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切ってはいけない。
「切る」とは何でしょう。
形のあるものを二つに切ったり分けたり。
日常のどこにでもある普通の事。
はさみで切る。
野菜を切る。
とても便利だし必要な作業ね・・・でも。
切るというのはとても恐ろしいものでもあるの。
私たちの街と秩序
私たちが住む家は発電所等からエネルギーが送られてきて生活しているよね。
それぞれの家庭に電気やガスや水道がパイプ等によって毎日送られてくるのよ。
だから何不自由なく生活する事ができる。
そこには平和な日常や毎日があるの。
みんながルールを守って秩序ある街づくり、それが社会。
そこに秩序を守れない平和尾ミダス君が現れ暴れだす。
ミダス君はすぐにキレちゃうの。
ミダス君はなんでも切っちゃうの。
供給をしているパイプや線を途中で切ってしまったらその先の家庭は電気等のエネルギーが止まってしまってとても迷惑しちゃうわよね。モノは一度切ってしまったらもと戻すのはとても大変なの。いえ、もとはに戻らないのよ。

切らないで
これは柔らかい細胞組織
これに刃を当てて二つに切り離してみたらどうなるの・・・・・
切り離してみると中にぎっしりと組織や細胞がつまっているの。
近づいてよく見たら目に見えない神経の線が繋がっているの。
途中で切ってしまったら上のお家みたいに電気が途中までしか届かなくなってしまうの。
だから切ってはいけない。

だからナイフや包丁等で不注意で少し深く切ってしまったとしたら。
もう大変なんだから。体の中は大騒ぎよ。
伝達機能が失われて手の先まで脳からの指令が届かなくなるのよ。
神経が切れちゃったら中々元に戻らない。長い長いリハビリをしても完全にもとには戻らない。だから体を絶対に切ってはいけないの。刺してはいけないの
私たちのとても大切な体。世界でたった一つしか無いの。
私たち人の体はとても無防備で風船のように弱い。
その無防備なお腹には大切な大切な臓器が入っているの。
一つ一つの臓器はすべて必要なもの、そしてとても弱い。だからお腹は大事なの。
人の体は風船。とてもとても弱くて薄いもの。だから切ってはいけないの。
切ったり刺したりしたら人は動かなくなってしまうの。絶対絶対ダメなの。

人の身体は皮膚に覆われていてわからないけれど、中には無数にいろんな神経や筋肉が全身にはりめぐられているの。
心穏やかに暮らしていけるの?
人は自分の事がどれだけわかっているのでしょう。
自分の気持ちや衝動をどうやっておさえるのかしら。
嫌な出来事があってもそれを鎮めることができるのが人間であって理性。

ミダス君は嫌な事があったり頭に血が登ってしまうと自分が何をしているのか分からなくなってしまうの。
自分を押さえる事ができないままにやがてミダス君は人を刺してしまう・・・・
動かなくなってしまった人を見て初めて自分のしてしまった事の重大さに気が付く・・・
人が一人亡くなるとこんなにも多くの人たちが涙を流し悲しみ苦しむことになる。
被害者の家族、そして加害者の家族。自分のお母さんがむせぶように泣いている。
被害者の妹が泣いている。
幼い頃遊んでくれたおじいちゃん、おばあちゃんが泣いている、
おじさん家族もみんな泣いている。
泣叫ぶ家族。一生忘れない泣き声。
だから切ってはいけないし、刺してはいけない。
みんなの涙が多すぎて涙がバケツで溺れているよ。
涙で前が見えないよ・・・・・・・
だから切ってはいけないの。
簡単に切っちゃだめなの、
簡単に切らないで、
なんでもかんでも切るのはよくないの。

友達の絆を切らないで、
大切な家族の絆を切らないで、
自分の身体を切らないで、
大切な身体を傷つけないで、
薬を打たないで飲まないで、
カギはそこにあるからもうやめて、
もうやめて。
負けないで
みんな持ってるいろいろな重り。
良い事も悪い事もたくさん詰まっていてはずせない。はずしたくない
だから逃げる。逃げる、楽な方に逃げてしまうよ。
そんな心の隙間に悪しき魔物は入り込んでくる・・・・
攻撃されてもなすがまま。後はなすがままなの。
悪魔の前にひざまずく、そしてまた逃げるの?
やられっぱなしなの?
またキレちゃうの?
今日も明日も一年後も弱い心にやられっぱなしなの?
このままいいようにやられて人生終わっちゃうの?
今戦わないでいつ戦うのよ?

自分の力を心の底から信じないとだめ、
あなたは本当は強いの、負けないで!
どんな相手でも正面から戦って、ぶつかって、逃げないで、引かないで!
終わりに・・・・・・・・
切ると言う事はとても便利な事ですがとても危険な行為でもありますね。人の身体はとても弱いです、だから絶対切らないで、刺さないで、負けないで。・・・・・
を見せよう!
しまっておいて
人に
刃は


2007年10月28日更新・・・・・・御覧下さりありがとうございました。表現や内容を不快に感じてしまわれたのであればお詫び申し上げます。