日産/西工(R5)スペースアロー(L590)

富士重工のバスボディ事業が2002年度で撤退することになり、東京空港交通・リムジンバスでも、日産ディーゼル車両の架装が西日本車体(西工)製になった。
関西地区では西工はメジャーだが、2002年時点で関東地区では、まだまだマイナーな存在でありリムジンバスでの西工車登場も話題になった。

2002年10月に満を持してリムジンバスに西工(C-1ボディ)が登場!
お披露目は西武バス・大宮で開催されたイベントとなった。
先行で導入された試作仕様の車両の社番はL590。


量産型車両は2002年10月末に2台(L535-536)導入され、2003年から大量導入された。2003年車両からは窓ガラスに黒スモークが施されたため、黒スモークのない西工車両はL590、L535,536の3台のみ。

L590は納車時から電装系が弱いのか、車外・車内ともLED表示機が故障していることが多い。

KL-RA552RBN改の富士重工1Mと全く同じ形式。

2002年10月2日納車、4日登録。

590-21052R5
とR5の型式を継承

10/5の西武バス大宮のイベントで稼働前に一般公開

品川200か704
590-21052R5

L590の非公式側。
運転席側の590の社番の表示が
うまい位置に!

西工車より、オレンジバンパーの中でライト周り(ヘッドライトべゼル)が黒くなった。
オレンジバンパーになれていたので違和感あり。

2015.7 TDL
品川200か704
590-21052R5

西武バスイベント公開後は本線(成田線)用として早速運用に就いた。

NRT1PTB
2002.10

品川200か704
590-21052R5

どことなくライト周りが、セレガのようなガーラのような雰囲気
運転手側ミラーと車体の間に雨よけ?が装備
現物は、従来のR5に比べ、窓・トランクとも縦に長く(高さ)なったように見える

従来のR5になかったが、1列目座席下あたりに大きなオレンジのランプがついた(危険段差防止)

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590-21052R5

トランク内部の写真。

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590-21052R5
L590のリア。
590の文字は、内外装で塗装をし直した際に細いフォントになった。

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590-21052R5
座席数が52席のため軸重の関係から本線用として最後まで活躍するのかと思っていたら、2009年3月には運賃箱を設置し羽田線用に転用された。
写真は朝の中野駅サンプラザで出発を待つリムジンバスのL590。

品川200か704
590-21052R5
車内はハイバックのシートが並び、従来車両に比べて背もたれ含め、かなりの高さとなった。

2003年導入車からは前方のLEDが黒枠となったので、西工車でこのシルバー枠タイプのLEDはL590、535、536の3台のみ。

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590-21052R5
L590は最後部座席以外は補助席を装備。
量産車で補助席付の車両は50席仕様となったため、補助席が10席(正座席42席)の52席仕様はこのL590のみ。
量産車両では後部2列と最前部1列の補助席がなくなった。

シートモケットも量産車両から変更になったので、リムジンバスの西工車でこのモケット色はL590のみ。(ハイバックでこのモケットもL590のみ)

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590-21052R5
L590の補助席。

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590-21052R5
目立たないが、トイレはこんなマークが。

品川200か704
590-21052R5