2002年7月26日
ミッション
ゲトラグ社
http://www.getrag.de
1935年、歯車製造メーカーとしてドイツのルードヴィヒスブルクで発足。
自動車用トランスミッションや航空機の減速ギアなどを生産する。
大衆車用から高級車用までの各種トランスミッションを自動車メーカーに納入していたが、
60年代に入るとスポーツモデル向けの注文が相次いで舞い込むようになった。
高速走行時も確実に変速できるよう、ダブルコーンシンクロなどの技術を積極的に採用した。
90年代に入ると、250km/hオーバーのモデルをメインクライアントに、
6速マニュアルトランスミッションを開発。
現在はドイツのほか、アメリカ、日本、インドまど世界の各地で生産を行っている。
以前からベンツ、BMWなどの高級車のMT、レーシングカーのMTに使われていた、トランスミッションの銘品。
BMWのマニュアルのシフト感が素晴らしいのは、ひとえにこのゲトラグの変速ギアの優秀さによるものだ。
日本でも三菱GTO、スカイラインGT-Rなど、強靭な変速機を必要とする大トルクエンジン搭載車に使用された。
ゲトラグ製トランスミッションのギアは、まず鍛造スチールの円盤を作り、
そこにNC旋盤で歯を刻んでいくという、手間のかかった工法によって生産される。
最初から歯が刻まれた型に流し込んで作る他メーカーのものに比べ、
はるかに精密な加工がなされているうえ、強度もずっと高い。
現在は他メーカーも6速ミッションを作っているが、
長年使用するとそうした基礎加工が大きな差になって表れてくる。
ゲトラグ製MTは価格が高いため、標準採用するのは自動車メーカーにとっても負担が大きい。