:東京空港交通 成田空港深夜便

日本の航空業界でLCC元年となった2012年。
長らくJAL、ANAで細々と運航していた国際線接続を目的とした成田空港の国内線がLCC中心に一気に増強された。
一足早く、2011.10.30 スカイマーク 成田空港線運航開始
2012.3.1 Peach Aviation 関西空港ベース
2012.7.3 ジェットスター・ジャパン 成田空港ベース
2012.8.1 エアアジア・ジャパン 成田空港ベース
2013.12.20からはエアアジア・ジャパンにかわりバニラ・エアが設立。(早朝便減少)
と相次ぎ、早朝6:00発の出発便も登場し今までとは違うニーズが発生してきた。

関西空港では2012.5,8より深夜到着便対応のバスを運行開始し好評を博していた。

当初LCCは深夜・早朝便が多く、これらの便に対してのアクセスが検討されていたが鉄道法の絡みもあり、
バスでの空港アクセスに白羽の矢が当たった。

■東京空港交通・リムジンバス 深夜便(トワイライト便) 池袋・新宿〜成田空港 (LCC対応深夜バス)・TCAT発19:00以降成田空港行
2012.8.17に新宿駅西口(1:30)〜成田空港第2ターミナル間の深夜便を運行開始。開業時は1000円のバスに対抗し2000円の運賃設定でデビューしたが、その後2500円に改められてしまった。
2013.3.20からは池袋駅西口(1:00)に延伸。その後バスタ開業に合わせ、新宿駅はバスタ新宿発に変更になった。
バスタ新宿ではこのバスが最終出発便となっている。(現在は池袋駅西口〜バスタ新宿〜成田空港の経路で運行)

2015.4.8からは成田空港着が第3ターミナルへ変更。2015.5.31までは酒々井PAでの休憩が設定されていたが第3ターミナル開業後は成田空港到着時間の調整も意味がなくなっていたため、、2015.6.1からは休憩なしで成田空港へ直行することとなった。

2013.7.17から品川・豊洲・東陽町発という便も繁忙期のみ設定されたが2014.9.15で運行休止となった。

また19:00以降TCAT発成田空港行が1000円で運行をしていた。
昼とは違い交通量の少ない深夜の新宿駅西口で出発を待つ成田空港行。
開業時は貸切乗務員によるAT車(L246)にて運行されていた。
成田からのクルー輸送、羽田からのクルー輸送を終えた後、深夜便を担当するダイヤであった。
現在はバスタ新宿に発車場所が変わっている。

千葉200か1627
246-60450R2
2013.3.20からは池袋駅西口に延伸。このダイヤ改正から路線乗務員に引き継がれた。
この日は大栄車庫に2台しかいない虎の子ガーラが充当。
大栄車両には運賃箱がないため、新宿駅係員にて集札が行われる。

成田200か512
252-20652RU
第3ターミナル開業前の第2ターミナル行の時はターミナルの開門時間の3:30前には到着ができなかったため、酒々井PAで時間調整の休憩があった。
東京空港交通での休憩は水戸・日立線の友部しかなく貴重な存在であった。双方とも現在はなくなっている。
2000円で運行していた際の深夜便の領収書。
酒々井PAでの休憩は東京シャトルも行っており、成田空港行深夜便が何台も止まっていた。
開放休憩をしないバスもあったが、バスの乗り間違いのないように配布されたカード
暗闇の中、酒々井PAに佇む、成田空港行深夜便のリムジンバス。
各車3:15に出発し、3:30着に成田空港へと向かっていた。
短期間だが運行された、品川・豊洲・東陽町発の成田空港行深夜便。
大井〜臨海副都心間も首都高を経由するというリムジンバスらしい経路であった。また東陽町発後は錦糸町ランプから7号・京葉道路ルートで運行されたのも特筆すべき点。
深夜の東陽町駅で出発待ちをする深夜便。
多くはPJエアロで運行された。

品川200か48
216-70442M86
TCAT19:00発以降の便は成田空港まで1000円で運行。
10列ゆったり座席のSuper Cabinで運行する便も多く、お得な設定となっている。

Super Cabin フェーズIVの車内。