根岸~新鶴間 D3 (70~200ミリ)
2011年7月の新潟・福島豪雨の影響で会津川口~只見間が不通になり昨年の運転は中止になりました。秋の只見線は2年ぶりになります。
2012年の運転は10月27、28日の2日間、真岡鉄道のC11325号機が3両の旧客を牽引し「SL只見線奥会津号」として運転されました。
只見駅までは不通のため、今年の運転は会津若松~会津川口間の折り返し運転になり、川口駅の転車台が復活しました。
27日午前5時前に家を出て東北道を北上、羽生IC付近でトラックが横転していて大渋滞に巻き込まれるも何とか会津に到着しました。
会津盆地は朝モヤに包まれていました。俯瞰はあきらめて根岸駅近くの春日神社に向かいます。

風は弱く、紅葉からの木漏れ日(写真左)を狙いました。でも予定時刻になってもSLは来ません。

8時30分頃、事件がありました。
西若松~本郷間の大川橋梁でSLの撮影のため訪れた鉄道ファンが、橋桁にロープを渡して自殺した遺体を発見し警察に通報しました。
現場検証、遺体搬送のため警察が大川橋梁に入ったため、SL只見線奥会津号(9425レ)は西若松駅で待機。46分遅れで運転が再開されたのでした。
春日神社で待たされている間に東風が強くなってきました。紅葉がハラハラと落ちて行きます。
狙っていた紅葉が落ち葉になった頃、SLがやって来ました。(写真右)根岸~新鶴間 D200(28ミリ)

鉄友のつてをたよって撮影をお願いしていた、第二只見橋梁の俯瞰場所に向かいます。


「紅葉の第二只見橋梁」 宮下~早戸間 D200(70~200ミリ)
今日の撮影は赤の発色がすばらしいD200をメインに撮影することにします。シーモスのD3はサブ機です。
9425レの撮影はここで終了して宮下の道の駅で昼食にしました。

9430レの撮影のため檜原の第一只見橋梁の下流に向かいます。


柳津発電所の補修のため水がたまっておりませんでした。20メートルもある崖が剥きだしになり、その下には河原までありました。

「紅葉の第一只見橋梁」 西方~檜原間 D200(70~200ミリ)
爆煙で9430レがやって来ました。風向きで煙りが上流に流れ客車が浮き上がって見えます。

林道を使い、会津盆地に向かいます。
今回の狙いは、美里町の西側の斜面に昨年完成した八木沢公園からの望遠ズームでの俯瞰撮影です。
公園に着くと赤くなった雄国連峰、磐梯山、背炙山、会津若松市街と180度見渡せました。
三脚に200~400ミリの望遠ズームを付けたD7000、70~200ミリを付けたD200をセットします。

日が西に傾く頃。黒煙を引きながら9430レが新鶴方面からやって来ました。 D7000(200~400ミリ)


雄国連峰をバックに根岸から高田方面に向かう9430レ D7000(200~400ミリ)



「磐梯山」 D200(70~200ミり)


夕日を浴びてC11325号機が金色に輝きました。
遠くに会津若松市街、右上に鶴ヶ城が見えます。 D7000(200~400ミリ) 

新鶴Pから磐越道に入り帰路につきました。


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