三菱ふそう エアロエース (M06) 2019モデルチェンジ

2019年2月21日に発表された2019年型エアロエースではフェイスリフトが実施された。
2019年4月頃から順次、世に出始めたが、5月1日の改元前後に登場した新しいフロントデザインということもあり
新顔エアロエースと呼ばれることが多いが、「令和顔」とも呼ばれることもある。
東京空港交通では7月末に初ロット5台が昭和島に納車され8月2日より運行を開始した。

安全面ではミリ波レーダー装置がフロントバンパー部だけでなく、左横にも新たに設置(アクティブ・サイドガード・アシスト)されたことで、左折時などの巻き込みに対しても検知が可能になった。
左折または左ウィンカー作動時に検知した場合はインパネ左側にある△ランプとメーター内警告表示が赤点灯し、シートバイブレーターも作動する仕組み。
走行中に左側方で走行物を感知した場合は△ランプが黄色点灯する。



(2TG-MS06GP)

2019年8月に入り運行を開始した「令和顔」エアロエース。
成田線を一往復した後、羽田から多摩・南大沢方面へ投入。
MS06の先行導入車L521も運行開始は成田線担当後調布・国分寺だったので多摩方面に何故か縁がある。
令和顔での新装備のLEDフォグランプも点灯中。
車内は従来のエアロエースと大きな変化はない。

品川230あ9552
522-90751M06
多摩センター

フロント部分の行灯まわりは「ふそうブラックベルト」デザインとなり黒が強調される形になったが、ライトに近い部分はオレンジ色のパネルが採用された。
新型LEDヘッドランプを装備。
サイドからFriendlyのロゴが消えた。
稼働初日の姿。

品川230あ9552
522-90751M06
多摩センター
運賃箱なしのトイレ付仕様だが、2018年12月納入のM06の一部と同様羽田線のHダイヤにも充当。
羽田線の運賃箱不要路線は限られるので目星をつけやすい。

523-90751M06
品川230あ9553
3番バゲージルームと後輪の間に装備された黒い長方形の装置がアクティブ・サイドガード・アシストのミリ波レーダー装置。
左側面を検知する。

L523
アクティブサイドガードアシストの車内側は標準では運転席内部左側に警告ランプがつくがリムジンバスでは視認性を考えサイドミラーの部分にとりつけ、ミラーをみながら判断が可能となっている。障害物を検知すると黄色。ウィンカーやステアリング操作で赤点灯となる。シートバイブレーターとも連動している。
ドライバー異常時対応システムEDSSの乗客側の非常ブレーキ装置は最前列に取り付けられている。

L973
メトロファミリーパークに展示されたエアロエースでは何度かEDSSが操作されてしまうことがあり車内で赤ランプが点灯。
それほど派手な点滅ではなかった。

L973