MCトランス内蔵真空管プリアンプ製作 その11
番外編 セカンドアーム STAX UA-7のトラブル
2024.8.6
長年,STAXのUA-7をYAMAHA GT-2000のセカンドアームとして順調に使ってきました. ところが,先日,このアームに切り替えた時にハム(雑音)が発生する事に気づきました. MM型カートリッジの場合には出ないようですが,DL-103RのようなMC型の時に生じるようです. 左右同様に生じることなどから,アースラインに違いないと思って, アンプ側につなぐアース線とアームの各点の電気抵抗を測ってみました. アームの根元(軸受部シリンダー:写真赤矢印)では抵抗値は0.6Ωで安定していましたが, シェルで測るとバラバラと不安定です(シェルのどこで測るかは大事ですが,詳細は割愛します). どうもアームのどこかでアースラインの接触不良が生じているようです
UA-7ではアーム・パイプは取り外しできます.従って,パイプ交換用ロック・ナットとパイプ間, パイプとシェル間の2箇所,怪しいところがある訳です. 後者は厳密に言えば,シェル交換用ロック・ナットとシェルのピン(突起)間です. 原因はここでした.まず,シェルのピンをアルコールで綺麗にしました. この部分は滅多に掃除しないので,どのシェルも意外と汚れていました. しかし,これでも抵抗値は安定しません.色々と試したあと,写真の黒矢印で示した溝, すなわちシェルのピンと接触する溝(特に一番奥)を精密ヤスリでわずかに削ったところ, 抵抗値が安定しました.こんなところが接触不良になるとは思っていませんでした. 「何十年の間にはなんでも起きるんだなー」と言うのが感想です. STAXのアームでハムに悩まされている方の参考になれば幸いです. (なお,溝は削りすぎないように,十分気をつけてください. できれば,専門家に任せるのが良いでしょう.)
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