統一協会の合同結婚式に抗議する集会ひらく

1997.11.26登録

 11月25日、岡山市駅前町の「桃花苑」で、統一協会の合同結婚式に抗議する集会がひらかれました。集会では、「青春を返せ裁判」弁護団の河田英正弁護士、被害者の救出活動をつづける高山正治牧師、元信者のNさんが、合同結婚式や統一協会に関することをそれぞれ報告しました。

 河田弁護士は、元信者が訴えた「青春を返せ裁判」のなかで、統一協会はアンケートでだまし、文化講座(ビデオセンター)でだまし、占い師でだまし、修練会でだまして、財産も人生も奪ってきた。これが違法でなくて何であろうと思う。献金の被害者も最高裁で勝訴が確定しています。負けることのできない裁判です、と述べました。

 高山牧師は、過去の合同結婚式もふり返りながら次のようにのべました。
 統一協会・文鮮明は、「宗教の時代は終わった」として、団体名も「世界平和家庭連合」に換えてきている。「統一協会」の評判が余りにも悪くなりすぎたためだろう。
 「真の家庭運動」の(不倫をしない)署名を信者に集めさせ、合同結婚の参加者数にかぞえているが、水の中に牛乳を1滴垂らして「これが牛乳だ」といっているような、詐欺的な水増しだ。
 署名をし、ワインを飲まされたという相談が増えている。ある、ワインを飲まされた女性は、電話で相談し、来所して1〜2時間説明を聞き安心して帰ったが、また不安になって、何回も電話してきている。ノイローゼ状態になっている。
 文は、3600万双の次は3億6000万双で、その次は36億双と、今世紀中は署名集めが中心だとしている。そして、生きている間に「全世界を祝福した」と宣言して、世界の支配者となる野望を実現したいのだろう。そんな狂気の命令に服従し、身も心もズタズタにされる信者が、一人でも多く救出されるよう祈っている。

 元信者で、95年の36万双に参加した経験を持つNさんは、次のように述べました。
 90年10月に、路傍アンケートで誘われ、「サークルがある」、「国際情勢の講演がある」と言われて参加した。話しを聞き、世界が本当に動いているんだと思った。そこに聖書が置いてあったので安心した。
 祖母が亡くなったとき、「これは因果関係がある」と仏教的なことを言われた。そうして、家族に災いが起こるなどと恐怖心を植え付けられていった。
 自宅から通いながら活動した。世間の結婚があまり幸せでないことも聞くなかで、合同結婚式は素晴らしいと思わされていた。36万双のときは、参加条件が少し緩やかになっていた。以前の「3人以上の伝道」は、「伝道を少しでもしていればいい」となっていた。結婚式が近づくと、仕事を辞めて、伝道と募金に励んでいた。
 95年の36万双に参加した。当日は台風がきて洪水もあったが、こんなこともあると聞かされていたので、かえって活動への確信になった。私の相手が韓国人だったので、日本人同士のカップルより待遇がよかった。石材屋の倉庫に宿泊し、水浸しになって濡れながら参加した人もいた。統一協会では、家庭などの完ぺきな姿を追求しなければならなかったので、実際にはしんどい思いがあった。やめて、そうでなくていいと分かったので安心した。
 以前の3万双や、36万双の合同結婚式の後は、ノルマがゆるめられる「恩赦」のようなものがあった。
 今の、署名で祝福をするというやり方は、平信徒でもできるので、長く活動してきた人には不満も出るだろうが、苦労したくないと思う人は、それではつまづかないだろう。最近は、統一協会の分派ができていて、私の霊の親も分派活動に入り、統一協会の問題点を聞かされていた。牧師さんから統一協会の実態を聞かされたとき、「そんなことは知っている」と、脱会のきっかけができにくかった。他の脱会者からの話しかけには、心が通じあえた。そして、「すべてを神にゆだねよう」と思い、やめることができた。
 つらい経験だったが、脱会する過程で、家族の会話が戻ってきた。  

最後に、「合同結婚式は、誇大妄想と金集めの詐欺的な儀式であり、違憲で許されないものである」と、参加者全員が抗議の意思を確認しました。


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