岡山地裁が証人再申請を却下

1998.10.15登録

 10月14日午前、岡山地裁(小沢一郎裁判長)で、原告B子さんの青春を返せ裁判が行われました。
 今回は、右陪席裁判官が交替したことに伴う「弁論更新手続き」として、これまでの裁判の中で主張してきたことをまとめて新任裁判官に伝える、陳述が行われました。
最初にB子さんが、用意してきた意見陳述書にもとづいて、正体を隠して勧誘され、ビデオを見せられたこと、植え付けられた恐怖心と長時間の執拗な「説得」で全財産を献金させられたこと、用意された(しかし本人には知らせない)教育プログラムによって文鮮明の絶対服従者にされたこと、そして自分も、正体を隠した集金活動や伝道活動をさせられたこと、したがって、統一協会の実態や、人格を破壊するマインド・コントロールの解明が重要であることなどを述べました。
 次に、河田英正弁護士が意見陳述として、この裁判は宗教の教理の当否を問題にしているのではなく信教の自由を侵すものではないこと、統一協会は霊感商法などで全国的に莫大な被害を及ぼしていること、その被害を及ぼす原因にマインド・コントロールがあること、したがって、マインド・コントロールや統一協会の実態を解明する研究者証人の採用は不可欠であるなどと述べました。
 証人採用の必要性が誰の目にも明らかになった中で、原告側が西田公昭さん(社会心理学者)と浅見定雄さん(宗教学者)の証人採用を再申請しましたが、裁判所は15分間休廷して合議して、結局は申請を却下してしまいました。そして、次回(12月16日13時から)に最終意見陳述を行い結審することになりました。

 閉廷後に原告支援者が集会をひらきました。
 B子さんは、今回が最後の発言機会だと思って、内容を何度も考えて臨んだが、裁判官は何で調べようとしないのか、むなしくなります、と述べました。支援者たちは、「納得できない決定だ」、「陳述を準備した原告の努力は大変だっただろう」、「全国で訴えていることで、統一協会が好き勝手できない力になっている」、「そのまま却下させないで合議させたのも原告や我々の成果だ」などと発言しました。最後にB子さんは、参加者の励ましに感謝の言葉を述べ、「今後とも訴え続けたい」と述べました。


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