十字架の入ったルーン遺石
「ホルムファストゥルが、ソルビョルンと、
自分の父イグルゲールのために
この石を建てさせた」
とルーン文字で記されています。
1910年にガムラ広場にて発見されました。
中世には、そこにフランシスコ会修道院があったのです。
修道院敷地内から発見されたルーン碑文石碑は、
他にも、ウプサラ大学公園内に保存されています。
碑文は大変簡潔なため、ソルビョルンがいかなる役割を果たしたのかは
定かではありません。
ホルムファストゥルと共に建立したのか、それとも、
ホルムファストゥルの父イグルゲールと共に死んでしまったのか、可能性としては両方あります。
「hulfastr/lit/risa/stin/at/ihulkai/faþur/si[n]/uk/ðarbiarn」
(ルーン碑文写し)
「Hol[m]fastr lét risa stein at Igulgœr faður sin ok Þorbjorn」
(古北欧語標準化形)
11世紀の碑文
ウップランドルーン碑文 U938番