岡大ジャーナル−Tさんの体験から−

1997.8.30登録

 8月18日夜、9時すぎ、若い女性からの電話があった。
「わたしたちは岡大の新聞部で、岡大ジャーナルという新聞を出しています。先輩にぜひ読んでいただきたいと思いまして−」
 そして1カ月1回発行、10カ月分が1万円だという。
「先輩のご協力をお願いします。まあ、カンパのようなおつもりで、先輩、よろしくお願いします」
 私は見本も見ずにそんな話にのれないといって電話をきった。
 8月22日、青春裁判を支援する会にこのことを話したら、「そりゃ、統一協会じゃ」とのこと。
 帰宅して、岡大学生部へ電話する。
「岡大の名をつけた、タカリみたいなマネをさせないでください」と。
 電話にでた女性は
「岡大にそんなものはありません、関係ありません」と、そっけない返事。私以外からも抗議や問い合わせがいっているのかも。

 8月25日、朝10時半、近くの公民館で岡大同期生のKさんとしゃべっていて、彼女がぽろっと「今、郵便局で、岡大の新聞部のために1万円送金してきたところ」という。「そりゃ、統一協会じゃが」と私。Kさんは顔色を変えた。
「統一協会には恨みがある。わたしの教え子がそれに入って、よその国へ行かされてしもうた。行かなければ今ごろいい教師になっているはずなのに」
 彼女はすぐ郵便局へ電話して送金を止めてもらった。
「Tさん、本当にありがとう。どうも、先輩、先輩、といわれると弱いんよね」
 彼女は、ほっとしながら苦笑していた。
 その後、たまたま会った同期生たちによると、ほとんど電話があったようだ、とのこと。
「定年になって、少々哀愁を感じる年代、先輩、と呼びかけられると、ホロッとして身内意識がでてついだまされるのかも。わたしは興味ありません、と断ったけど」と言う人もいる。
 どこまでも「だまされる材料」はころがっているものだ。


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