日産/富士重工 (R5) 新スペースアロー リムジンバスでは96年以降集中導入をしていた日産・ユーロツアーが生産中止になることから、日産の後継車種になる新スペースアローが導入される事になった。 |
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黒バンパーの初期導入車。 2000年11月2001年2月に導入された初期車はトイレつき52人仕様。当初は昭和島に多く導入されたが、順次平和島にうつり、羽田からの地方路線に充当されていった。当初はユーロツアーを使用していた高崎・前橋、太田線もスペースアローに置き換えになった。 2001年2月までの車両は正面に行先表示LEDがついていない。 品川200か390 584-10252R5 |
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2001年2月までの納入車はリアにリアスポイラーが装備されているが、その後の車種はリアスポイラーは装備されなくなった。 黒バンパー時代はリアのバンパーも黒だった。 品川200か364 676-01152R5
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2001年4月には成田線用としてL517-520が昭和島に導入された。補助席のない42人仕様となった。 このロットは写真のように当初正面行先表示LEDがついていなかったが、その後LEDが設置された。 品川200か411 517-10442R5
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内外装で塗装変更がされるなか、2007年7月最後の方まで黒バンパーで残っていたL523。 リアスポイラーなし。 品川200か439 523-10642R5 |
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2001年秋に西武バスのイベントに参加したL520。9.11の影響で開業が遅れていた所沢〜羽田線の宣伝にやってきた。 昭和島所属のL520は平和島に移動する10年弱近く所沢線に入る事はなく、L638-639のエアロバスが開業時の所沢線専属となった。 この頃にはLEDも設置されたが、正面ガラス上部のグリーンスモークがされた場所に設置されたため少々見難い。2001.6導入車からはこの位置だけはスモークされていない。 品川200か414 520-10442R5 |
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2001年6月には箱崎事業所で当時は箱崎・臨海〜羽田を全便担当していた400番台の車両にサブエンジン型の車両が入った。数年後には秋葉原・豊洲・九段・池袋・津田沼・多摩センターなどにも進出したが、当時は箱崎・臨海・新宿・葛西程度しか担当していなかった。 トランク数が少ないが、羽田路線なので問題はない。 2001年6月の車両からはLEDが設置されたが、当初はLEDにカバーがなく、車内からみると銀色むき出しで設置されていた。 今は設定のない、夜の臨海・TCAT便に入るL413。 旅客さんも懐かしい白のシャツにオレンジのスカート姿。 品川200か444 413-10655R5 |
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2001.11月導入車からはデザインが大きく変わり、オレンジ一色のバンパーとなった。同時期に入った、エアロバス・セレガRもオレンジバンパーで納車された。 デビューしたてでピカピカのL527。成田空港行として新宿を出発。 品川200か496 527-11152R5 |
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成田空港でならぶ黒バンパーとオレンジバンパーのリムジンバスの1M。 左は東京駅・九段行(TCAT・東京駅・パレス・グラパレ)のL517 右は2004.9に閉館した羽田東急行(羽田空港経由) 2010年現在双方とも平和島所属だが、撮影時は昭和島所属。 品川200か411 517-10442R5 品川200か611 534-20452R5 |
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2001年4月以降納入車のリアにはリアスポイラーがない。 写真は白バンパーになった後のL520。 2001.11以降導入のオレンジバンパーの車両と下に出てくる内外装で塗装変更した車両は写真のような白バンパー姿。 品川200か414 520-10442R5 |
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2006年頃の内外装(再塗装)時から黒バンパー車は写真のようにオレンジバンパーにはなりきらず、パンダ目(ブラックべゼル)のオレンジバンパーとなった。 日の出前(4時台)に羽田空港行として出発を待つL578。 早朝の各地からの羽田空港行で「でこっぱち」は活躍した。華やかな空港とはまた違ったシーン。 品川200か1104 578-10252R5 和光市駅 |
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2006年頃の内外装(再塗装)時から黒バンパー車からパンダ目オレンジバンパーにならなくてはいけない中で何故か、オレンジバンパーに塗装変更されてしまったバスがある。 写真のL523とL524の2台だけが該当。 品川200か439 523-10642R5 |
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サブエンジン(屋根上に冷房がなく、トランクの位置に冷房装置がある)の400番台の車両も塗装変更された。 開設後箱崎事業所が全て担当している、秋葉原・目白系統。 2015年2月にエアロエースが代替で導入となり、廃車となった。これによりサブエンジンエアコンの車両がリムジンバスから全廃となった。 品川200か441 411-10655R5 |
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2012年9月に奇跡的に成田にあらわれたL412。 箱崎事業所のサブエンジン車(羽田線)のダイヤは余裕がなく、かつトランク容量も少ないサブエンジン車両が成田に来るのはめったにない(ほぼあり得ない)。 車両故障か何かで急きょ来たのか、増便でなく定期便での運行のようで、TCAT・芝行で折り返していった。 荷物室が一つ少ない珍客の登場に成田の係員もびっくり。 品川200か443 411-10655R5 |
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コックピット。 前期型車両はコクピット左側のバックアイが白黒のブラウン管型。(Panasonic製) 運賃箱と音声合成は新型に交換されている。 L411 |
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コックピット。 2011年には昭和島からデコッパチはいなくなり(2015年に復活)、平和島に移籍したため、殆ど車両には運賃箱がついている。(箱崎・大栄の成田線車両にはついていない) 音声合成は途中から新型に切り替えられたため、右の液晶が音声合成。運賃箱に半分隠れているのがバックアイと2つの液晶がある。 L532 |
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東京空港交通・リムジンバスの1Mは、ホイールパークブレーキが左側でなく、運転席右側についている。 ホイールパークの上には、照明の明暗調整装置がついており、見るからに操作しづらい感じ。 運賃箱の設置を意識して右側設置になってしまったのだろうか。 |
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車内のシートのモケットは内外装時にも変更されなかった。 床面は後期車両のデザイン。 L532 |
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リムジンバスのでこっぱちの車内 成田200か1009 LP25 |
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東京空港交通のでこっぱちの補助席。 平和島事業所所属の車両が52人定員の補助席付車両だった。 補助席も正座席と同じ柄となっている。 また前期車と後期車で床面の柄が異なるのがわかる。(L587は前期車両) 品川200か393 587-10252R5 |
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東京空港交通のでこっぱちの車内前方。 運転席部分が半円形の独特の形状をしている。 客席と運転席部分のダクトが半円形の丸みを帯びた形状をしており、ガラスの上の部分も丸みを帯びた形状になっている。このあたりが、外から見て「でこっぱち」といわれるようになった所以か。 品川200か1107 306-10642R5 |
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デコのフロント部分。 廃車間近のLP25での一枚。 LP25 2018.3.4 |
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車内照明まわりが他の車両と違い、おしゃれ。 青紫のデザインが施されている。 LP25 |
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でこっぱちのトイレ。 かなり狭いトイレとなっている。 L306 |
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リムジンバス長距離路線の申し子が「でこっぱち」。 水戸日立、前橋高崎、館林桐生、宇都宮方面などでも活躍をした。宇都宮は当初運賃箱不要だったため、セレガRのL694-695が充当されることもあったが、2006年9月に係員のいない佐野新都市に乗り入れてからは運賃箱付車両での運行となり「でこっぱち」運行比率も上がった。 中距離の多摩・埼玉方面はTRC所属の最後(2016年)まで活躍をした。 品川200か612 649-20452R5 佐野新都市(2009.10) |
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01152や10252の初期車両は、当初NRT1往復後に宇都宮線など遠距離線に入っておりNRTにも姿を見せていた。その後は運用形態がかわりNRTにはあまりあらわれず、羽田発着遠距離線で長らく活躍をしていたが、AT車や一旦は成田線用に入った2013年導入のエアロエースがすぐに運賃箱を取り付け遠距離線に投入されるようになったことで、最後に再び運賃箱を外され本線用車両として活躍の場が与えられた。2015.1時点では訓練車を除くとL586を残すのみとなっていたが、2015年年末に廃車となった。 品川200か391 585-10252R5 2014.7 |
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2015.3の中央環状線山手トンネル開通による羽田線ダイヤ改正の準備か、箱崎事業所のL305,306,311がL592,593,594となり、なんと「でこっぱち」が1台もいなくなっていた昭和島に本線用として転属となった。(かわりに箱崎にはSuper
Cabin3台が導入) 2015.2に箱崎のL310(補助なし)が流通のL518として転属したかと思えば、流通のL529(補助付き)が箱崎のL303となりでこっぱちが入れ替えられた。L303は300番台ながら羽田線用として運賃箱付となった。 品川200か1107 593-10442R5 |
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2014.12〜2015.1にユーロツアーのランプバスL806に変わり、でこっぱちがランプバスL807となった。元588号車。 乗降扉部分の車番は消されているが、10252R5だけは消されずに残っている。 TIAT〜JALビル間のクルー輸送を中心に運行されていたが、2017年前半には廃車となった。 品川200か394 807-10252R5 RJTT TATS 1074 |
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このL807(L588)の転属により、東京空港交通所属のユーロツアーは、貸切車両も路線車両もランプ車両も全て廃車となった。1996.11から18年1ヶ月に渡りリムジンバスの中心車両として活躍したことになる。 品川200か394 807-10252R5 RJTT TATS 1074 |
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昭和島から平和島に転属し活躍していたL533は2015.3〜運賃箱を付け羽田線用として昭和島に復帰後2016.12からLPSに転属。受委託車両L170として運行。 2017年末からは公式HPでもL170とLPSのLP25が最後の1Mとして(年度中に廃車予定)紹介された。L170は行灯も東京空港交通のままで原形をとどめる最後のでこっぱちだが、車内の無線機は受委託車両のためLPSのものに交換されている。 2017.12から始まった無料WIFIステッカーが取り付けられており、スマホがない時代にデビューした車両が頑張って時代についてきている感があり涙ぐましい。 成田200か1269 170-20452R5 (2018.1) |
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2018年に入りL170,LP25とも運用が公開されていたが、LPS所属車両はHND-TDR、HND-前橋程度しか運用がなく、LP25は運賃箱なし・古参車という点を考えるとHND-TDR増便しか運用に入る可能性がなかった。 そんな中2018.1.28にHND(2)9:05発の増便投入が公開された。TDLには9:25頃到着したことを考えると2ビルからの直行になったのだろうか。1月までということを考えると、ほぼこの運行が最後と思われる。 成田200か1009 LP25 |
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2018.1.28にHND9:05/10->TDR9:35/40の増便の為にLPS(大栄)からわざわざやってきたLP25。ディズニーシーで終了後、運動公園左折で回送されていった。 外見は写真でもわかるが、きれいな状態で、廃車間近の16年目の車両とは思えなかった。 このあと、2月9日にL170が廃車となった後、3月に入ってからHND-TDR定期便に充当され周囲を驚かせた。 成田200か1009 LP25 |
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2004年4月頃から新スペースアロー「でこっぱち」のフロントウィンドーの下側、丁度ワイパーブレードのあたりの位置にワイパーの形を切り抜いたような流線型のものが各車に装着された。まさか風きり?と思われたが、どうやら飛び石防止らしい。
わかりにくいが、上から車体の白塗装、フロントガラス、フロントガラスの黒色の部分にワイパー、そして車体の黒塗装、白塗装、オレンジ塗装と続くが、その「フロントガラスの黒色の部分にワイパー」がある部分を注目! |
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続いて、2004年秋にリヤのタイヤ後方にルーバーが増設。 バッテリーの熱を逃すための処置とか。 左が改造前、右が改造後の写真 西武バスのデコッパチには違う形のルーバーが増設されていた。 左: 品川200か601 |