○ 6/30

雨が降る前にと走りに行く。昨日受け取るはずだったカメラを(佐川急便さんが宅配ボックスに入れてくれなかったので)まだ受け取れてないが、到着を待ってて出発が遅くなると晴れを逃し雨に出会うかもしれない。それは困るってんで見切り発車。

・今日の遠乗り

といっても、榎の交差点から給田を抜けて吉祥寺通りに入り、仙川でちょっと鷺を撮り、東八道路にはいって野川公園脇から「はけの道」。で、前原坂を上って小金井街道から「江戸東京たてもの園」へ向かう。前原坂上に昔からあったカレー屋でカレーを悔いたかったのだが(20年以上前から知ってるのに、一度も行けなかったのだ)、店がないっ。あれ? つい数ヶ月前はあったのに。わからんー。

江戸東京たてもの園を散歩しつつ作例撮り。復元農家へ行くといろりの火がはいっている。蒸し暑い日だが窓をあけはなった農家の中は意外に涼しく、ボランティアのおばさんが自在鉤にかかった鉄瓶のお湯でほうじ茶を入れてくれる。暑い日に涼しい農家でいろりの火にあたりながらあたたかいほうじ茶を飲む。これがなかなか気持ちいいのである。

その後、小平方面に出て多摩湖自転車道から井の頭通りへ抜けて、井の頭公園へ。望遠作例が欲しかったので、ここで鳥でも撮るか、と思って寄ったのだが、見事にゴイサギやバンをゲット。餌につられてかけっこう近くまで寄ってくれるのだ。

その後井の頭線沿いの道を少し走り、旧道っぽいくねっとした道を中心に富士見ヶ丘などを抜けて帰宅。旧甲州街道へ出たら、そこに「井之頭辨財天道」という道標がぽつんと(何の案内板もなく)佇んでいる(写真一番右)。なるほど。帰宅して場所をチェックしたら、確かにこの道標から道なりに(分かれ道を間違えなければ)井の頭弁天までゆるやかにつながっているのである。今度はこの道を走ってみることにする。楽しみ。

総走行距離約35km。まあ大した距離ではないが、リハビリ完了って感じ。

・今日のペケルマンさんとクリンスマンさん

準々決勝がはじまる。その筆頭はドイツvsアルゼンチン。ああ、ペケルマンさんったらもう。リケルメとクレスポさげたら同点にされちゃいました。やばいね。やばくてもPK戦にまで持ち込めるのがアルゼンチン。今回のアルゼンチンはサッカーが面白い上に、以前見られたダーティな感じがなくなったので(まあ、シメオネとオルテガを継ぐ選手がいないから?)応援してたんだけど、PK戦になった時点でドイツに勝てる気がしない。ドイツってPK戦みたいな体力精神力勝負に強そうじゃん。案の定、レーマンは全部読み切ってました。すごいわ。キッカーもきちんと足を振り抜いてるし。

もっと見ていたかった今回のアルゼンチン。まことに残念。

・今日のイタリアvsウクライナは寝てました

さすがに明日は朝9時に東京体育館なんだもん。イタリアにもウクライナにもあまり思い入れがないので見ないで寝ました。

○ 6/29

馬事公苑へ行ってちょっと作例を撮って、買い物して帰宅して、休憩したらまたでかけようと思ってたが、ついつい昼寝してしもた。疲れてたからなあ。まあ天気予報によると明日もなんとか天気が持ちそうなので、めんどくさいのは明日だっ。いいのか。しょうがない。

というわけで、明日に備えて早めに寝る。

○ 6/28

うーむ。ちょっと疲れた。まあしょうがない。

午後から千駄ヶ谷方面で打ち合わせがあったので自転車で走る。帰りは新宿の東急ハンズでちょっと撮影用の小物を物色。風鈴って意外に高いんだなあ。さてどうしよう。総走行距離は20km。意外に短い。まあ短くても街中は気を使うことやストップ&ゴーが多くて疲れるんだけど。

夜、仮眠して起きて、日本カメラの連載を書き、朝方メール。

・今日の8強

てなわけでワールドカップも中休み。8強が出そろったとこで休憩がはいる。こうしてみると、ウクライナとポルトガル以外は優勝経験国。順当すぎるのも順当すぎますな。みんな前回の反省を踏まえて、ちゃんと準備してきたからだろうなあ。

ドイツvsアルゼンチン……これは必見。どっちも攻撃的で、速くてまっすぐでパワーなドイツと柔らかくてダイナミックなアルゼンチン。どっちが勝つかはまーったくわかりません。個人的にはアルゼンチン希望だが、ここで勝ったチームが(退場者やけが人を出さない限り)、そのまま決勝戦まで行くかな。

イタリアvsウクライナ……ここはスイスがくるかと思ったが、ウクライナとは意外。イタリアのしたたかさが上回るかな。

イングランドvsポルトガル……もうやってるサッカーの質からいえばポルトガルさん勝ってください、です。ポルトガルの方が絶対にいいサッカーしてる。速くてダイナミズムがあって面白い。ただデコがいないのがつらい。もしイングランドがなんかの間違いでベッカムが飛び道具を2連発したり、今までとはうってかわってダイナミズムがある(つまりはジェラードとランパードがうまく噛み合ってダイナミックに動き回る)サッカーをしたりしたらイングランドの勝ちがあるかもしれないが、どうなんかねえ。ポルトガルにイエローカード持ちが多いのが気になる。ここはFIFAの英断で、イエローカードを全部チャラにしてくんないかなあ。ああ、準決勝でベストメンバーのポルトガルvsブラジルが観たいよーーーーーーーーっ。

ブラジルvsフランス……ここはブラジルvsスペインが観たかったがしょうがない。どっちもしたたかでしなやかなんだが、アンリがブレイクしなければブラジルの方が上手か。ジダンやビエラや他の選手がアンリをうまく使えるかどうかがポイントな気がする。ああ、ベストメンバーのポルトガルvsブラジルが観たいよーーーっ。

決勝戦はアルゼンチンvsポルトガルで、ポルトガルが初優勝……はあり得ないシナリオ?

○ 6/27

録画したスイスvsウクライナ戦を見終え、ああ、ブラッターパワー……じゃなくて、スイスって意外に組織的で楽しいサッカーをしてたので勝つんじゃないかと思っていたんだが、まさかPK戦であんなことになるとはなあ。

見終えて天気予報をチェックしたら午後から晴れるとな。をを、これは自転車に乗らねばならぬ。

・今日の遠乗り

ってんで、レビュー用のEXILIM Z1000を携え、自転車にまたがって多摩サイへ。今年はにやが闘病したり、天気が悪かったりで、ろくに走れてない。昨年の半分以下。フットサルもしてないので、当然身体はなまり、体重も増え、身体が鈍くなってるのが自覚できるほどやばい。だから無理な遠乗りはさけ、水道道路→世田谷通り→多摩サイと走りながら、ムチャをしない程度のとこで引き返そうと走り出す。

ただ、暑いせいかいつものとこに猫はいないし(まあ出てくるのは夕方だろなあ)、晴れて陽射しはさしてても空気はじとっとよどんでるので風景もいまひとつきれいじゃない。多摩川沿いのY'sに寄ってタイヤを買うつもりだったが、700c×28だとあまりいいのがない。結局青柳あたりまで走り、そうだ、府中郷土の森に行こうと思い立って引き返す。

府中郷土の森に16時ちょっと前に到着。民家園やら紫陽花やらを適当に愛でて適当に作例を撮る。

帰りは是政から多磨霊園へいい感じで伸びる旧道を走り、多磨霊園前から人見街道→野川→深大寺通りと抜けて、名もない旧道から旧瀧坂道(仙川から世田谷の方へ行く道)を抜けて帰宅。ついつい旧道っぽい道を見つけるとそっちへいっちゃうのだ。

総走行距離は50km。蒸し暑さとへたれた身体なので思ったより疲れたが、まあリハビリにはこんなもんでしょう。

・今日のブラジルはしたたかでした

さあ、あのガーナがどこまでブラジルをおびやかせるか。チェコを粉砕したときのいいガーナが顔を出せばいいとこまでいくんじゃないかと思っていたが、ブラジルのしたたかさにはかなわなかった。ロナウドは日本が調子に乗せちゃったねえ、というかだんだんとブラジルっぽくなるのがブラジルだなあ。ボールを支配されてても一瞬の隙でしなやかで正確なブラジル技が炸裂するのだ。2点目なんてすごいセンタリングだったもんなあ。

ガーナもよい攻めをしてるんだが、フィニッシュの精度がいまひとつ。他の相手ならともかく、ブラジル相手ではなかなかうまくいかん。ジダの足にあたったシュートも運が悪かった。

かくしてブラジルは勝ち抜けたのでした。

・今日のフランスとスペイン

グループリーグを観てる限り、スペインの方が上。速くてよくつながってた。フランスはジダンがいればジダンにボールを集めすぎて……全盛期をすぎたジダンはふたりやさんにんに囲まれちゃうとつらいしそこで全体のスピードが落ちちゃう、アンリは自分のタイミングでボールをもらえなくていい仕事ができない。よっていまひとつ噛み合ってなかったのだ。

でも、速くて若いスペインはフランスの老獪さの前に点をとれず(その辺が百戦錬磨なんだよなあ)。若さがでちゃったのだろか。逆にフランスはグループリーグほどジダンにボールを集めないおかげで、結果としてフリーでボールを持つチャンスを得た感じがする。フリーでボールを持てればジダンはやっぱり巧いのである。あとはアンリをうまく使えるようになれば強いかも。

ああ、今回のスペインはいいとこいくと思ったのになあ。早めの選手交代も面白かったのになあ。フェルナンド・トーレスもカシージャスももっと観たかったなあ。残念。

○ 6/26

で、SlingBoxの話を書いて(まあざくっとした概要だけだが)アップ。で、アップしたのを編集がチェックして細かいデータ(問い合わせ先とか)を入れてもらって、公開されるという手順。

・今日のイタリアの老獪

実はひそかにオーストラリアがなんやかやと競り勝つのではないかと思っていたし、ヒディングもそのつもりだったようだが、延長をにらんだオーストラリアは最後の最後の最後に不運なPKをとられて沈んだのでした。故意に倒したわけじゃないPKだから不運だわなあ。

でもキューウェルがいないオーストラリアでイタリア守備陣を突破するのはきつかったか。

・今日のスイスvsウクライナ

実は寝てました(笑)。早起きして録画しておいたのを観ました。いやあ、HDD内蔵のハイビジョンテレビは便利。ハイビジョンのまま録画できるし。録画時間は短いけどどうせ観たら消しちゃうんだから問題ないのだ。HDD内蔵タイプにしといてよかったと思った瞬間でした。

・今日のオシム

なんかオシムで決定のように報じられてるけど、当人がウンといったわけじゃないんだよなあ。予断ゆるさじ。

○ 6/25

ワールドカップを見ながら、デジタルフォトテクニックの連載コラム。でもってSlingBoxの動作チェック。ロケフリと価格差があまりないんだよなあ。ロケフリを使ってないのでどっちがいいかはよくわからないが、いずれにせよ、うちではマンションのルーターがネックになるのでした。うーむ。業者に問い合わせてみるか。

そうそう、今のSlingBoxはWindows版のみ。うちにあるPCはデスクトップ機なので今ひとつ合わないし、テレビと並べて写真を撮ることもできない。というわけで、うちにある唯一の「Windowsが動くノートパソコン」、MacBookの出番となりました。わはは。だから記事には(エキサイトイズムのブログ用だが)、Windows版なのにMacBookがでかでかと写ります。

・今日の飛び道具一発あとは守るだけ

イングランドはルーニーのワントップで登場。あ、ワントップなら後ろからのジェラードやランパードの飛び出しが期待できるかな、ちょっとはダイナミックなサッカーを観られるかな、と思ったら甘かった。

なんとも安全策重視の地味地味なサッカーを繰り返すイングランド。こんなんでいいのかと思ってたら、明らかに体調不良でへろへろなベッカムが、スーパーな神業のようなフリーキックを決めて先制。あとはもう守るだけ。

エリクソンったら、もしかして、ひたすら守って、何回かあるうちのベッカムのFKで1点もぎとってそれで逃げ切るという、地味で退屈な戦略、なんのためにジェラードやランパードがいるのかよくわからん戦いを選んだの? 

それもしても飛び道具一発で勝てちゃうのはいいんだかわるいんだか。

・今日のポルトガルvsオランダ

これぞワールドカップ、という壮絶な試合。特に前半はすごかった。いやあ、マニシェってこの大会で大ブレークですわ。ミドルシュートマニアかと思ってたら。パウレタもいいしデコもいいし、クリスチャーノ・ロナウドもすごく効いてた。

でもクリスチャーノ・ロナウドが蹴られて怪我して途中交代したり、コスティーニャが無用なハンドで2枚目のイエローをもらったのが徐々に効いてきたのか、後半はムチャクチャ。

輪をかけて審判もムチャクチャ。ファールはすべてイエローカードかいっ、というくらいカードを出しまくり、退場者を出しまくり、ポルトガルはかろうじて勝ったものの、次のイングランド戦はどうする?

印象に残ったのはポルトガルの守備のよさ。ファールは確かに多かったけど、守備陣の読みの鋭さがカッコいい。引いてがちがちに守るんじゃなくて、早めのプレスでコースを消して、インターセプトっていうきれいな守りが随所にあったもの。逆にオランダは速いんだけど直線的で、柔らかさを持っていたポルトガルと対照的。

オランダは、コクーのスクランブル発進シュートがなあ、ああいうコクーが好きなんだが、バーに当てちゃったのが残念。コクーとファン・デル・サールはもっと見たかった。

ともあれ、今回のポルトガルはよい。EURO2004がピークかと思ってたら、今回の方がいいじゃん。スコラリって名監督なんだなと実感。これで応援する気になります。がんばって次のイングランドに勝ってください。

・今日のオシム

クロアチア・サッカーニュースにオシムのインタビューの翻訳が載ってます。

渦中のオシムが語る

オシム関連の記事を渡り歩いたけど、川淵(故意疑惑がぬぐえない)失言に、阿部や巻が、オシムはこういうことを嫌う発言があったのが印象的。

○ 6/24

いよいよ決勝トーナメントのはじまり。ワールドカップは前半と後半で様相を変える。

グループリーグは「世界サッカー見本市」。世界中のサッカーが一堂に介し、普段は対戦しない相手と試合を繰り広げる。できるだけ同じ地域は同じグループにかぶらないよう配置され、強豪国はシード国としてバラバラにされるので、世界中のサッカーを楽しむには非常に都合がよい。

決勝トーナメントは「サッカー世界一決定戦」。見本市で認められた16カ国が残り、サバイバルなトーナメント勝負で世界一に向かうのである。こちらは強豪国同士の勝負を楽しむ大会。ひいきの国や自国が敗退してしまっても、決勝トーナメントは世界一決定大会として楽しむのである。

今回はもう早めに「あちゃー、こことここがつぶしあうのかよ」という機微が随所にあるので悩ましい。

・今日の川淵キャプテン失言か確信犯か

いきなり、日本代表次期監督はオシムという報道が流れる。川淵キャプテンみずからがまだ交渉中で決定してない監督の名前を会見で出したらしい。もちろん、オシムやジェフの許諾は得てないままである。

一応「失言」となっているが、わたしのまわりでは「わざとじゃないか」という意見が強い。ジーコ監督をかつぎあげて能天気なことをいってたこの4年間を批判され追求されるのは目に見えていたので、その矛先をかわすために次期代表監督の話を思わず漏らしたのではないかと推測されている。

そう思われちゃう時点でダメダメなんだがなああ。オシムは怒るよー、きっと。それにオシムが引き受けるという保証はまったくないし。。。当人にその気がなければどうしようもない。もしかして外堀を埋めようと考えてるのか?

いずれにせよ、オシム監督にもジェフにもさらには選手にもサポーターにも失礼な話。この失言だけで辞任に値すると思うんだけど、誰もそこは突っ込まないのか>マスメディア

オシムが次期代表監督で反町氏がアシスタントコーチという布陣にはとーっても魅力を感じるので大賛成だが、ジーコ路線を継承してなんてわざわざとってつけるところが釈然としない。

なんか腹立つよねー。

あれだけのメンバーを揃えて4年もかけておきながら、あのグループで(ブラジルは図抜けて強いが、他の三カ国は日本も含めてどこもカツ可能性はあったと思う。少なくとも日本がダントツで弱いとは思わない)勝ち抜けなかったのは、コンディショニングの失敗(これは監督の仕事でしょう)と采配と、それまでの戦術のなさに尽きるでしょう。「チームがひとつになるんだ」と叫ぶのが監督の仕事じゃなくて、うまくチームがひとつになるようもっていくのが監督の仕事。日本が実力で劣ってて負けた、というのはしょうがないけど、日本の良さを出さずに苦手なとこ(個人能力や判断の速さ)で勝負して負けたとこがすごく腹立つのでした。

って、全然違う話になってるな。まいっか。日本サッカー協会が今回の敗因について分析をした上で(毎回分析レポートは出してるはずだから今回もちゃんとやってください)、オシムの希望をちゃんと聞いてムチャを押しつけないのならオシム監督の日本代表を観てみたい。

・今日のドイツ

スウェーデンを応援してたんだけどさ……今回のドイツの前評判の悪さはなんだったんだろう。日本と引き分けたのは(それもDFは裏をとられまくってた)なんだったんだろう。クローゼはいつのまにあんなうまくなったんだろう。

いやはや、クリンスマンはここまで計算してたの? だとしたらすごすぎ。

特にあの攻撃力はすごい。シュートはどかどか枠へ飛ぶし、ゴール前ですごく動き回るし、スピード&パワーですわ。

スウェーデンはいいとこ出せないうちに終わった感じ。イブラヒモビッチもあまりよくなかったし。残念。

・今日のペケルマンとラボルベ

いやあ、グループリーグのメキシコっていったんなんだったん? あんなにひどいできだったのに、アルゼンチンを相手にした途端、サッカーがいい具合に噛み合うのかなんなのか、すごくダイナミックで観てて楽しくて強いサッカーしてました。得点シーンなんか圧巻。マルケスがあそこでスライディングボレー決めるとはなあ。

ともあれ1-1になってからは互いに緩急をつけはじめて互角の攻防戦。

延長戦。そしてワールドカップ決勝トーナメントではしばしば起きる、スーパーゴールで決まったのでした。

そうそう今回のワールドカップは延長戦の方式が昔に戻ったのね。延長に入ったら前後半30分は必ずやるという。ゴールデンゴールでもシルバーゴールでもない方式。見る方も大変だ。

メキシコの敗退は残念。特にラボルベ監督はキャラが立ってて観てて楽しかったのになあ。ペケルマンと好対照で、やはり監督の印象が強く残る国は強い……というか観てて楽しい。

○ 6/23

今日だけは昏々と眠りました。夜はDigitalFreakの原稿を書きながらワールドカップ。見終えて原稿を書き上げてメールして寝る。

・今日のオフサイドではなかった主審は正しい

1日4試合というヘビーなグループリーグ最終戦も今日で終わり。

スペインはまあ順当に勝ち上がるからいいとして、気になるのはウクライナ。苦戦しつつもなんとかシェフチェンコが決めて決勝トーナメント進出。

問題は最後の最後になったフランスがへたれなために荒れてるグループG。もちろん2画面同時表示で両方を追います。

スイスは思ったよりシステムがちゃんとしてて観てて楽しい。まあ個々の力の問題でときどきパスミスがあったりシュートを外したりするけど、こういうサッカーを日本は目指してたんじゃなかったっけ。で、順当に1-0でリード。

2点目は副審がオフサイドフラッグを上げてたのでちょっと揉めたけど、リプレイを観たら、得点を認めた主審が正しかったのでした。だって、オフサイドポジションにいたスイスのフレイにパスを出したのは、韓国の選手だもん。スイスのバイタルエリアでの横パスを韓国の誰だかが足を出してパスカットしたらそのこぼれ球がちょうどフレイの足元にこぼれたのでGKをかわしてそれを押し込んだだけ。副審からはスイスの選手がパスを出したように見えたのだろうが、主審はしっかり観てました。スルーパスが韓国DFに当たってこぼれたんならオフサイドだけど、今回のはなんでもない横パスをクリアした球だから、オフサイドじゃあないでしょう。

てなわけで、韓国もけっこう攻め込んでて悪くなかったけど、スイスが順当に2-0。

フランスは……日本のFWを観てる気分になるくらいシュートを外しまくったけど(特にトレゼゲ)、なんとか2点をもぎとって2位で決勝トーナメント進出決定なり。

・今日の決勝トーナメント進出結果

で、16カ国出そろったわけである。強豪国のいいサッカーを観たい、ってわたしには嬉しい結果。

前回の(人によってはなかったことになってる)ワールドカップと違い、今回は順当に強い国が勝ち上がり、やはり地域差がくっきり出ましたなあ。アジアなんて韓国が3位、日本とイランとサウジはグループ最下位。やってるサッカーも韓国が一番よかったかなあ。次のアジア枠は3つでいいです。本当は大陸別幻想から脱却して、東洋・太平洋枠(東アジアとオセアニア)で2つ、中東枠で2つ(あるいは1.5)でいいんちゃうやろか。北中米もひとつ減らそう。余った枠は欧州へ。32カ国の半分は欧州でよいではないか。

・今日の失われた4年間

というわけで、せっかく「黄金世代」といわれるメンバーを揃えながら、失われた4年間を無為に過ごしたジーコジャパンでありました。

個々の力を上げねば、って能天気なことをいってる人たちは別にして(そんなん当たり前で、個々の力がまだ足りてない現状を踏まえた上で、どう闘うかを考えるのが代表監督であり、組織力だろうに)、それ以外の方々はいろんなことをいってて参考になる。

後藤健生さんだったかな、ドイツ戦にピークに持って行ったことや、本番に体力をピークに持って行けなかった調整の失敗(だから、思ったより早く選手の足が止まって動けなくなった)を上げてました。もちろん監督の責任だけど、シュート練習のような筋肉に負担をかけるトレーニングを試合前日にあんなにやるもんじゃないとか。確かにそうかも。

野々村さんはスカパーで現地から、選手達がかわいそうだと力説。ブラジル相手にブラジルのようなサッカーをしちゃったから。だったら個々の体力でもスピードでも判断力でも技術でもまさるブラジル相手に戦えるわけがない、と。ブラジル相手に勝つための戦略も戦術もなく真正面からぶつかった結果だけど、本番でやることじゃない。

第二次大戦の日本になぞらえた人も何人かいた。勝谷さんとか。根拠ない楽観に支えられて勝てるかもという幻想で突き進んだとことか。

ジーコは世界と日本との距離をちゃんと把握できてなかったと書いてる人もいた。すまん。だらだらとあちこち読んでるので誰がいってたのか覚えてない。

ひとつのチームにまとまってなかったという声も聞くし。

わたしも、トルシエ時代の方が面白いサッカーをしてたと思う。個々の実力は今の方が上だけど、組織力自体はどうだか。

自主性を重んじて選手を信頼してってのを国立サッカー学校のジーコ校長が謳うのなら全面的に賛成するけど、代表監督としては、日本はブラジルじゃないんだから、システマティックにちゃんと型を作っていかないとだめだろうに。

きちんとした型があってはじめて、型を崩した攻撃が効果的になるんだし、うまくいかなかったとき戻って組み立て直す型があればあんな崩れ方はしなかっただろうに。型にハメるのはよくないというけど、フィールドで闘うのは選手達だから、型をしっかり作った上で試合中に型を崩す分には何の問題もない。トルシエの時も「型」とオートマティズムばっかいってたけど、結局本番では選手が話し合ってフラットスリーを必要に応じて崩したりしたから、あれだけのサッカーができたわけでしょう。

まあトルコ戦のご乱心はいただけなかったし、「山本昌邦備忘録」を読む限り、かなりアレなので、トルシエ監督がよいとは思わないけど(でもキャラが立ってたって意味では面白くて楽しかったかな)。

というわけで、幻想はいい加減捨てて欲しいもんです。「型」を極めて、その上で必要に応じて型を崩して相手を混乱させられるようなサッカーを観たいです。

○6/22

仮眠して起きて眠い。ちょっとおでかけの日。写真を撮りつつ午後からぶらぶらと。

夜はDIgitalFreakの原稿を書きながらワールドカップ。

・今日の実力通り

まあ「奇跡」なんて人々が期待してるときに起きるもんじゃないですわな。もちろん勝ったらいいなあと思って応援してましたですよ。

実は日本代表の3試合で一番楽に観られたのがこれでした。わはは。一番観てて疲れたのがクロアチア戦。あれは勝たなきゃいけない試合だったから。オーストラリア戦はもう最悪でも引き分けはできるだろうという気持ちで観てたので(少なくとも60分くらいまでは)、まさかああいう結末とは思いもしなかったけど。今回は勝てば奇跡、点を取れればラッキー。

いやあ、通用しました。前半だけ。玉田のシュートはよかったなあああっ。はじめてFWらしいシュートを観ました。ボールの受け方もよかった。巻も頑張ってたし。巻がシュートを外してもなんか許せます。

でも一番点を入れられてはいけない時間帯に点を入れられ、後半がはじまったら……ブラジルが、これまでの2試合&今日の前半のブラジルと違う、本来のブラジルになってました。ゆっくりボールを回しながらここぞというときスピードアップして攻め込むブラジル。普通にやってはとめられません。目覚めさせちゃいました。

で、それを格下のチームが止めるにはボールを回してるときにファール覚悟で囲みにいかないとムリだと思うのだけど、そういうのもなし。お隣の試合ではレッドカードが2枚も出たそうだが、こちらの試合ではなし。

ブラジルが本来のブラジルになったら勝てるわけもなく、嫌な予感がしたとたん、眠っていたロナウドを目覚めさせるというおまけつき。

1-2になるといつもの日本代表に戻り、涼しい時間帯の試合でもやはり最後は足が止まり、しまいにはブラジルにGKの控えを出させるほどの余裕っぷり。最後の最後はちょっと頑張ったけど1点もかえすことはできず残念。

実力通りの順当な結果で終わっちゃったなあ。とほほほ。

これでやっとジーコ監督の時代も終わりです。一貫してジーコ監督には反対だったのだけど、そんな人たちを吹き飛ばすような結果を求めていたのも事実。ジーコじゃ不安って予想があたってもうれしくもなんともない。次の代表監督は誰になるんだろう。期待と不安。

E組はチェコが負けちゃったなあ。残念。ネドベドは走り回っていたけど、チェコの脆さが出ちゃいましたねえ。ロシツキも後半はボランチに下がっちゃって出番なしだし。とほほほ。

○ 6/21

パナソニックが恵比寿ガーデンホールで大々的にLUMIX L1の発表会。いや、発表はすでになされていたので、「プレスカンファレンス」ってことでいろんなメディアが呼ばれて派手なイベント。

まあ、あれです。レンジファインダーカメラ風の一眼レフで、ライカブランドの手ぶれ補正付レンズ付キットのみの販売で、25万円というのはライカレンズが高いのか。まあボディの質感はいいし、したいことはわかるけど、絞りリングとシャッタースピードダイヤルってとこで止まってるのが残念。露出補正やISO感度も専用ダイヤルを用意してもよかったんとちゃう?>パナソニック ISO感度はもちろん小さな窓があってダイヤルを持ち上げて回す、とか。

これでソニーとパナソニックがほぼ同時にデジタル一眼レフに参入したんだけど、そのテイストはけっこう違ってて面白い。ソニーの方がコニカミノルタの資産を受け継ぎます宣言を前面に出してスムーズに参入したのに対し、パナソニックは「ライカレンズとのキットのみ」でフォーサーズでありながらあまりそれは前面に出さず、けっこう独自世界を作りそうなとこ。さてどうなるか。

とにかく眠いのでちょっと仮眠してワールドカップ観てまた仮眠して4時からの試合を観つつ、朝までかかってレビューを1本書いてメールしてから寝る。コマギレ睡眠は身体によくないです。

・今日のセルビア・モンテネグロ自滅

メキシコきつかったなあ。ボルヘッティがいないのがそこまで痛かったか。気合いがはいってていい試合だったけど、メキシコサッカーはこの辺が限界なんだろーか。

アルゼンチンvsオランダはまあどっちも勝たなくてOkな試合ということもあって、あまり真剣には観てませんでした。

2画面表示していながら、注目はセルビア・モンテネグロ。0-6で負けて崩壊してミロシェビッチはもう放心状態といわれていたけど、最後の試合くらいなんとか勝ってくれーと願いつつ、きれいなカウンターで2-0と先制。それで調子に乗れるかと思いきや、乗り切れないのはよほどアルゼンチン戦のショックが尾を引いているのか、PKまで与えちゃって、最後はハンドでPKで、逆転負け。哀しい試合でした。セルビア・モンテネグロらしいといえばらしいんだけど、欧州予選を勝ち上がった時点が限界だったのか。ほんと残念でありました。

ともあれ、ポルトガル・メキシコ・アルゼンチン・オランダと順当な四カ国が決勝トーナメント進出を決めたグループC&D。問題はどこが勝ち上がるかわからんグループEとFだよなあ。

○ 6/20

おうちで仕事の日。とゆーかマンションの中庭であやしい撮影をして、「デジカメ?ブログ」のネタを作り、原稿を書いてメール。とうとう先日買ったラジコンカーがネタになったのである。しかし、いい年こいた大人が真っ昼間のマンションの中庭で何10回もラジコンカーを走らせてる姿は……どうみても胡散臭いです。いつも挨拶してくれる団地妻の方々にもおもいきし無視されました。とほほ。せっかくなので観てやってください。

さらに次の原稿にとりかかる……予定だったがどうにもこうにも空気がモイスチャーで集中力が枯渇してます。だめだ。

・今日のオーウェン

とうとうグループリーグ最終戦がはじまる。最終戦は公平に2試合同時キックオフ。NHK BS1とBS hiで同時生中継。この間買ったテレビはダブルチューナー内蔵で2画面可能なので挑戦してみる。わはは。せっかくの32インチなのに14インチテレビを二台おいて観てる感じがなんともおかしい。もう1台の古いテレビはというと、当然スカパーのDATAスタジオ専門なのでした。だってこの番組面白いんだもん。

1試合目のドイツ戦は途中でダウン。まあ結果もみえているしいいやってんで寝ちゃいました。で、午前3時に起床。起きれるんだからすごい。

でもメインはイングランドvsスウェーデン戦。オーウェン……今までムリしてたんだろうなあ。身体にムリがきてたんだろうなあ。残念だが、足をいためて今大会絶望。ルーニーとクラウチだけで行くのか。

イングランド勝ちかとおもったら、土壇場の集中力がすごいスウェーデン。追いついちゃいました。えらいもんだ。というわけで無事イングランドとスウェーデンが決勝トーナメント進出決定である。

○ 6/19

なんか天気がよい。3時間だけ寝て起きて自転車で下北沢へ。

ってシモキタで某氏と秘密の会合があったわけで、特に遠乗りをするでもなく素直に帰宅。

夜、ちょっと仕事に手をつけるも眠い。だめじゃん。とか思ってたらワールドカップがはじまった。

ちなみに今回のおもな情報源は

ですよ。

そうそう、試合時間はテレビ放映のせいで変更されていたそうな。昨年12月の記事にあったらしい。ろくなもんじゃないな。特にジーコ発言を訳さなかった通訳話が面白い。神保さんのブログにありました。まあ試合番号通りに行われたら日本が勝ったかというとそれはまったく別問題、というかムリだったと思うけど、オーストラリア戦を引き分けるくらいはできてた気がする(それでも勝ち点は2だからダメか)。日本のメディアは試合の順序を勝手に変えておきながら、炎天下では日本よりクロアチアやオーストラリアの方がはやく動きが止まるはずだから日本の方が有利、と好き勝手な解釈をいってたわけですな。やっぱろくなもんじゃない。

・今日のスイスとウクライナ

スイスけっこうちゃんとしたサッカーしてるじゃん、ってことで勝利おめでとー。あとは韓国に勝つだけやね。

ウクライナ、やっぱ初出場で初ゴールは大事。初ゴールが入ったら相手がサウジだったこともあってみんな元気になり、シェフチェンコも1発決めて順当に4-0。

どの国もシュートがきれいだよなー。それでも初得点を決めるまでなかなかいいリズムに乗れないんだから得点は大事だ。

・今日のラウルとフェルナンド・トーレス

そんなわけでスペインったらチュニジアに先制点取られました。早めの先制点でもその直後は急いで取り返しにいくんだけど、ちょっとたつと落ち着きを取り戻しはじめたようす。でも前半終了。さてスペインどうするっ。

ってとこで今日は眠いので寝ようといったんテレビを消すも、仕事がなかなか進まず、再度テレビをつけたら後半15分くらい。あ、ラウルが出てると思ったら、シュートのこぼれ球を見事に押し込んで同点。さすがだなあ。

後半までひっぱられてもしっかり攻撃して同点にするんだもん。こうなると追いついた方が圧倒的に有利で、さくっとフェルナンドトーレスが逆転ゴールを決めました。羨ましい。もう日本vsクロアチアを観たあとだとどの試合をみても日本と比べちゃうけど、やっぱ日本はいろんな意味でまだワールドカップで上に行くレベルじゃないんだなあと思う。スピードも技術もメンタルも。

今回のスペインはけっこうイクんじゃなかろうか。

○ 6/18

日本vsクロアチアの日。

結局延々とサッカーを観つつ、フランスっていつのまにこんな甘いチームになっちゃったんだ、ちゃんと勝ち切れーーーっと叫びつつ、朝8時までかかってITMediaの原稿を1本書いてメールしてぎりぎり寝る。

・今日のヤナギとスカパー

ふふふ。日本vsクロアチア戦。地上波は民放しかないっ、NHKも生放送はBS hiだけって嘆いた方が多かったようだが、なんとうちはBS hiを見られるのでした。よかった。でもどっちにしろ音声はオフなのでした。

32インチのWooooでNHK BS hiの映像を流し、21インチのトリニトロンでスカパーのデータスタジオ(生で映像を流せないので、解説者や司会者が試合を観ながらくっちゃべってるシーンを延々と流しつつ、一応フォーメーションや途中経過を表示し続けるという楽しい番組)。今回は呂比須ワグナーと松原良香。98年W杯代表FWとアトランタ五輪代表FW。司会者は粕谷さん。もう呂比須しゃべりまくり。こっちの方が面白いので、音声はもうずっとこっちで試合観てました。最高に楽しい。アシスタントの女の子が緊迫した瞬間に謎のギャグぶちかますし。

普段は雑談ばかりの番組だが、さすが日本戦。みんなちゃんと試合を観ながらしゃべってくれるので実況いらず。松原が、点が入らないとシュートするのが怖くなることがある。柳沢もそうなんじゃないかといっておりました。

さて日本はまたもや午後3時のクソ暑い時間にキックオフ。クロアチア。小野はもう使わないのか、小笠原って上手いと思うんだけど、格上相手にいいプレーしたのって見たことない気がする。相手のレベルが高いと安全にいこうとするのかなんなのか面白くない。それなら小野の方がよかろうに。

川口PKとめる。すげーとしかいいようがないわ。このプレーを見て点を取れないFWはいらんっ……柳沢(泣)。

久々に呆れましたです。低くて速いパスとはいえ、あそこまで枠を外すのはかえって難しいんちゃうやろか。

稲本の守備はやっぱボランチだなあ。なぜオーストラリア戦でつかわんかったんやろ。稲本をいれたのはいいけど、中村も後半はへろへろで死んでたから変えるべきだったかなあ。で、こういう展開なら大黒より巻だろうにーーーっ。なんのための巻だああっ。

柳沢は今日ので見切られたかなあ。ってことは次は高原と玉田か大黒か、巻か。もう巻と中澤のツートップにしますか>ブラジル戦。

しかしまあ見てて疲れました。気が気じゃない。いいシュートって中田のミドルくらいだったんじゃないか。

個々の実力通りの結果だと思うけど、個々の実力を集めてそれをうまく組織化して全体としては高い実力や勝負力を発揮させるのが監督の仕事で、そういう意味では、結局個々の実力のラインを越えられなかったんだなあと思う。日本代表っていい感じで追いつめられると集中力を発揮してた気がするんだが追いつめられ方が足りなかったかそんなの幻想だったか。

2002年の方がそのラインを越えようという力を感じたし、動きもよかったもの。

今更ながら、松井や松田や久保がいればなあ。

・今日のジダンとアンリ

ジダンとアンリって合わないと思う。プレーのリズムが違う。アンリってアーセナルのリズムやスピード感(システマティックでダイレクトパスがつながって、常に後ろから誰かが飛び出してくる、みたいな)の中でフリーマンやってるからすごいけど、ジダンのリズムではどうも動きづらいみたいで、よくアンリがスペースを見つけて動こうとしても、パスがそのタイミングで出ない、みたいなシーンを何度も観たし、アンリがじりじりしてボールをもらいに下がって組み立てようとすると、今度は前にアンリのパスを受ける人がなかなかいない。

ともあれこぼれてきた球をきれいに決めたのはアンリっぽいけど、GK と1対1を読まれて止められたのもアンリっぽいか。

ああ、あのゴールを割ってないと判断されたヘディング……どうみてもゴールなんですが。。。。またもや疑惑のゴールといわれるか。あれがはいったとちゃんと判断されてればフランスは勝ち切れただろうにねえ。

それにしてもパク・チソン。リプレイで観るとサイドからボールが上がった途端、ゴール前でつめてたアン・ジョンファンがこぼれ球を狙って一歩下がったのとすれ違うようにパク・チソンが後ろから飛び込んできたのね。さすがだ。日本vsクロアチアの最後の三都主のセンタリングを思い出す。あのときはゴール前に大黒も玉田も一歩引いちゃったのだ。パク・チソンのように飛び込む人間がいなかったのだ。そこが今回の差かなあと思う。日本はみんなゴール前にボールは持って行くから、シュートは誰かがしてね、みたいな感じで、そういうときこそ巻と佐藤寿人だろーーーっ。

しかしフランスは重傷。どうするんだろ。このグループはスイスとフランスに上がってもらいたいんだがなあ。

・今日の試合開催時間疑惑

さて、グループリーグは3試合あるわけだが、日本は2試合が午後3時スタート(日本時間午後10時)、1試合が夜である。これが気になる。だって、午後3時スタートは一番不利なのだ。暑くて太陽ギラギラで夏の昼間はサッカーをする時間じゃない。スタミナは奪われるし、最後にはへろへろになる。みんな避けたいはずだ。

で、1日に3試合で各グループ1日に2試合だから、例えば初日は2試合だからAA、2日目はと3試合でBBCとグループCが1試合組まれる。2日目はCDDとなる。試合の順番もこの通りとなる。だがグループF(日本がいるとこ)になるとその法則が急に崩れるのだ。

AA→BBC→CDD→FEE→GGF……で試合が組まれたのである。本来の順番(試合には番号が振られている)なら日本は5日目の1試合目のはずなのに。実際には4日目の1試合目に組まれたのだ。

同様にクロアチア戦のある2巡目はFFGとなり、日本vsクロアチアは試合番号からいけば2試合目のはずだが、1試合目に組まれたのである。どっちも現地時間の午後3時でクソ暑い不利な時間。逆にブラジルは全試合現地時間の夜や夕方。この差はでかいよ。

もし日本のテレビ局が国内放映時間の都合でムリに選手に苛酷な時間帯に試合を組ませたんだったら、選手もサッカー好きもたまったもんじゃあるまい。

○ 6/17

ここ数日で晴れ間がでそうなの今日だけかもっ。でも肝心の作例を撮らねばならないレンズが届いたのが午後1時半。ひゃあ。

あわてて14時過ぎに家を出て、自転車で次大夫堀公園→武者小路実篤公園と回り、雨が降り出す前に帰宅。

昼間は延々とテレビがついてる。スカパーの録画放送とかをみつつ。ハイビジョンテレビの意味なし。で、スカパーの中継はいいわあ。特に倉敷・原博実コンビ。NHKの放送なんてもちろんアナウンサーによるが、実況が偉そうなわりに選手の名前がさっとでてこなかったり間違えてもすぐ訂正しなかったり予断が多かったり(どっちのスローインかなんて審判をちらっとみればわかるやん)が目に付くのに、倉敷さんは即座に選手名をいってくれるし反応が速いし間違ったらすぐ訂正するし(当たり前だけど)謙虚だしで、やっぱスカパーで生中継を見たかった。原さんも最高。アルゼンチン戦を見てたんだけど、もうサッカー好きでサッカーに超詳しいただのおっさんって感じで、いいタイミングで口を出してくれるので見てて気持ちいい。うーむ。

エキサイトイズムの記事を仕上げてアップ。

とかいいつつ、今日はもうさっさと寝るつもりだったのに、なんなんだあ今日の3試合はっ。また寝そびれてしまった。

・今日のデタラメなグループE

もう災難でしたよ、チェコ。なんなんだあのガーナは。強すぎ。昨日書いたとおり、初得点をとったとたん、ガーナは超強豪国に変身したのである。強くて速い上にバテない。後半なんか、自陣でも敵陣でもテレビに映る人数はガーナの方が多くて、しまいには、チェコDF陣が足が止まって戻れないだけなのにあわてて飛び出てオフサイド繰り返すくらいすごい。

チェコもFWを3枚並べたおかげで中盤のパス回しができなくなり、ロシツキが前に飛び出しにくくなってスペースを求めて後ろへ下がってしまい、かといってFW陣もたよりなく、ロスタイムにすーんごく惜しい2つのヘディングがあったけど相手GKも偉かった。

チェコやばいっす。だってFWがいないもん。コレル負傷バロシュ負傷ロクベンツ役に立たない上に次は出場停止。ロシツキの1トップしかないでしょう。とりあえずイタリアが勝ちヌケを決めて、最終日はチェコと引き分けてくれないかなあと思っていたら。

イタリアvsアメリカがさらにデタラメなことに。イタリア災難。オウンゴールで1-1になったと思ったら、ひじうち一発退場。アメリカ怒濤かと思ったら、今度はアメリカが一発退場、さらにはイエロー2枚で退場と9人に。でも攻めきれないイタリア。アメリカがあのオフサイドがなければ勝ってたくらい。

もうこのグループはチェコとガーナの進出ってことで←希望的観測過ぎ。

ガーナは次はきっと勝てないだろうしなあ←次まであの集中力は続かないでしょう

でもFWがいないチェコがイタリアに勝てるかという問題もあるしなあ。

とにかく、Eグループが死のグループでありましたですよ。

もうポルトガルがどんな試合をしたかなんてすっかり忘れてます。

○ 6/16

ふはー。D902iSのカメラ機能レビューを仕上げてメール。。

・今日のセルビア・モンテネグロ災難

もう災難でしたよ、セルビア・モンテネグロ。あのアルゼンチンに当たってはどうしようもない。そもそもキレやすいし。しまいにはライオネル・メッシーだもんなあ。いやあ、リケルメ中心のチームってわけじゃないじゃん。リケルメも普通に馴染んでて、気持ちよくパス回して気持ちよく攻める強豪国じゃん。びっくり。

傑作はやはりマラドーナ。単なるサッカー好きの酔っぱらいおじさんと化してます。さすが大物。

逆にオランダはあぶなかった。2点とったときは楽勝かと思ったら、もう、コートジボワール、1点取ったら急に元気になって、やっぱ初出場国にとって初得点は大事なんだなあ。その後の動きが全然違うもの。ドログバだけじゃないもの。オランダがあれだけボールをキープできないってのはじめて見たかも。それでも勝ちきったのでよしとしよう。いい時間帯はいい感じでボールも回ってたし。ファン・ニステルローイもなんとか1点決めたし。なにより、ファン6兄弟がフィールドに同時存在いたしましたから。

てなわけで、死のグループといわれてましたが、オランダとアルゼンチンが順当に勝ち残り決定。

Dグループは、メキシコがあそこまで苦戦するとは。

○ 6/15

ふはー。

いやあ、BSってデジタルもアナログも同じアンテナでOkなのね。考えてみたら。あほでした。マンションにBSの信号はきてるのだ。もしやと思ってつないだら、あっさり鑑賞できました。BS hi。でもBSデジタルの民放って……うーむ。よくニュースでBSデジタルの視聴機器がどれだけ普及してるっていってるけど、あれって単に地デジ対応テレビやチューナーがほぼもれなく「BS/110度CSチューナー」も搭載してるってだけの話で、実際、どれだけの人が「BS hiやWOWOW以外」を観てるかというとはなはだ疑問。

とりあえず、N902iSとD902iSで撮った写真を整理してブツ撮りして作例を追加して発送して、原稿を本文の下書きだけでダウン。体力が落ちてるな。

・今日の欧州順調

それにしてもイングランド大丈夫なんかなあ。すげー不安。困るとすぐクラウチだし。

でも最後は面白かった。相手ががちがちに守ってたら、ベッカム左サイドバックってアリだわ。その方が役に立ちそうだし。それにしてもすごいなあ。クラウチがヘディングというより、ベッカムがクラウチには届くけどGKや相手DFには届かないとこをうまく狙って、クラウチに当てたって感じ。1回目は足元に出したらクラウチが蹴り損ね、2回目は中央に出したらクラウチがうまく競れず、3度目はしょうがなくベッカムが上手にクラウチに当てたというか。いやあベッカムはなんだかんだいって飛び道具だわさ。

スウェーデンも不安だあ。なんとか勝ちきったけど。それにしてもユングベリだったねえ。あれだけ走り回ったあとでちゃんとあそこに詰めて押し込むんだから。ユングベリトップ下でよいです。

そんなわけで、2試合目にして順当に進出国が決まりつつあります。ドイツ・エクアドル・イングランドが決定。CL決勝からちょっと間があって、ヨーロッパで行われる大会は、欧州勢はちゃんと調整できるし、欧州以外でも欧州で普段やってる選手は調整しやすいというのもあって、いい感じではいれるんだろうなあ。あと、前回の反省で、どこも1試合目からエンジンかけてきてる感じだし(ブラジルを除く)。

となると、ワールドカップ慣れしてない初出場国や遠いところから来た代表はつらいなあ。まあ、ワールドカップ3回連続出場のくせに、難10年ぶりかで出た国に初勝利をプレゼントするような人の良い国もありますが。

○ 6/14

微妙に午後遅くから薄く晴れそうな気配で近所を走りながら作例撮り。ひさしぶりに蘆花公園の猫を撫でたりする。

YIGの原稿をなんとか書いてメール。ふはー。生産性が落ちているー。当たり前か。

・今日の容赦ない欧州対決

欧州同士の対決って互いに手の内がわかってるからどうしても接戦になる……ってイメージがあったんだけど、なんなんですかスペイン。びっくり。ウクライナ災難かというくらいシュワーッと2点先制。終わってみたら4-0。4点目は容赦なかったなあ。フェルナンド・トーレスかっこよすぎ。

こちらは接戦でした。ドイツvsポーランド。接戦というよりあとがないポーランドが必死に守り必死に守り守り、「まあこれは引き分けでいいんちゃう?」と神さまがいってるとしか思えないほど、ドイツのシュートはGKの正面だったり絵に描いたようにゴールポストに跳ね返されるのでした。終盤のゴールポスト直撃2連発(しかもゴールの真ん前で)は圧巻。

まあポーランドは負けたらほぼ絶望的だし、ドイツは引き分けてもそんなに痛くない……からこのまま引き分けかなというロスタイム、容赦ないドイツは容赦ないサイドからの低いセンタリングを容赦なく押し込むのであった。怒濤とはまさにこのことなり。ポーランドはこれで絶望的。でもこの速くて小細工ないまっすぐな怒濤っぷりがドイツなんだろなあ。

・今日のアジア・アフリカ対決

意外に面白い試合。チュニジアが逃げ切るかと思ったら、サウジのアル・ジャバーすごいっ。1994年の大会にも出てたとは。しかも登場してすぐ逆転ゴール。まいった。こりゃチュニアジアやばいかなと思ったら最後の最後の最後のロスタイムに追いつく。最後の最後の最後まで諦めてはいかんという1日でありました。

・今日の絶望先生

「ジーコの指示通り」……。

○ 6/13

テレビにアンテナをつなぐ。いや、昨夜は以前仕事用に買った室内アンテナで見てたのね。でもうちのマンション、週末に地デジ放送信号がパススルーでくるようになったはずだから、ためしに旧いテレビにつながってたアンテナケーブルをひっこぬいて液晶テレビにつないでみたら、なんとまあ、さくっと地デジいけました。すばらしい。BS系はだめだけど。BS&110度CSもマンションに共用アンテナ立ててくんないかな。

とかおもいつつ見るのはスカパー。土田さんサイコーです。ジーコ批判をはじめると中継が切られるという芸も確立されました(笑)。

その辺はYouTubeで。それにしてもYouTubeはすごいな。http://www.youtube.com/watch?v=L_9YiDvGtNc

遊んでばかりでもあれなのでYIGの原稿を書き始める。

・今日のブラジル

さて日本はクロアチアには勝てるかな……ぐはー。ニコ・コバチが骨折退場にもかかわらず、すごいシュート打ちまくり。ジダの届く範囲だったからよかったものの。なんでちゃんとシュートが枠へ飛ぶんだろう。それが当たり前?

ブラジルが3-0くらいで勝ってくれないかなと思ったけど、考えてみたらブラジルがグループリーグ初戦からエンジン全開でくるわけがないのでした。

・今日のその他の試合

うーむ。

ジダンとアンリって噛み合うのかなあ。

・今日のHR9000

で、わたしが買ったのはどうやらマイナーらしい日立のW32L-HR9000。動画系を強化したというIPS-α液晶パネルを使った32インチ液晶テレビのハイエンドモデル。購入時に「とりあえず2年くらいのつなぎで安くなってる一世代前の26インチテレビを買う」か「7-8年は使うつもりで最新ハイエンドモデルを買うか」でしばし悩んだのだが、HDMIを持ってるからこの先あれこれ遊べそうだし、せっかく買うならという感じで後者。

それがもう思ったよりよくできてました。HR9000。確かにサッカーを観てると、選手をパンで追うときはつらいし、芝生や観客席にブロックノイズがでまくるけど、それ以外はおおむね満足。HDDを内蔵してるのは予想以上に便利。ちゃんと保存するのは当面RD-X5で、内蔵HDDは一時保存的に使用。それにしても、デジタル特有のノイズは不自然でいかんなあ。ノイズが出ないときとのギャップが激しい。

でも結局地上波ってサッカーとタモリ倶楽部以外は見ないんだよなあ。試しにいくつか見てみたけど、面白くない。。。。やはりベランダにBS/CS110アンテナをつけなきゃ意味無し。

○ 6/12

昼頃、テレビが届く。はやーーーーっ。昨日の14時にクリックして、届いたのが今日の昼。あんなにデカいブツなのに24時間かかってないでやんの。すごいなあ。てなわけで、がんばってひとりでセッティングして動作確認。32インチってデカいよ。テレビの設定をしたら、次はRD-X5をつなぐのである。

ヤマダ電機まで走ってD端子ケーブルをゲット。RD-X5のD2端子とHR9000のD4端子をつなぐ。D端子ってさっぱりわからんが、とりあえず上位互換にはなってるらしい。うちのアンテナ系はRD-X5に集中してるので、RD-X5とテレビをつなげばそれで終わり。

てなわけで、編集者のみなさま、荻窪圭のうちにもハイビジョンでHDMI端子付のテレビがやってきました。よろしく。

そんなわけで日本戦。

・今日のジーコ

監督の差が如実に出た。出すぎ。あああ、ジーコおじさんナニ考えてんだあああっ。

うーんと、確かにチャンスに点がとれなかったり、高原と柳沢が微妙に噛み合わなかったりしたけど、それはいつものことで、今日に限ったことじゃない。中村と中田ヒデにミドルシュートがないのもすごく気になったくらい。うってくれよ。

問題は後半。日本が疲れて中盤がかぱっと空くようになり、いつものとおりボールへの寄せがどんどんなくなって最終ラインと川口でかろうじて持ちこたえてるという悲惨な状態になる。でもオーストラリアもへろへろに疲れてるのでそこをうまく突けず、このまま1-0で終わりそうな雰囲気になりました。

でもヒディングは手を打つわけね。お約束通り力業体力勝負人海戦術。スカパーで永井洋一が「こんなサッカーに負けちゃいけない」と叫んでいたけど、まさにそのとおり。でも、疲れてない選手がはいってきたオーストラリアがじわじわと押してくれる。

じゃあどうするか。すごく単純な問題で、交代のカードはまだ2枚ある。

柳沢に変えて玉田。カウンターで追加点を狙うなら、走れてドリブルができて裏に抜け出るのが上手い玉田でしょう。柳沢ははために観ても疲れてたもん。

中村に変えて稲本。DFラインが下がっちゃった上に疲れがあるのか、だれもボールへ寄せられなくなってずるずる。いつ「事故」があるかわからない。だったら体力があってボールのでどころを抑えたりつぶすのが得意な稲本をボランチに入れて中田ヒデを前にあげるのが得策でしょう。

三都主にかえて中田浩二。三都主って後半は完全に消えてたし、疲れてくるとサイドの選手を見てるだけで簡単にセンタリングをあげさせちゃうクセがあるじゃない。この試合もそういう傾向がでてきてたので変えないとやばい。ほら案の定。

このどれでもいいや。ところが、である。ジーコったら無為に時間を使ったと思ったらいきなり小野投入? なんで小野? 謎すぎます。

最後の最後に大黒投入? なぜ今頃? 勝ってるときにカウンター狙うなら速いドリブルの玉田だし、負けてるときにパワープレーなら巻じゃないの?

そんなわけで、1-1になった時点でもう勝ち目は消え、結局10分弱で3点もとられました。

ポイントはオーストラリアの3点はすべて「途中投入されたまだ疲れてない選手だった」ってこと。ビドゥカやキューウェルじゃなくて、へろへろの日本DF陣に元気で体力あまりまくりのオーストラリアは止められない。でもジーコは手を打たなかった。これは監督の差でしょう。

悔しいとかそういうんじゃなくて、腹立つ試合でした。終了後、スカパーで土田が怒りまくってたのがすごく印象的。こんな試合を観るために32インチテレビを買ったと思うと泣けます。

しかも監督ったら試合後のインタビューで追加点を取れなかったのが……といってたようで、いや、親善試合ならそれでいいけど、ああいう展開でなかなか点が取れないのはいつものことで、これは本番なんだから、点を取れないなら取れないなりに、点を取りに行く交代、点を取れなくても負けない交代・指示をするのが監督の本番ってもんでしょう。4年かけて勝てる相手に完敗する采配してどーするんですか>ジーコ。

誰かがどっかに書いてました(すまん。忘れた)。ジーコは4年、ヒディングは4ヶ月。

ジーコ電撃解任して……反町監督だっ(ドイツに今いるはずだし。いや、今ドイツにいて監督できる人は他にもいるなあ)。

・今日のロシツキ

ブツブツいいながらはじまったチェコvsアメリカ。アメリカは最近強くなってるらしいし、チェコはバロシュがいないしコレルは復活したばかりだし、ああ、チェコ頑張ってくれよーーーと思ってたら。

なんのなんの、チェコいいじゃん。アメリカの素直でシステマティックなサッカーをことごとく崩して、きれいにパスを回す気持ちいいサッカーを展開。

そう、こういうサッカーを観たかったのだあああっ。もうすっかりご機嫌。

しかもロシツキ全開。やっと大舞台でブレークしてくれました。1点目も2点目もすごいっ。それでこそロシツキ。ネドベドが汗をかいて、ロシツキが決める。いいなあ。

それにしてもポマード主審、なぞのイエローカードが多すぎ。コレルだめっぽい。すごいヘディング決めたのに。

でもまあ、あの日本戦のあとにチェコを見て目が洗われました。よかったよかった。これで気持ちよく眠れます。32インチテレビを買った甲斐がありました。

・今日の二画面と大五郎

いきなりデカいやつがきて落ち着かない大五郎。画面をナショジオチャンネルにしてやると食い入るように見てました。

あ、ちなみにサッカー時は下のでかテレビがワールドカップの中継になります。ワールドカップが終わったらどうするんだろ。いつまでもこのままってわけにもいかんしな。

○ 6/11

さて終日ワールドカップ三昧。DigitalFreak用のレビューを書いてメール。日本戦を前にして、仕事で来ていた地デジ対応パソコンを返却。

ふたたび21インチトリニトロンモニタの世界へ戻りました……が、一度みちゃうと大画面テレビ欲しいよねー、雨だからヨドバシとかヤマダ電機へ行く気もしないよねー、とだらだらWebを調べてたら、murauchi.comからDMが来てたのに気づく。うが。狙ってたテレビ(の会員価格)がすげー安くなってるじゃん。kakaku.comの最低価格より1万円くらい高かったけど、これなら悪くないな(kakaku.comで見た安い店は日曜発送してくれないし)。さすが会員価格。ヨドバシの23%還元より数万円安いっ。

というわけで買っちゃいましたよ。32インチ液晶ハイビジョンテレビ。フルHDじゃないけどそこは目をつぶるってことで。今回は買わないで済ますつもりだったのだがなあ。まあ、最近HD関係の問い合わせやHDTVを使った話がちらほらときてたのでシオドキではあったのだが。MacBook買ったばっかやというのにー。

しかも勢いでHDD内蔵。IPS-α液晶パネル。とくればアレですな。日立のHR9000。マイナーだあ(笑)。AQUOSは写りがあんまり好きになれないし、IPS液晶を使ってるVIERAはハイコントラストでシャープネスも強くてカリカリだし、ってんで、IPS-α液晶パネルを信じて日立。HDD内蔵はおまけ。どうせ基本的にはRD-X5で録るんだから。ハイビジョン番組(というかワールドカップだが)をタイムシフト的に見たいとき用です。

37インチプラズマは……デカさと重さと高さで最初から考慮の外でした。

・今日のワールドカップ

オランダ……今日のファンご兄弟。ファン・デル・サールとファン・ニステルローイとファン・ボメルとファン・ブロンクホルストとファン・ベルシ。 お父さんはファン・バステン。ファン・デル・ファールトがいれば6兄弟だったのに、残念。さて、ロッベンはあんな仕事もするんだなあ。いやあ、ファン・ニステルローイだけだとスピードがと思っていたら、ロッベンが真ん中からするっと抜け出して超高速FWに変身するとはっ。でも全体にオランダ低調。うーむ。わたしの好きなオランダにはちょっと遠いなあ。よくなっていくかなあ。

メキシコとイラン……イランってけっこういいサッカーしてるなあ。ひさびさに客観的にイランを見てみました。いつもは日本の敵って視点だったから。でも最後の最後に根負けしましたねえ、イラン。メキシコは最後までメキシコでした。これが強豪国ってもんだよなあ。水の中で息を止めてて、先に顔を上げちゃったら負け、って感じか。日本もそういう勝負になりそうな予感。

ポルトガル……観ないで寝るつもりで床にはいったんだが、最近寝付きが悪くてまったく眠れず、起きてテレビを付けたら後半。あれ? デコがいないっ。なぜだ。その代わりフィーゴが頑張ってます。なんとか最後まで逃げ切る。今回、初出場組はどこも頑張ってるけど、あれだね、試合にはいってエンジンがかかって相手のサッカーに慣れる前に失点しちゃって、エンジンがかかったころは既におそく守りきられちゃうというパターンが多い気がする。逆にいえば、相手にエンジンがかかる前に確実に点を取れ、ってことで>日本

○ 6/10

さて終日ワールドカップ三昧。夜中、DigitalFreak用のレビューの下書きをし、ブツ撮りをする。

・今日のワールドカップ

イングランド……やっぱジェラードとランパードを並べるのは得策じゃない気がする。互いに遠慮がちというか互いに紳士すぎというか。クラウチもなあ、あそこまでクラウチばっかめがけても狙われてつぶされるだけだと思うのだけど、エリクソンはナニをしたかったのか。あ、1点取った時点で逃げ切りたかったのか? まあともあれ、昨日のドイツと比べればイングランドのディフェンスが安定してること。予定通り逃げ切りました。強豪国っぽい一次リーグの勝ち方ですな。

スウェーデン……うう。引き分けたか。相手が慣れてエンジンがかかってくる前に先取点を奪えなかったのが痛いなあ。中盤にひとりキープしてリズムを作れる選手が欲しいところ。そういう意味で、日本代表に中田ヒデがいてボランチをやってるのはでかいと思う。

アルゼンチン……つまるところ、これも相手がリズムをつかむ前に上手に先取点をとりましたアルゼンチン。でもコート・ジボワールあなどりがたし。強くて上手い。ここはやはりつらいグループだ。セルビア・モンテネグロにも頑張って欲しいんだけど、

・今日の二画面

 ←こんな風にして見てました(笑)←

で、これを見た妻が「うちも大画面テレビが欲しい」といいはじめる。あちゃ。このセットは明日には返却しなきゃいけないのだ。

○ 6/9

エキサイトイズムのブログを書き、さらにMacPeopleに頼まれたちょっとしたオンラインソフトの原稿を書いてメール。

そして開会式を見てドイツvsコスタリカ。

派手な開会式は中止という話だったけど、壮大な同窓会付のほどよいセレモニーがある。こういうシンプルな開会式はいい。静かに盛り上がる感じ。今後もこういうのでいいんだけど。フランス大会みたいな派手なパレードはいらないからさ(日韓大会の開会式なんて全然おぼえてない)。

・今日のワールドカップ

ドイツの攻撃はすごい。確かにパワー&スピードで4点。でも守備のあぶなっかしさはもう、ワンチョペもすごいけど、本当に強いとことやったときどうするんだろう。

たまたま別の仕事で地デジ+ハイビジョンの環境があったので、そちらで試合、家のテレビではスカパーのデータスタジオという2画面を楽しむ。

スカパー最高。もうサッカー好きのおっさんが集まってだらだらと試合観て雑談してるだけなの(笑)。これがなかなかいいのだ。試合に集中して誰もしゃべらなかったりするし。

○ 6/8

朝まで仕事してたので昼まで寝る。曇ってたけどしょうがないのでちょっと撮影に。一段落つきつつ、広告系お仕事の修正がはいったので手を入れたりして明日からワールドカップ。

○ 6/7

今日は終日別件の広告系お仕事。なんか最近ライターのようだ(笑)。写真も撮りにいかず家で原稿ばかり書いてる。やばい。

そろそろワールドカップモードでありますが、オランダとイングランド。とりあえずこの2つには微妙に期待。どっちもいざというとこで弱そうだが。

イタリアはやばそうだしフランスも全盛期はアンリだけっぽいし(だからアンリ次第だな)、ドイツが優勝したら鬼が笑いそうだし、ブラジルは……ああ鉄板過ぎるのでどこかでコロっと負けると見てます。ポルトガルはどうかなあ。うーむ。大穴はアメリカ(笑)。でもアメリカが勝ち進んだらイヤなので一次リーグで敗退してください。

今回はアフリカ勢がよくわからんのだよなあ。ガーナとかコートジボワールとか、黄金海岸・象牙海岸系の国が出てきてるんだけど、ちゃんと見たことなくて。

○ 6/6

表参道ヒルズでソニーの「α-100」発表会。自転車でいくつもりだったが、夕方に雨が降るという予報で電車に切り替える。いかんなあ。軟弱だ。

発表会を楽しんだのち、編集者のA氏に誘われて、表参道ヒルズB3Fにある「京商」へいったのが間違いでした。マクロ作例に使うミニカーを買うつもりだったのに、気がついたらでかい箱をかかえていたのである。とほほ。ミニッツ・モンスターのハマー。まあラジコンですな。。

動画作例に使おうと思って、デカめのにしたのがまずったか、大五郎が敵と見なして緊張するのである。近寄ると逃げるしで落ち着かない。うーむ。

でもやっぱちゃんとしたラジコンは操作してて楽しいねえ。難しいけどやっと操作に慣れてきました。あとは大五郎が慣れてちょっかいを出してくれればいうことないのだが、猫には猫の都合があるのだからしょうがない。

結局別のネタで、「デジカメ?ブログ」を書いてメールする。

・今日のα100

いやあ、すごいコストパフォーマンス。98,000円クラスであれだけ充実した内容なら文句はないでしょう。かなり「α sweet色」が強いのは第一弾としてはしょうがないところ。MENUの見直しなんかも次モデルからはちゃんとやってくださいまし。ボディは、ゴツいαデジタル系にソニーがちょっと手を加えて丸みをつけたという感じ。

個人的に欲しいのは「500mmF8」のレフレックスレンズ。1.5倍換算だと750mm相当。しかもAF&手ぶれ補正付。α100にこれをつけて手持ちで500mmを楽しみたいなあ。α100+500mm/F8レフレックスって面白そうでしょ。F8固定だから昼間しか使えないけど。

○ 6/5

夕方からITMediaで打ち合わせ。今後のお話などを。自転車で行くかどうしようか直前まで迷ったあげくに電車にする。いかんなあ。

身体がなまりすぎて太ってきてます。困った。

朝までかかって某社広告系ページの原稿をなんとか書いてメール。ふはー。広告系は気を使うのでなんてことない内容でも精神的に疲労しますな。

○ 6/4

日曜日。ITMediaの連載をなんとか朝までかかって書いてメール。

・今日の日本代表

いやあ、相手がマルタというので不安はあったけど、案の定「いつもの日本代表に逆戻り」してました。しちゃいかんか。懐かしい日本代表を見せてもらったというか、そんな感じで。特に後半は、ほんと、いつもの集中力切れというか、相手のレベルに合わせちゃうというか、だめだめでした。逆に考えれば、こういう試合が間にはいったことでメンタル面ではよかったんじゃないかと思わないでもないけど。でも強豪といい試合をしたあとに、テンションが続かないってとこはまーったく治ってない。。。なんかヘンに余裕をもっちゃうとダメなんだよなあ。余裕があってもしっかりしたプレーができるというほどのレベルにはなってないということか。

で、松田と松井は?←まだいってる

でも同点にされなくてよかった。マルタは弱いといっても、欧州の強豪と対戦した経験を持ってる国だから。

○ 6/3

土曜日。テレビでワールドカップ前の各国の壮行試合などを見つつ、大きな荷物を発送したりする。

○ 6/2

起きたら午後だった。どは。今度は別件で19時から取材。やや広告絡みのお仕事。自転車で行くつもりだったけど、身体がしんどいのと天候が思わしくなく途中で作例を撮るという望みもかないそうにないため電車にする。

帰宅後、書きかけのまま寝かせてあったデジタルフォト「出たとこ勝負」の原稿を書いてメール。やっぱしばらく寝かすのはいいわ。書き直すべき箇所が山ほど出てくる。

○ 6/1

起きたら午後だった。どは。ブツ撮りしたりなんやかやがやがや。

昨夜に続いて新宿にて19時半、今日は電車でいったのだが、YIG編集者と打ち合わせ。

・今日の初恋

「初恋」(中原みすず)読了。映画も公開中。三億円事件犯人のひとりによる私小説。でも「初恋」。三億円事件の詳細については疑問を残しつつ語られない。なぜなら女子による私小説だから。計画の全貌より大事なものはあるのだ。そこにはその時代が見事に封じ込められてると思う。


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