青春を返せ裁判Bに判決が出ました

1999.3.29登録(3/31補筆)

 3月24日、倉敷市のB子さんが原告となった「青春を返せ裁判」の判決が岡山地裁(小沢一郎裁判長)で出され、原告の訴えが退けられました。
 原告は、1990年1月、「青年サークル」と名乗るアンケートに答えたことから、ビデオセンターに連れ込まれ、「感動的」なビデオを見せられてから、「宗教」であることを隠したまま、理想と恐怖を植え込まれ、心理的に逆らえなくなった状態で統一協会に入会させられ、全財産を献金させられました。そして、「しんぜん会」と名乗っての募金集め、珍味売り、保守系議員の選挙応援などに従事させられました。
 1992年7月に家族に保護されて脱会し、93年7月にリハビリ中でしたが提訴しました。
 判決では、統一協会の「信者組織がビデオセンターなどを運営していた。統一協会は信者組織の活動に責任はない」という主張に対しては、「被告においても信者組織に対する実質的な指揮監督関係がある」としました。しかし、「当初被告の名称や被告の伝道活動(勧誘)であることが秘匿されていた点は、一般的に見れば問題がないわけではないが、本件における原告への勧誘の態様としては、これをもって違法とまでいうことはできない」と述べ、各種セミナー等における勧誘、教化についても同様に「教団名や文鮮明の名前を明かさなかった点では道義上の問題を残すけれども」、「いまだ社会的相当性を逸脱したものであるとまではいうことができない」としました。献金の勧誘については、「多少なりとも吉凶禍福や先祖の因縁話、霊界の話等が説かれる場合が多く、そのような言を用いて献金を求める行為一般を違法であると断じることは宗教に対する過度の干渉となるので許されないと解すべきであり、本件のそれが特に社会常識を逸脱したものとまではいえない」、「献金額等その態様についてみても、原告の年齢や収入等に比して社会常識に反するものとまでは認められない」と述べています。
 判決報告集会で河田弁護士は、とうてい納得できない内容だ」などと判決を批判しました。
 原告のB子さんは、「A男さんと同じ裁判官だったので、ある程度予想はしていました。私が言いたかったことは言ったつもりです。人が人を裁くことができるのか、疑問を感じています。控訴については、じっくり考えてみたい」と述べました。
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