村治佳織さん
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★ ディスコグラフィー ★
Last update : 2000/08/26
★Debut Album 1993年10月21日発売
『エスプレッシーヴォ』
ビクターエンタテイメント VICC-132 税込\3059
- パガニーニ(福田進一編)「カプリス OP.1-24」
- ソル「ラルゴ・ノン・タント&メヌエット OP.7-1 & 25-4」
- ジュリアーニ「ジャスミン OP.46-4」
- レニャーニ「カプリス OP.20-13」
- レニャーニ「カプリス OP.20-27」
- レニャーニ「カプリス OP.20-5」
- コスト「秋の木の葉 OP.41-3」
- メルツ「ウェーバーの主題によるカプリス OP.50」
- ジュリアーニ「ロスマリン OP.46-5」
- レニャーニ「カプリス OP.20-19」
- レニャーニ「カプリス OP.20-22」
- レニャーニ「カプリス OP.20-7」
- ジュリアーニ「ばら OP.46-9」
- アグアド「序奏とロンド OP.2-2」
- メルツ「愛の歌」
1993年5月3〜4日、秩父ミューズパーク音楽堂にて録音。
「わたしたちはいま、美しい宝石を得た」
村治佳織さんの腕のたしかさは、すでに折紙つきである。そのまばゆいばかりの授賞歴が彼女の技量のすばらしさや音楽にたいする感受性の豊かさを雄弁に物語っている。
だが、ここで特筆したいのは、彼女の粋な美しさである。生まれも育ちも柳橋、その土地の精霊が小さく弾く一つの音にまで染み込んでいて、ギター演奏家に贈るにはふさわしくない表現かもしれないが、とにかく彼女が時空間に創り出す音は江戸前で歯切れがいい。ステージでの一挙手一投足も小粋で意気がいい。
わたしたちはいま、美しい宝石を得た。その宝石がさらにみごとな光沢をますことを、ファンの一人として願わずにはいられない。
〜ライナーノートの井上ひさし氏の文章より引用〜
★2nd Album 1995年1月21日発売
『グリーン・スリーヴス』
ビクターエンタテイメント VICC-159 税込\3059 xrcd盤:VICC-60224 税込\3,885
- D.バッチュラー「ムッシューアルメイン」
- O.キレゾッティ編「16世紀の7つのイタリア・リュート音楽」
- アリア I
- マスケラーダ
- イタリアーナ
- アリア II
- ネグリ"白い花"
- アリア III
- ガリレイ"サルタレロ"
- J.ダウランド「サー・ジョン・スミスのアルメイン」
- J.ダウランド「蛙のガリアード」
- W.バード「ウイロビー卿のご帰還」
- J.ダウランド「メランコリー・ガリアード」
- 作者不祥「4つのスコットランド民謡」
- F.カッティング編「グリーン・スリーヴス」
- J.ダウランド「ハンソン夫人のパフ」
- A.ル・ロア「3つの宮廷ダンス」
- パドゥアーナ
- パッサメッゾ
- ブランル・ゲイ
- H.ノイジドラー「イタリア舞曲と後奏舞曲」
- P.アテニャン「バスダンス"マグダレーナ"」
- J.ダウランド「ファンタジー」
- P.アテニャン(濱田三彦編)「花咲く命あるかぎり」
- P.アテニャン「サルタレロ」
- J.ダウランド「涙のパヴァン」
- J.A.ダルツァ「スペイン風カラータ」
- J.A.ダルツァ「サルタレロ」
1994年5月と9月、秩父ミューズパーク音楽堂にて録音。
★1st Single 1996年3月23日発売
『過ぎ去りしトレモロ』
ビクターエンタテイメント VIDC-1 税込\948
- J.S.バッハ(村治佳織編)「メヌエット BWV Anh.114」
- A.バリオス「過ぎ去りしトレモロ」
- J.W.デュアート編「グリーン・スリーヴス」
- J.ペルナンブーコ「鐘のひびき」
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1996年1月10日、ビクタースタジオにて録音。
「どうして私はギターを弾いているんだろう」
私は最近、自分にこんな問いかけをしています。好きだからと言ってしまえばそれで片付くことなんだけど、何となくそれでは納得いかない・・・。人が何かを始めるとき、そこにはきっかけがあります。ギターを始める場合だったら"ビートルズ・ファンだったから""禁じられた遊びを弾きたいから"。でも私がビートルズや禁じられた遊びを知ったのはギターを始めたずっと後でした。私にとって、ギターは全く不思議な存在で、私の記憶の最初から最後までどの部分をとっても金太郎飴の如くどこにでも出現してきてしまうのです。
CDやコンサートで素晴らしい音楽をきくと、何て表現豊かで全てを包み込んでくれるのだろうかといつも感動します。でも、私が実際にギターを手にしてみると自分の未熟さが身にしみて途方に暮れる時もしばしばで・・・。それでも結局ギターが好きという気持ちが勝つのでまた弾き始めるのです。
もしも音楽大好きの皆さんが、ギターも好きだったりしたら・・・私はとてもうれしいです。
〜ジャケット裏の村治佳織さんの文章より引用〜
★3rd Album 1996年7月24日発売
『シンフォニア』
ビクターエンタテイメント VICC-186 税込\3059
- D.スカルラッティ(C.バルエコ編)「ソナタ K.380/L.23」
- D.スカルラッティ(C.B.リマ編)「ソナタ K.391/L.79」
- D.スカルラッティ(L.ブローウェル編)「ソナタ K.146/L.349」
- J.S.バッハ(村治佳織編)「メヌエット BWV Anh.114」
- J.S.バッハ(村治佳織編)「メヌエット BWV Anh.115」
- J.S.バッハ(村治佳織編)「シンフォニア」
- D.スカルラッティ(L.ブローウェル編)「ソナタ K.1/L.366」
- D.スカルラッティ(E.プジョール編)「ソナタ"田園" K.9/L.413」
- D.スカルラッティ(A.セゴビア編)「ソナタ K.11/L.352」
- D.スカルラッティ(R.アンディア編)「ソナタ K.262/L.446」
- ヘンデル(福田進一編)「ソナタ OP.1-15」
- Ph.E.バッハ(村治佳織編)「マーチ BWV Anh.122」
- Ph.E.バッハ(村治佳織編)「ポロネーズ BWV Anh.125」
- Ph.E.バッハ(村治佳織編)「マーチ BWV Anh.124」
- J.S.バッハ(村治佳織編)「ミュゼット BWV Anh.126」
- ヘンデル(村治佳織編)「オンブラ・マイ・フ」
1996年3月、秩父ミューズパーク音楽堂にて録音。
★4th Album 1997年11月21日発売
『パストラル』
ビクターエンタテイメント 通常盤:VICC-60034 税込\3045 xrcd2盤:VICC-60135 税込\3885
- ロドリーゴ「ヘネラリーフェのほとり」
- ロドリーゴ「古風なテイエント」
- ロドリーゴ「ソナタ・ジョコーサ」
- ロドリーゴ「小麦畑で」
- ロドリーゴ「ファンタンゴ」
- ロドリーゴ「パッサカリア」
- ロドリーゴ「サパテアード」
- ロドリーゴ「春の小鳥」
- ロドリーゴ「遥かなるサラバンド」
- ロドリーゴ「祈りと踊り」
- ロドリーゴ「パストラル」
1996年7月〜8月、秩父ミューズパーク音楽堂にて録音。
「レコーディングを終えて」
この間4枚目となるアルバムのレコーディングが終わりました。この間といってもパリにくる一週間前、7月末から8月にかけての3日間です。このレコーディングが済むまではそのことで私の頭はいっぱい。どうしても留学の準備をする気がおこらず、その後の一週間は嵐のように過ぎ去りました。パッキングは出発の1日前にやった程です。
それはさておき、次のアルバムは今までの3つのアルバムとはガラッと変わりロドリーゴの作品集。ロドリーゴといえばかの有名なアランフェス協奏曲の作曲者ですが、それ以外のソロのギター曲となるとあまり聞かれたことの無い方が多いのではないでしょうか。だからアランフェス以外にもこんなにすばらしい曲があるということを知っていただきたい、加えてこれまでの私のアルバムは編曲作品が多かったので次はギターのオリジナル作品を弾きたい、そして一人の作曲家に焦点をあてて勉強してみたい・・・。こう考えると私の頭の中にロドリーゴ以外は浮かばなかったのです。
選曲から自分でやり(要所要所で常にまわりの方々に助けられていることは今までと変わりないのですが)、今回は今まで以上に自分のアルバムを作っているんだという意識が強くなりました。
レコーディングの3日間はお昼とおやつ(?!)をはさみ朝から晩までロドリーゴ、ロドリーゴ・・・そしてどれもこれも難曲ばかり。不協音の多い”ロドリーゴトーン”は普段あまり使わない左手の押さえ方を要し、指を広げなくてはならないことが多いのです。自分で選んでおきながら「難しすぎるよー」と心の中で叫んだときもありました。
でもスペインの情熱とクールさやシリアスな部分をあわせ持つロドリーゴ作品の雰囲気は昔から大好きだったので、それらをレコーディングできるうれしさのほうがおおいに勝り、大きな充実感を残して全11曲を弾きおえました。
〜宣伝用チラシ裏面にある村治佳織さんのパリ手記より引用〜
★5th Album 1998年11月21日発売
『カヴァティーナ』
ビクターエンタテイメント 通常盤:VICC-60104 税込\3045 xrcd2盤:VICC-60134 税込\3885
- A.ヨーク「サンバースト」
- A.バリオス「森に夢みる」
- S.サグレーラス「はちすずめ」
- A.ラウロ(A.ディアス編)「ベネズエラ風ワルツ 第3番」
- M.プホール「あるタンゴ弾きへの哀歌」
- S.マイヤーズ(J.ウイリアムズ編)「カヴァティーナ」
- A.ラウロ(A.ディアス編)「ベネズエラ風ワルツ 第2番」
- L.プローウェル「黒いデカメロン」
- A.ヨーク「ララバイ」
- R.ロジャース(B.スターク&佐藤弘和編)「マイ・フェイバリット・シングス」
- B.テルソン(B.スターク&佐藤弘和編)「コーリング・ユー」
★6th Album 2000年3月23日発売
『アランフェス協奏曲』
ビクターエンタテイメント 通常盤:VICC-60154 税込\3045 xrcd2盤:VICC-60192 税込\3885
- ロドリーゴ「アランフェス協奏曲」
- アーノルド「ギターと弦楽のためのセレナード」
- カステルヌオーヴォ=テデスコ「ギター協奏曲 第1番 ニ長調 Op.99」
- ディアンス「タンゴ・アン・スカイ」(ギターと弦楽合奏版)
共演:山下一史指揮新日本フィルハーモニー交響楽団
1999年12月28〜30日、すみだトリフォニーホールにて録音
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