Victor カセットデッキ DD-R3改造 3

2026.04.22

 手持ちの基準テープ(独自作製のものを含む)で出力調整,再生イコライザー調整,アジマス調整を済ませました. さらにバイアス発振周波数を85KHzに調整(83kHzにずれていました),
 Audio Generatorとオシロスコープ,デジボル2台, Audio Analyzerを使って, バイアスおよびDolby HX-Proの調整も完了しました.
 Dolby HX-Proの調整は初めてだったので,半日はああでもない,こうでもないと格闘しました.
 昨晩,AXIA JZ2(DC)を使って,FM ベストオブクラシックを試し録音しました. SONY TC-K222ESAでモーツアルトのレクイエムを聞いてビックリ. カセットデッキの修理・改造を初めてから聞いた中で,ピカイチの音でした. 合唱,ソプラノやテノールなどの独唱者,オーケストラの定位や音域は今まで聞いたことの無い安定感でした.
 AKAIのGX-R60EXも良い音に録音できるとは思っていましたが,どうも安定性に欠けるところが不満でした.
 と言うことで,改めて周波数特性を測ってみました.今回の使用テープはAXIA K2(DC) 100分です.
 CD-Directへ31.9mV一定を入力して録音し,それを再生して,電圧を測りました.以下(周波数,出力電圧)です. (800Hz, 143mV), (8kHz, 158mV), (10kHz, 157mV), (12kHz, 153mV), (15kHz, 137mV), (17kHz, 101mV) これなら高音帯域は納得です.
 以下は,Dolby HX-Pro調整の忘備録です.
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1. Dolby基準テープを使って,PB LEVEL VR202(R), VR102(L)を確認.  独自基準テープで,PB Equalizer VR201(R),VR101(L)を確認.
2.(重要)バイアス発振器の周波数を85KHzに調整.  ERASE BIAS (ジャンパー線75)に1~4MΩ経由で,アース間を測定.
3.ノーマルテープを入れ,800Hzを録音,再生して,左右同出力になるように可変抵抗VR104(L),VR204(R)を調整.その時,以下に記述のCNX01の直流電圧がほぼ同じであることを確認.(デジボルを2台使う.マイナス側は抵抗RX101の正面から見て右に2台とも接続.プラス側は,CNX01の1と3.)
4.12KHz, -8dB程度の信号をメタルテープで録音しながら可変インダクタンスLX201(R), LX101(L)を回してCNX01の直流電圧を最小値に設定する.(小さい値:高音が大きくなる.)
5.ノーマルテープに入れ替えて,800Hzを録音,再生して,左右同出力になるように再度可変抵抗VR104(L),VR204(R)を調整.その時,電圧の読みがほぼ同じであることを確認.
6. メタルテープに入れ替える. 4を再度行う.
7.まず800Hz,次に12KHz, -8dBを録音,再生して,出力レベルが同じになるように可変インダクタンスLX201(R), LX101(L)を微調整.(6で最小値に合わせたR, Lのどちらか一方だけ微妙に回す.)この時デジボルの値が大きく違うようなら3からやり直し.
8. 各種テープで12KHz, -8dBを録音して,録音中のデジボルの読みをチェック.うまく調整できていれば,どのテープでもデジボル2台の値はほぼ同じはず.


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