫な時期だったの? と聞かれる。そういえば、今週は切羽詰まった仕事がないので、部屋を片付けたり自転車に乗ったり猫撮影にでかける予定だったのだ。なんて都合のいい身体。落とした原稿は結局、週刊連載の「這いつくばって猫に近づけ」だけで済みそう。iPhone4にもっと猫写真が取りだめてあったらiPhone & iPadで原稿を書いて送れたのだが、残念ながら、iPhone4ネタを連続したばかりで新作が少なく断念。

1700 担当医がやってきて傷口チェック。傷口を覆っていた絆創膏っぽいものをべりっと剥がし、糸がぼよんととびでてる傷口を見て、もうこのままでOkですと放置される。えー。逆に何かはっちゃうと、そこに細菌がついてよくないという。ちなみに奥の方は溶ける糸で縫ってあり、表面は別の糸なのだそうな。それにしても大胆な。縫った痕は4カ所。普通に指を包丁で切っただけでもあんななのに、開腹手術の痕がこんなあっさりとくっつくものなのか、人体の神秘。謎。

寝たり起きたりすると手術痕が痛い。寝っぱなしも疲れる。ベッドの角度をリモコンで調整しつついい角度を探すが難しい。

入院中は退屈。そうだ、こういうときこそiPadで電子書籍ではないかっ。というわけで、買うだけ買って放置してた「死ねばいいのに」を読み始める。さくさくと楽しく読了。なあんだ、iPadでも普通に小説読めるじゃん。まだ時間があるので次はi文庫HDで徳富蘆花の「みみずのたはごと」。明治〜大正にかけて東京から千歳村(今の世田谷区西部)に越してきた徳富蘆花があれこれ書いた小説やら随筆やらであるが、そのあたりの現状をよく知ってるので、読んでいてよけい面白い。青山から青山街道(たぶん、 瀧坂道)を通って世田谷へ来て粕谷に向かう道の当時を想像したりする。明治中期のそのあたりの地図をiPadにいれてあるのでときどきそれとにらめっこしつつというのも面白い。

iPadと電子書籍は入院の友ですな。これがiPhoneだとちょっと画面が小さくて疲れる。iPad 3Gだとその場でコンテンツを落とせていいんだけどな。あるいは病院の談話室が無線LAN対応になってくれたりするともっといい。ならんかな。まあ入院患者の多くが老人なのでニーズはほとんどないか。iPadとiPhone4をかかえた入院患者もそうはいないだろうし。

と思いきや、夜、iPadが気になってしょうがなかった看護婦のひとりが触らせてくれというのでみせてあげた際、他にもiPad持ってる患者さんがいたという話がでた。やっぱいるじゃん。

退院は明日に決定。3泊4日の短い入院生活でありました。こちらもときおり微熱はでるものの、手術痕が痛む以外の問題はなくなってきたおり、退院できるのはうれしい。薬もロキソニンと胃腸薬以外なし。抗生物質も不要っぽい。

1900 シャワー。手術痕は雑菌がはいらないようシャワーで普通に洗っていいというのだが、しみて痛むんじゃないかとこちらは気が気じゃない。今日は入浴できる日というので、シャワー浴びてみる。おお。大丈夫ぽい。気になってた手術跡臭も消えたかな。

2200 昼寝してないのでそそくさと就寝。

0709

○ 07/08 -入院日記-

朝、微熱あり。回りで朝食を摂ってる音が聞こえる。いいなあ。6人部屋だが、埋まってるのは半分ほど。時折看護婦が様子をみにくる。聴診器をあてて腸が無事動いていることを確認。おならもでました。今でもおならチェックってあるのね。

0900頃 回診の時間。昨日紹介された担当医をはじめとする数人の医師とその上司っぽい大人の医師と数名の看護婦登場。

手術着の前をはだけて傷口を確認。ぱっと見て納得して消毒液っぽいものをペタペタとぬって絆創膏みたいなものをはって終わり。あっけない。担当看護婦が残り、尿道にはいっていた管をにょろっと抜き取り、背中の針を抜き(痛み止めが少しずつ流れていたらしい)、手術着を脱がされ(背中を露出できる面白い構造になってた)、室内着に着替える。Tシャツとか。

この時点ではまだ点滴はつけたまま。でも点滴台ごと歩くのはOkといわれ、看護婦に付き添われてトイレへ行き、最初の2回分の尿はここにとって提出してくださいといわれ、病室へ戻ってくる。とりあえず歩けるらしい。

アクエリアスと珈琲を飲みたかったので1Fの屋外にあるローソンへ行く。アホである。いきなりそんなに長く歩くもんじゃありません。飲まず食わずで体力もないのだから。案の定、途中でふらふらしてベンチに座って呼吸を整えることに。あほ。

1200 昼食。五分粥と適当なおかず少々。箸もスプーンもない、どうするんだ、と思ったら妻が用意しておいてくれてた。見つかって良かった。粥は8割くらい、それ以外はは半分くらい食べる。まあそんなもんでしょ。

1500 無事点滴も抜かれ、身軽になる。また調子こいて散歩したり昼寝したり。3つ隣の食堂・談話室ではケータイを使ってもOkということなので、ちょくちょくここへ来てはiPhoneでTwitteる。今回持ってきたのはiPhone4とiPad。iPhone 4は入院の共に最適。Twitterで「入院ナウ」とか打てるし、仕事関係の急ぎのメールも送れるし(とにかく、ascii.jpの猫連載担当者にははやくメールいれとかないと)、ニュースは読めるし、ワールドカップの結果もわかる。

1800 夕食。全粥。味は薄いがまあそれはそれでよし。まだ微熱残る。

1930 一般外来の受付が終わると病院は閑散とする。そんな時間の院内散歩はなかなか楽しい。

2100 就寝。たいして動いてないのだが体力が落ちてるのですぐ寝ちゃうのである。

0708

○ 07/07 -入院&手術日記-

いやあ、急性虫垂炎で手術&入院の日々でした。

具体的にはこんな感じ。

0900 腹痛がひどくてほとんど眠れず、朝イチで自転車で近所の医者へ行く。しばらく待たされ、血液検査されたのち、白血球が多いので盲腸の疑いあるが、うちは外科ではないので守備範囲外。よって病院への紹介状を書くのでそれを持って自力でいってくれといわれる。自転車だったのでいったん帰宅。

1030 いつもなら自転車で行く場所だが腹に響くのでタクシーで関東中央病院へ。紹介状専用受付で受付を済まし、外科の列に並び、あれこれ指示されたとおり、各検査室を順繰りに回る。レントゲン、心電図、採血、採尿、最後にCTスキャン。そうか血管に造影剤を入れてポカポカしてからスキャニングするのか。

ここ、古い建物に古い設備と最新設備が同居してておもしろい。

1250 待たされてたCTスキャンの結果が出たので、医師に説明される。急性虫垂炎。虫垂が大きめで炎症も強いので、すぐ手術した方がいい、これだけ炎症があると薬で散らしたときのリスクが大きいといわれる。どっちが面白そうかというと、もちろん手術である。この後におよんで薬で散らすのもね。だが即手術なんて想定外。心も体も装備も何の準備もできてない。いったん帰宅して入院準備してからと思ってたから。しかも人生初入院・初手術である。おそろしや。

1300 手術決定。身内の手術同意書が必要だというので妻の会社の電話番号を調べ、電話して呼び出す。慌てる。何しろ、手術室のスケジュール上、早い方がいいというのだ。その間、目の前の担当医は関係各部署に連絡して手術室を押さえるなど準備をはじめる。

1430 すべて決定したようで病室をあてがわれ(323号室)、そこで点滴をつけられたり着替えさせられたりしてると妻がタクシーで到着。入院準備などをまかせる。

1500 車イスに乗せられて手術室へ。無影灯が2つ有ること、手術ベッドは狭くて腕を乗せる部分が可動式になっていることを知る。執刀医などに挨拶される。若い人ばかりで男女半々くらい。BGMが鳴ってる。日本語の歌。麻酔医は女性。テル先生はどこだっ

旧い病院なのでもっと歳いった医師が多いと想像してたので驚く。ベッドの上で横を向いて背骨に麻酔を部分麻酔をまず打たれ、効いてきたところでふたたび仰向けになり、服を脱いで……ってあたりで記憶がなくなる。いつの間にか全身麻酔が効いていたらしい。もうちょっと見てたかったんだがな。残念。剃毛はなかったもよう。

1700頃 病室で目覚める。いつの間にか開腹され、虫垂を切り取られ、ふさがれ、ストレッチャーで病室へ運ばれてベッドに寝かされたらしい。全然覚えてない。残念。妻に切り取った虫垂を見せて貰った話を聞く。ああ、わたしも見たかった。残念。まだ下半身は麻酔が残っている。足の指が動きそうなので動かそうとしてみるが動かない。自由になる右手で下半身を触ってみるがしびれていて脳の記憶と現実がうまく整合してない奇妙な感じ。そのとき妻や看護婦とあれこれ会話したのだが、よく覚えてない。手術後はそんなもんだろう。

2300頃 いったん目が醒める。喉が渇いた腹減った。でもどっちも無理です。しょうがない。何を考えたか「退屈なう」とかTweetしてる。病室でそんなことしてはいけません。すみません。寝たり起きたりしつつ、看護婦に喉が渇いたというと、朝には飲めるようになるといわれる。朝は遠い。左上に点滴、手術跡にはなんか分厚いものがはられていて、下腹部には尿を導く管。背中にも何かささってるらしい。満身創痍←用語の間違い

喉が渇きすぎて痛いと訴え、うがいさせてもらい、また寝る。

退屈しないよう、サンデーとマガジンとNumberを買ってきてもらったのだが、ぼーっとしてるしおなかはまだ痛いしで集中できずちょっと読んだだけでやめる。ナースコールは魅惑のオレンジボタン。みだりに押してはいけません。みだらに押してもいけません。押すときは普通に。

0707

○ 07/06

納戸を片付ける日。ちょっと時間ができたので、納戸の段ボールなどを整理する。PowerBookやiBookの箱を捨て(中身はもちろん別途保管)たり、旧い雑誌を整理して捨てたり。これでブツ撮り用の作業室と納戸が少しすっきりした。あと1回派手に片付ければかなりスペースを確保できるはず。

夜、体調不良。胃の辺りがどよんと痛い。しょうがないので布団に潜り込み、ワールドカップはテレビの音だけを観戦。ファン・ブロンクホルストがすごいシュートを決めたらしいというのが分かる程度である。

○ 07/05

早起きの日。午前中、某社の某仕事を仕上げてメールして請求書書いて送って午後は某出版社で8月に出すというムックの打ち合わせ。どう考えても時間ないよな。やや不安に思いつつ。

スタバでお茶した際、FONを見つけたのに使えなかった。これはいかんということで、夜、iPhone4を買ったときにもらったFONルーターを(やっとこさ)つないでセッティング。これでFONなソフトバンクWi-FiスポットでiPadが使えるようになったっ、はずである。近いうちに試してみよう。

○ 07/04

某社の某仕事にとりかかるもブツ撮りして下書きまでたところでダウン。湿気がすごい。

・今日のワールドカップ

お休みの日。早寝できる日。ツール・ド・フランスをちょっと見る。

やべっちに松井と長友と長谷部と阿部が出てたので見る……なんだ、サッカーの話はほとんどなくて、バラエティなおめでとう番組だったのか。ああ、代表選手を呼んでサッカーの話をちゃんとしてくれる番組を望んではいけないの? 本田、テレビにでなくて正解。

○ 07/03

なんとも、auのカメラ機能レビューがまとまらない。下書きだけして後回しに。

・今日のワールドカップ

いやあ、ベロンださなかったか。メッシがあそこまで下がって組み立てなきゃならなくなった時点でベロン投入かと思ったんだが。そうはせず。マラドーナ残念。それにしても容赦ない。手加減しない。普通、勝ちが決まったら、多少気がゆるんでシュートを入れ損ねたりするものだけど、ドイツには当てはまらないのでした。

例によって前がかりになった相手に超高速カウンターしかけてアルゼンチンvsドイツは0-4。

キャラが立ってる監督同士の対戦はおしゃれなヨアヒムの勝ち。

で、クローゼはなぜワールドカップでだけ活躍するの? 所属クラブではレギュラーもとれてないのに。謎すぎ。

スペインvsパラグアイは後半から観戦(前半は寝てた)。スペイン、攻めあぐねすぎ。パラグアイ、120分守ると決めたらめちゃ堅い。互いにPKもらって外すとか、よく視るとあれがファールならこっちもファールだろという微妙な判定はあったものの、そんな審判の演出も含めて0ー0で迎えた終盤。ここまでギリギリなことしないと点がとれないのか、とため息つくくらい、完璧に思えたシュート→ポストで跳ね返る→ビジャの足元にボールが来る→完璧に思えたシュート→ポスト→ポスト→ゴールイン、とひとつのプレイでポストに3回あたってやっとゴール。いろんな意味でみごたえありまくりでした。

スペインもしまいにはシャビ・アロンソさげて、チャビ・イニエスタ・ペドロ・ビジャとバルサ4人組頼みになってたもんね。メッシはいないけど、セスクがいるってことで。

こっちの監督同士も感情の起伏が激しくて勝つと泣きじゃくるパラグアイvs低音なボイスがしぶいデルボスケでしたな。やはりキャラが立った監督は欠かせません。そういう意味ではウルグアイとオランダは監督がちょっと地味だな。

○ 07/02

しんどいのでたくさん寝てたくさん起きて少しだけ仕事した。

・今日のワールドカップ

千田善氏のブログでイタリアのサッカー番組の話が出てた。そこではコスタクルタが登場し、『日本の「ユーキ・アーベ」がいかにトマソンの動きを封じていたか』を解説してたそうです。すごい。日本の報道では(地上波はあまり観てないので断言はできないけど)、中沢と闘莉王が頑張ってた、途中で阿部がトマソンを見るようになった、というくらいだっただろうに、イタリアでは映像を使ってそんな具体的な解説までしてくれていたとは。ああ、そのくだり、スカパーで紹介してくれないかしら。

とうとうベスト8。堅実になっちゃったブラジルと堅実をめざしてるオランダ。前半ブラジルが圧倒。後半は自滅。なんであんな自滅しちゃったのかまったくもって謎。ともあれ、そろそろ「定番国以外の決勝戦を見たいなあ」と思ってたのでよしとする。今回のオランダって、いつもみたいな華はないんだけど、なんだかんだと勝ってるのだ。

ウルグアイvsガーナ。録画で見たんだけど、これはもうスアレスすごい。あの確信犯なブロック。写真だけ見るといったいどんなスポーツなのかわからなくなるハンド。ウルグアイの勝利への執念だよな。結果として、あそこで触らなければボールはゴールに吸い込まれて100%敗退。ハンドによってPKは与えるけど、敗退の確率は減る。レッドカードを貰えば退場だけどもう残り時間ないし、ここで敗退したら出場停止になっても結果は一緒。賭けとしては悪くない。相手を怪我させるようなファウルは言語道断だが、こういう執念は好き。セルビアが2試合連続で犯したハンドとは意味が違う。

それにしてもいろんなハンドがある大会だなあ。ルイス・ファビアーノのスーパープレーにすれば見逃して貰えるハンドとか、セルビアのお笑い連続ハンドとか、スアレスの確信犯ハンドとか。

○ 07/01

早起きの日。ITMediaにiPhone 4カメラレビューを書き上げてメールしてでかけてランチ食べながらauの端末でランチ作例撮って買い物して帰宅してascii.jpの猫連載書いてau端末のブツ撮りして発送したところでダウン。

iPhone 4が発売されてまだ1週間しか立ってないのか。

・今日のワールドカップ

お休みです。結局のところ、今回はインテル的な守備戦術チームが多かったのが特徴ですねえ。日本も直前にそうしたし。相手ボールになったらまず自陣に戻り、選手を等間隔に並べてブロックを作ってそこで相手を絡め取るという。EURO2008でスペインが優勝し、CLでインテルがブロック守備で優勝し、トレンドとしてはスペイン的なパスで崩すサッカーvsそれに対抗する守備+カウンターの戦いで、スペインになれそうにないチームは守備を固めてきた、と。

で、負けにくい戦術をとり、なおかつ高地対策と新型ボール対策ができてて30代のベテランに頼ってないチームは中堅国でもそれなりの成績をおさめました、と。弱小国でもそれらにプラスして、カウンター向きのFWか運良く確変的大当たりがでた選手(日本の場合は本田。何しろFWですらないのだ)が出てきたところは生き残れた。というところでOk?

ところで今回のワールドカップのお供はオシム。Twitterのオシムつぶやきとこのサイトです。千田氏のブログだけど、今回ずっと通訳としてオシムと一緒に試合を観てるので、最高に面白い。氏の「オシムの伝言」は日本代表監督と密着していた氏にしか書けない名作。

ストイコビッチをメインにユーゴサッカーとその現代史を融合させて描いた木村元彦氏の著作とともに、サッカーを窓口にしてユーゴスラビアやバルカン半島の歴史を垣間見せてくれました。

 

 


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