ストーリ 「筋肉戦士 超ガンダム」  人類がその価値観を筋肉に置くようになってすでに半世紀……。 筋肉世紀0079、地球からもっとも遠いサイド3はボ公国を名乗り 地球連邦にボディビル戦争をしかけてきた。 ・黒い三兄弟  戦いの中にはいつの時代も、エースと呼ばれる英雄がいる。 バラン、アドン、サムソン、……もとい、ガイア、オルテガ、マッシュの 三兄弟もそうしたエースパイロットたちだった。特に彼らの必殺技、 「ジェットストリームポーズ」の威力は絶大で、眼前に迫り来る間断なき ポージングの波に多くのパイロットがなすすべもなく飲み込まれていった。  彼らの名を世に知らしめたのは、一年戦争初期のルウム戦役での戦果である。 彼らはMS(マッスル・スクリプト)05ザクにより鍛え上げられた肉体で 連邦軍を粉砕し、レビル将軍を捕縛したのである。  このときのMS05ザクは彼らにあわせたカスタマイズが施されており、 後にMS09ドムで採用されることになる拡散ビーム砲が頭部に備わっている。  連邦軍に帰還したレビル将軍は、彼らのエースパイロットとしての能力を 評して、「ヤツら人類じゃないだス」と語ったという。いつしか彼らは 「黒い三兄弟」の異名で恐れられ、無敵を讃えられるようになった。 10ケ月後に連邦軍の「白いヤツ」と戦うまでは……。  富野さん、バンダイさん、ごめんなさい。悪気はないんです。  田丸さん、ごめんなさい。あの大行列に並びませんでした。(ぉ