駐車場
 普通車を5台くらい停められます。ここには、最近作られたきれいなトイレと、袈裟丸山に行く人たちのための登山者名簿ポスト、それと背中合わせに標識があります。そこからがけ崩れのために車両が通れなくなった林道を徒歩で7分ほど歩くと、塔の沢林道の終点。右手にを見ながら橋を渡り、いよいよ、袈裟丸山登山道「寝釈迦のみち」へ。駐車場から片道1.8Km、のんびり歩いて1時間ほどのコースです。

沢沿いの登山道
 梅雨時や、大雨の後は道が川になるところが、何ヵ所かありますが、その他のほとんどがよく整備された歩きやすい道です。また、迷いそうな所には木に巻きつけられたテープでマーキングしてあります。

 の所々にある小さな滝や左右の斜面に突き出した城壁のような巨石、あちこちに咲いているなどを見ながら進むと、沢から道が離れ、最後の案内標識があるあたりから、このルート一番の急斜面に。丸太で土止めされた階段を上りつめると、表紙に掲げた「寝釈迦と相輪塔」の云われが彫られた石板が。その背後の岩山の上が、目的地です。

寝釈迦
 取り敢えず、写真をどうぞ。いつ、だれが、どんな目的で、どういう状況下で作ったのだろう。最初に来た時は、しばし絶句。  気を取り直して、「寝釈迦」が向いている方向を見ますと・・・。

相輪塔
 「寝釈迦」の岩山を下りて、梅雨時や大雨の後水没するベンチ脇を通り沢を徒渉して、斜面に作られたトイレの下を通る踏み分け道を5分足らず。降雨後だと滑りやすく、要注意。ここらの山々はカモシカが生息するそうです。足跡を発見。

 急な斜面からどーんと突き出た「相輪塔」の周囲には小さな石仏があちこちにあります。

後記
 全国的に有名になるほど、大袈裟なものではないですが、近くを通ることがあったらぜひ立ち寄って見て下さい。汗をかいて上るだけの価値は十分にあります。また、そこから足を伸ばして袈裟丸山方面に行くと「しゃくなげ」で有名(地元では)なところがあるそうです。ちなみに、今回のルートを使うと袈裟丸山まで往復7時間半。いつか、機会を見つけて行ってみようと思っています。

 最後に4月中旬、日光に行く際、私の気まぐれに快く乗ってくれたばかりか、写真まで提供してくれた川崎市在住のKさんに感謝。あの時、あなたがうなづいてくれなかったら、このページは作られなかったでしょう。



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