浅見定雄さんが証言と講演

1999.8.16登録

青春裁判・浅見証言で被害が鮮明に

 7月23日午後、統一協会の被害をなくそうと元協会員が訴えた「青春を返せ裁判」の控訴審が、広島高裁岡山支部でひらかれました。
 宗教学者で、カルト問題を研究している浅見定雄東北学院大学講師が証人として出廷し、河田弁護士の質問に概要次のように答えました。
−私の研究対象は、第一分野が旧約聖書で、第二分野が新宗教・カルトです。著書『統一協会=原理運動』の「いわゆる洗脳の仕組み」が、実質的には日本で最初のマインド・コントロール論でした。  カルトの問題は人権問題であり、宗教問題ではありません。一審判決がしているマインド・コントロールの定義は、これまでこのような定義はされたことがなく、失笑するような内容です。マインド・コントロールについては、「人間の信念体系の変容」として西田論文が書かれて、心理学会で認められてきました。人間の一生を台なしにするこの問題を、きちんと裁かなくてはなりません。−
 つづいて、統一協会側の鐘築弁護士が質問し、浅見証人が偏見をもっているかのように、また控訴人A男さんが自らの意思で統一協会に入会したかのように印象づけようとしましたが、徒労に終わり、逆にA男さんがマインド・コントロールされていたことが鮮明になりました。
 次回(一一月二六日午後二時)は、統一協会側の学者証人への尋問が行われます。

浅見講演会に60人参加

 「青春を返せ裁判」を支援する会は7月23日夜、岡山弁護士会館で浅見定雄さんの講演会『ハルマゲドンとカルト宗教』をひらき、支援者や被害者ら約60人が参加しました。
 浅見さんは、日本のマスコミが大々的に取り上げてきた「ノストラダムスの予言」に対し、ノストラダムスの詩と聖書の内容にふれ、「いまは二〇世紀末だが『終末』ではない」、「若者がハルマゲドンを信じるのは、夢も希望ももてない日本社会に問題がある」と話しました。
 また、カルト宗教について「日本国憲法で保障されている基本的人権を、宗教を利用して侵すものだ」と指摘しました。

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