大型出力管EL51三結シングルアンプ その3

2024.6.5

 とりあえずモノラルで1台試作しました.暫定的な特性ですが,なかなかのもので, EL51三結の実力を感じさせます.プレート損失約35Wの条件で楽々と8Wが出ました. NF約5dBで1Wの歪が0.4%,8Wの歪が2%以下と優秀です.ただ現状,残留雑音が1.3mVと少し大きいです. 実聴では全く気になりませんでしたが,もう少し小さくしたいところです.
 更に練り直して,もう一台作ってから,また報告します.

入出力特性

Vbb=350Vの入出力

980Hzの歪率

Vbb=350Vの動作

 さて,実機のプランですが,「音に納得できなくてボツになった」801Aパラシングルアンプを ベースにする予定です.前提条件はシャーシ,パワートランス(タンゴ製MX150類似), 出力トランス(タンゴ製FX50-7S),高圧整流回路(8μF,1000Vオイルコンデンサーなど) は流用することです.5R4の整流回路で,570V前後のプレート電圧をかけることが出来そうです. 負荷抵抗7kΩはやや大きいですが,大きい方が低歪になるので,かえって良いかもしれません.
 軽く負帰還をかけて,残留雑音1mV以下,1V入力で8Wの最大出力,1W出力時の歪率が0.5%位が目標です. 高圧整流の入力コンデンサーの容量が小さい(8μF)のが少し心配です. 2段増幅とし,初段は在庫と歪の打ち消しを考慮して12AT7のSRPPの予定です.


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