→>PAUL WELLER

MODS MAYDAY'79
(JICK-89477)

VARIOUS ARTISTS

 ネオ・モッズバンドが集まって、ライヴハウス「THE BRIDGE HOUSE」で1979年5月7日夜に開催されたイベント"Mods Mayday"の模様を収録。切れ味鋭いビートポップ・チューンが並んでいます。特に1曲目は、彼らのアルバムに収録されたブラス入りのオリジナル版よりもシンプルで数倍好きです。後にスタカンに入るミック・タルボットのバンド、マートン・パーカスもいるぞ。ちなみに今は、"Mods Mayday 2"も発売されてる。詳細は知らないけど。

GLORY BOYS&BEHIND CLOSED DOORS
(74321276182)

SECRET AFFAIR

 イアン・ペイジ率いるネオモッズバンドのエース、シークレット・アフェアの2in1。代表曲の必殺の4曲目に代表されるようなコンパクトなビート・ポップのほかにも、ザ・フーの「四重人格」を思わせるようなキーボード主体のドラマティックな大作主義的楽曲もあります。好き嫌いは別にして。

THE BEST OF THE LAMBRETTAS-THE SINGLES COLLECTION
(DOJO CD 195)

THE LAMBRETTAS

 うん、、、ビートポップ、かな。Manfred Mannもカヴァーした、Poison Ivyのスカ・ヴァージョンが面白い。後半になるとニューロマorエレポップ風味で、好き嫌いが分かれそう。僕は好きな感じの音ではないです。

RHYTHM&SOUL
(CECC-00397)

MAKIN' TIME

 今や伝説的なバンド(笑)となったメイキン・タイムの、エディ・ピラーのレーベル・カウントダウンから発売されたデビューアルバム。ハモンドをフューチャーした永遠の爽やかポップ。"Here is my Number"は有名ですね。13曲目はご存じコステロのカヴァー。ベースの人は現シャーラタンズです。

THERE GOES THE NEIGHBOURHOOD!
(COCY-75650)

THE JETSET

 モッズというよりもモンキーズなどの60年代ポップスに本気で入れ込んだ結果できたエヴァー・グリーンなポップの傑作。最初の「ぱぱっぱっぱっぱっぱっぱー」のコーラスを聴いた瞬間からウキウキしっぱなし。ただこのバンド、詳しいことは私、全く分かりません。一応、バンドのヒストリーらしきものもライナーには書いてあることはあるのですが、ホントか嘘か判断しがたいとこがあります(事実、嘘のヒストリーも書いてあるし)。ただこのバンドに関しては、「それもアリか」という気になり、つい、「俺のJETSETヒストリー」をでっち上げたくなります。ちなみにバンドのリーダー、ポール・ベヴォワは後に「ABC順でSmall Facesの次に来るから」という泣かせる理由で名前を決めたバンド、SmallTown Paradeを結成。名曲"Watching Mary Go Round"を残す。僕が知る限りでは、SmallTown Paradeは二枚アルバム(セカンドアルバムのタイトルは、なんと"Faces"っ!)が出てますが、その後どうなったかは、知りません。あしからず。

A TASTE OF PINK
(OWN-UP2CD)

THE PRISONERS

 現J.T.Q.のジェイムズ・テイラーが在籍していたバンド。82年に8時間でレコーディングしたと、クレジットにその旨書いてあります。勢いありまくりのソリッドなガレージ・ポップ。ハモンドの響きはけっこうチープで、テイラーの青春の思い出っ!って感じでしょうか。

"THE BEGINNING...JTQ..."
(PCCY-00596)

THE JAMES TAYLOUR QUARTET

 初期J.T.Q.の2枚のアルバムをカップリング。1枚目は「MISSION IMPOSSIBLE」というタイトルで発売されたもので、コッテコテのサントラのカヴァーに自作曲を挟み込んだもので1〜11まで。映画「欲望」のテーマ、ジミー・スミスの「THE CAT」、「スパイ大作戦」(今流行ってる奴より、もちろん恰好良い)、「アルフィー」、「ゴールドフィンガー」、なぜか「ミセス・ロビンソン」(レモン・ヘッズってなにしてるんだろう、別に嫌いだったからいいけど)そいでもってアート・ウッズのカヴァー「BE MY GIRL」まで収録。これはその筋の人にはたまらんでしょう。サウンドがまたチープで申し分なし。12〜23までは2枚目「THE MONEY SPIDER」で、オール自作曲による架空のスパイ映画のサントラ。これを参考にして、自主制作のスパイ映画を作りたくなります。

GO! WITH THE TIMES/POP GOES ART!
(ESCA 6264)

THE TIMES

 こーゆう言い方はホント、良くないし何も生み出さないとは思うんだけど、でもやっぱ言わしてもらうと、モッズとはあんまり関係ないでしょ、これは。どっちかといえば、ガレージ系ビートバンドって感覚の方が強いんじゃないかな。R&Bよりもパンクの方が前に出てる。音もきったないし。しかもそのガチャガチャ感が、そこにかわいらしさを覚えるような感じじゃなくて、ただ単にぶっきらぼうに聴こえるんだよな。でも、2曲目の曲名とか見てみると、そこがバリバリの「クリエイション直系」とも言えるのかも。だからなんだ、という気もするんだけど。ちなみにPOP GOES ARTの方がファーストで、曲順も1〜12までがPOP GOES ART。セカンドGO WITH THE TIMESはクリエイションからの発売。

SERCHING FOR THE YOUNG SOUL REBELS
(CDP 7 46448 2)

DEXYS MIDNIGHT RUNNERS

 このバンド、ヴォーカルに独特の癖があって、スッゲェ苦手なタイプ。生理的に受け付けなくて、聴くのが辛いっす。アルバムタイトルは、泣かせるけどね。ミック・タルボットが後に在籍。ちなみに5曲目GENOは、60年代イギリスで活躍した、海軍上がりの力まかせなソウルシンガーGENO WASHINGTONに捧げたナンバー(なんて取って付けたような情報)。

BED
(9031-75304-2)

FIVE THIRTY

 ここまで来ると年代的には全然ネオモッズじゃないんだけど、ま、細かいことは言いっこなし。アルバム1枚で散った、90年代の急性モッド炎、5:30。フーの「四重人格」収録の名曲"5:15"から十五分の遅れですが、どういう意味があったのかは知りません。で、このアルバム、傑作っす。サウンドは、全般的にジャムからR&B色を少し薄めたような感じだけど、思い出したようにファンキーになってる曲もある。ウジウジしながら、それでも走り出そうとしてる前のめりな青さが、あなたの涙腺を緩めることでしょう。だって見てよ、最後の曲のタイトル(ヴァージョン違いがコンピ"Cutting Edge"に収録されてる)。ちなみにここのギターだったポール・バセットは、現オレンジデラックス。



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