東京地裁が献金を勧誘した統一協会に賠償命令

1997.10.25登録

 10月24日、東京地裁(江見弘武裁判長)は統一協会に対し、 「先祖の因縁で長男が危ない」などと言って献金させた横浜市の主婦(39)に 献金の全額2310万円と 弁護士費用230万円を支払うよう命じる判決を下しました。
 判決によると、主婦は1991年10月、知人の紹介で訪れた統一協会信者から 「厄年」にさしかかっているなどとして運勢鑑定を勧められ、 自己啓発センターを装った「横浜フォーラム」に入会。 複数の信者から亡くなった主婦の祖父母、 両親らの因縁で主婦の子どもらが早死にするなどと説かれ 「先祖解放祭」と称する儀式を受けました。
 その上で、信者らは主婦から支払い可能な金額を聞き出し 「本来出家しなければならないが、精いっぱい献金し、 財産を清めればいい」などと強く勧め、主婦は12月、統一協会に入会し、 定期預金を解約するなどして2100万円を献金。 92年2月にも210万円を献金するなどしました。
 江見裁判長は「献金しなければ、肉親に重大な害が生じるなどと伝え、 多額の金銭を得ることは社会的に許されず、 違法な勧誘で不法行為に当たる」との判決理由を示しました。

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