2014年4月13日 今年もすばらしい風景に出会いました。

真岡鉄道 北真岡付近 (6002レ)




2014年1月15日 C58239号機の試運転が始まりました。

新前橋駅を発車するC58239号機(試9738列車)


C58239号機は1940年(昭和15年)に川崎車両で製造され新制配置は名古屋局でした。1943年に宮古機関区に転属し晩年まで山田線、岩泉線で活躍致しました。
1970年(昭和45年)2月28日の「山田線、さよならSL」を牽引したのもこの機関車で、1972年5月に廃車となり盛岡市の岩手県営運動公園に静態保存されておりました。
2012年、JR東日本では2011年3月11日の東日本大震災後、荒廃した東北地区の観光面からの復興支援、および地域の活性化を目的としてSL牽引の列車「SL銀河」を釜石線で運転する計画を発表しました。機関車は地域になじみの深いSL、保存状態の良いC58239号機に白羽の矢が当たりました。
2012年12月10日、JR 東日本大宮総合車両センターで着工式が執り行われ、復活に向けての修理が始まりました。
2013年12月13日に復元落成、年末まで大宮駅構内試運転線で試運転。SL試運転のノウハウがある高崎機関区に回送、2014年1月15日より本線試運転が始まりました。





東日本大震災で犠牲になられた方々とご遺族に、深くお悔やみを申し上げます。
被害に遭われたみなさまにも、心よりお見舞い申し上げます。



1978年5月から、C5816号機はここ宮城県南三陸町志津川の松原公園に静態保存されておりました。
2011年3月11日の大地震による津波が襲うまでは、この周辺は松林に囲まれていたという。
今では一面の瓦礫の中に、ボコボコになった75トンの車体が50メートルも流され横たわっておりました。
根本がひとかかえもある松が、津波にさらわれ1mから上を引きちぎられていました。
10mもある大きな松が幹をそがれ、てっぺんだけに松葉を残して傾いておりました。
津波の恐ろしさ、自然災害のとてつもない力を、かいま見た気が致しました。
2011年4月4日


現役時代のC5816号機  1973年10月 会津若松

C5816号機は1974年6月まで会津若松で働いていました。会津若松駅前の大町公園に静態保存される予定でおりましたが、当時の会津では「動かねえSLは死せる鉄のかたまり、走り続けてこそSL、SLを残せ」をスローガンに、会津のSL在続運動を繰り広げていました。結局、会津ッポの頑固さが会津での静態保存を阻止しました。二休車のC5816号機は4年間近くも会津若松機関庫の4番線で引き取り手を待ちすごすはめになったのです。1978年5月に気仙沼線全通記念として志津川町(現・南三陸町)に静態保存される事が決まりました。1978年4月10日、C5816号機は長い間保管(車籍無し)されていた機関庫から引き出され、ED77に牽かれ本線回送で宮城県志津川町に旅立って行きました。
東北の太平洋岸の復興と、志津川町で被災したC5816号機の復元を祈ずにはいられない。

*2012年7月、C5816号機は残念ながら解体されました。


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