パソコン部会ミニペックス出品作品 「バッハが残したもの」

 

JPSパソコン部会では部会員の作品を持ち寄った切手展「ミニペックス」を平成12年9月22日から9月24日にかけて東京の切手の博物館で開催しました。関西に住んでいる私は参観出来ませんでしたが、ちょうどバッハ没後250周年にあたり、何らかの形で展覧会に出品したいと考えていたので急遽参加を決定、この為に作品を新たに製作しました。

「バッハが残したもの」と言うのは、大作曲家ヨハン・セバスチャン・バッハ(1685-1750)の偉大な作品そのものは残念ながらバロックからロココ趣味に音楽の流行が移りゆき中で、禁欲的とも言えるバッハの音楽は忘れ去られてしまいましたが、それから100年近い年月を隔ててロマン派前期の作曲家シューマンやメンデルゾーン等によって再発見され、バッハの生前よりも評価される様になりました。また、バッハの作曲技法については地味ながらも古典派のみならず、前期ロマン派、後期ロマン派、そして20世紀音楽にまでの250年間生き続けました。

何よりもバッハの音楽が持つ深い精神性が20世紀の巨匠音楽家達やあの偉大な「密林の聖者」シュバイツァーのオルガン演奏等に活かされた事等バッハが私達に残して行ってくれたものを多岐に亘って広く取り上げたつもりです。また、あの気難しいしかめ面顔のバッハの肖像画も「バッハが残したもの」の一つですが、実際にバッハがどんな風貌をしていたのかは、限られた肖像画と遺骨を復元したものしかないのです。しかし、法医学的な復元により取り戻した生前の姿が肖像画と瓜二つであった事で聖トーマス教会改築の際に片隅から発見された遺骨がバッハその人であった事が確認された時の私達の驚きと喜びは何よりも素晴らしいものです。

21世紀の音楽にバッハがどの様な形で生き続けていくのか今後もしっかりと見続けて行きたいと思っています。

 

 

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