霊感商法で統一協会と信者に賠償命令−東京地裁

2000.4.25登録

 違法な霊感商法で高価な多宝塔やニンジン濃縮液を霊感商法で買わされた東京都内の女性(76)が、宗教法人「世界基督教統一神霊協会」(統一協会)と勧誘信者に約8300万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁は24日、約7600万円の支払いを命じました。高田健一裁判長は「販売方法は社会通念上、相当とは言えず、明らかに違法」と述べました。原告側弁護団によると、霊感商法で統一教会に賠償を命じた判決は全国で2例目です。
 判決によると、原告は1986年1月、手相を見るなどと言って自宅を訪れた女性信者に勧められ、3万円で印鑑を購入。その後、「購入しないと家族に不幸が起きる」などと言われ、10月までに約4300万円の多宝塔や約2100万円の釈迦塔、約1400万円のにんじん液を、夫の遺産の株を売却するなどして次々に購入させられました。統一協会と物品を販売する信者組織との関係が争点になり、判決は、統一協会の創始者が再三、信者に資金集めを指示し、利益の大部分も統一協会のものになっていたと指摘、「実質的な指揮監督関係がある」と判断して協会側の組織的な指示を明確に認め、「統一協会も使用者責任を負い、賠償する義務がある」と述べました。

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