Preface
This page contains a tentative translation of Peter Moylan's 'Warp 4
tuning tips' into Japanese with permission of original author.
The original site is here.
このページはPeter Moylan氏の Warp4 tuning tips の邦訳です。一部日本語版
とは異なった部分がありますが、そのまま訳出しました。また、一部良く判らない
部分もあります。誰か教えて下さい(笑)
Warp4 Tuning Tips
悲しいことだが、それは事実だ…OS/2の導入時デフォルト設定は性能よりも
見た目の高級感を強調している。さまざまなシステム設定を変えると、
システムの動作をずっと高速にすることができる。
日本語の頁もある(訳注:これのこと)。
また次のページも参考にされたい:
最近行った改訂
[added]
- 97/05/22: CACHE.EXE のパラメタを若干変更した。
- 97/05/13: IBMのチューニング頁へのリンク、遅延書込みを不可にすることでHPFS
のバグらしきものを避ける方法、IBM Worksのクラスを削除するためのREXXスク
リプトの追加。
- 97/05/13: 「新着」の絵を貼ることをあきらめた。どの話題にどのくらい貼ってお
けばいいのか、とても追いかけきれない。
このページの情報は、OS/2 Warp 4のユーザを狙ってはいるが、OS/2 2.0以降の
全てのバージョンでの経験から得られたものである。従って多くはバージョンに
依らない。ほとんどのコツは私が発見したものではなく、ネット上のさまざま
助っ人から得られた。不幸なことに、彼らの名前をとっておくのを忘れてしまっ
たので、この場を借りて全OS/2コミュニティに感謝を捧げたい。
ここで言及しているプログラムは普通のOS/2アーカイブサイトから得られる。
お勧めのフリーウェア に詳細を載せた。
便利な道具類
誰にも勧められる変更
- システムに何か危険な変更をする前に、次のようにして重要な
システムファイルをバックアップせよ:
- デスクトップのプロパティノートブックのアーカイブの
ページを開き「システム始動時に毎回アーカイブを作成する」
をチェックし、有効にする。
- システムを一旦遮断し、再起動する。
- 上記「システム始動時に…」を無効にする。
アーカイブの作成を有効にしたまま放置してはいけない。それには
2つの理由がある。一つは起動が遅くなること、もう一つはまともな
アーカイブをいかれたので置き換えてしまうことである。
[NEW]別のやりかた:もっとダイレクトにアーカイブを作成するソフトがある
が、私は試したことがない。
- デフォルトのスワップファイルサイズ初期値はあまりに小さい。
私のCONFIG.SYSは次のようになっている。
SWAPPATH=E:\OS2\SYSTEM 2048 24576
ユーザによっては違う値がもっと適当かも知れないが、どんな場合
でも最後の値は相当大きくするべきである。
- OS/2は通常、ブート時に前回遮断した時に動いていたプログラムを
再起動する。これはこれで便利なのだが、時としてクラッシュする上、
殺す事もできないプログラムまで蘇ってくることがある。この問題を
解決するには、少なくとも3つの方法がある:
- CONFIG.SYSのBUFFERSを変更するのは、実験意欲をそそられる
ものである。この値を増やすと、アプリケーションのメモリを若干
消費することになるが、ディスクバッファリングの改善に比べたら、
わずかな出費である。お勧め:100
*全ドライブがHPFSで、ディスケットのアクセスが低速でいいなら、
3 程度でよい。
- CACHE.EXEをCONFIG.SYSから走らすのは、問題の種になりうる。
STARTUP.CMDから走らすべし。STARTUP.CMDが無い場合は、ブート
区画のルートディレクトリにこれを作る。
CACHE.EXEのパラメタの最適値は、ユーザの利用パターンと
アプリケーションの組み合わせとに依存するので、出前迅速な
規則を見いだすのは困難でである。とりあえず、私のSTARTUP.CMD
を記述しておこう[changed]:
DETACH E:\OS2\CACHE.EXE /MAXAGE:7500 /DISKIDLE:1000 /BUFFERIDLE:10000
EXIT
付記1:これはHPFSドライブのキャッシュにだけ効果がある。
FATドライブだけの場合はCACHE.EXEを必要としない。(でも、
現在ではFATの限界がよく認識されてきたので、FATオンリー
というシステムはもう少なくなっているだろう)。
付記2:CACHE.EXEのオンラインヘルプによると、DISKIDLE
はBUFFERIDLEより大きくすべきだとある。これを 無視
せよ。誤った記述である。ほとんどの人にとって、DISKIDLEは
BUFFERIDLEよりかなり小さな値が適当だ。
- PATH、DPATH、LIBPATHから、存在しなかったり不必要だったり
するディレクトリを削除すべし。また、最も頻繁に使われる
ディレクトリを前の方にもってくるべし(LIBPATHの場合は、"."を
先頭にする)。多くの思慮のないインストーラが行列に割り込んで、
パスの先頭に項目を追加しようとするので気を付けなければ
いけない。こういうのは最後に持ってくるといい。(もし開発者が
こうもルーズだと、プログラムにも大して期待が持てそうもない。)
注: プログラムの中には、ディレクトリをパスの512番目以降に
置かれるとうまく動かないのがある。(でもそんなのを延々先頭まで
持ってきたら、とてもじゃないが気が狂ってしまうだろう。)
デスクトップ操作の高速化
- デフォルトのフォルダ表示は考えられる最低速の設定になっている。
フォルダをもっと速く開けるには、フォルダのプロパティ
ノートブックの「表示」ページを開き「設定位置どおり」から
他の何かに - 私は「複数カラム」を勧めたい - 変更する。(私は
「常に分類順序を維持する」を有効にするのが好みだが、これは
個人の好き好きである。) フォルダ内のどのアイコンも同じだったり
して、アイコン表示が特に必要でない場合は、好みに応じて
「小アイコン」「不可視」に変更する。
フォルダテンプレートで変更しておくと、新しいフォルダ全てに
変更が反映される。
- 次の点は実行速度に関係はしないが、ちょっと考えていることで
ある:多くの人々がデフォルトの表示を変更する方法を知らない。
それにはプロパティノートブックの「メニュー」ページを開き、
~Open asをクリックし、Propertiesをクリックし、Default action
フィールドを変更する。注:デフォルトの変更はこのフォルダの
全てのサブフォルダに影響する。しかし、サブフォルダのデフォルト
もまた変更可能である。
- 「もう一つ作成」メニューに「フォルダ」「新規フォルダ」の
選択肢が両方あるのは意味がない思われる。「プログラム」フォルダ
に行き、「新規フォルダ」のプロパティを開き、「テンプレート」
チェックを外す。(あるいは、第二のフォルダ - 例えば
「キャビネット」 - を残しておきたいなら、「新規フォルダ」を
リネームして、適当なプロパティに変更する。しかし、ともかく
この手のテンプレートはテンプレートフォルダにある。製品を出荷
する時、消し忘れたのではないか)
- 好きなら、ビットマップをフォルダの背景にしてもよい(例えば、
私の子供用にはそういうフォルダを作っている)。しかし、それは
速度に影響を及ぼす。速度を改善するには、デスクトップの
プロパティノートブックを開いて背景ページを開き、「色のみ」に
する。色は、好きなものに設定すればよい(256色以下のシステム
では、選択肢が狭まってもSolid colour(単色?)を選ぶことを
勧める)。好きな色に設定したら、スキームパレットに自作スキームを
登録することができる。ヒント: アイコンテクストの背景には
「透明」を選ぶことができる。
- フォルダアニメーション(システム設定/システム/ウィンドゥ)
を不可にし、サウンドを止める(システム設定/サウンド/サウンド)
と高速になる。システム設定/システム/ロゴを「無し」にすると、
若干高速になるだろう。
- 実際にはスキームパレットの全てのスキームが必要ということは
ないだろうし、それらはわずかだが INI ファイルのエントリを
消費する。残念ながら、私には不要なスキームを消す方法が
わからない。誰か教えてほしい。
- ワープガイドのキューカードは初心者には役に立つだろうが、
それ以外の者にはうざったい。それを止めるには、アシスタンス
センタ/ワープガイド/プロパティを開き「アシスト」チェック
ボックスを消す。
*根治するには「機能の削除」でワープガイドを削除する
- (次のは大した効果がないから、オプションである。)
システム設定/システムノートブックで、次の変更を試してみよ:
- 確認ページ: 余程被害がない限り、ほとんどのチェックを外す。
- ユーザインターフェースページ: VIOマウスアクションを
オフにし、非同期フォーカス変更をオンにする。(また、
高速なプロセッサを使っていない限り、フルウィンドゥドラッグを
オンにしない。)
- 画面印刷: 必要がない限りオフにする。
- オンラインユーザ登録が役に立つ人もいるだろうが、大概じゃま
なものである。これを消すにはOS2\INSTALL\インストール済みの
機能に行き「品目」を開ける。ここで、「Art」を削除でき、
踊る象から永遠におさらばできる。次に時間を食う
「OS/2にようこそ」が出たら「このウィンドゥを除去する」を
選ばなければならない。
- VoiceType を使わないなら- 例えばCPUが遅過ぎるなどの
理由で - 削除すべし。使わなくても若干のオーヴァヘッドを伴う。
「機能の削除」で削除してもいいし、OS2\INSTALL\インストール済
みの機能\品目からでもいい。
削除後、手動でCONFIG.SYSを編集し存在しなくなったディ
レクトリをHELPパスから削除すべし。またCheckINIを走らせ、削除
プログラムが消し忘れた登録済みクラスを消すべし。
(訳注:VoiceTypeかあ、英語版だよなあぁ>>大和御中)
- アイコンだらけのデスクトップより、アイコンが少ない方が
動作がよい。アイコンをフォルダに押し込み、デスクトップ上
のアイコン数を減らすべし。それらのフォルダの中身には、
Warp Centreか、PC/2を用いて触るべし。
- ビデオドライバはデスクトップの速度改善に大きく影響する。
だから、可能ならハードウェアに合った最新のドライバに変更する。
キャッチ (a) やたら多くのビデオカードがあり、私の知る限り、
アップグレードすべきかどうかについて情報をマネジしている人は
いない。(b) カードメーカの作ったドライバは得てしてバグっぽく、
OS/2 CD-ROMに入ってくるもの以下である。勇敢なユーザは
試してみるのもよかろう、元のドライバのバックアップをとった上で。
(訳注:Warp4では、アーカイブをとると同時にビデオ周りも保存さ
れるはずである)
- スクリーンの解像度をちょくちょく変更できる人は少ない
だろう - 本来ならスピードより読みやすさの方が大切なはず
なのだが - しかし、色数については、いろいろ試してみようと
思ったかもしれない。一般的に、256色モードが最高速となろう。
32K色や64K色は程度はあれ遅くなり、24ビット色は遅くなる。
ビデオカードによるわずかな違いはあるが、色数と速度とは
トレードオフの関係にある。
[new/added]ディスクドライバ
この項目の大部分はIBM1S506.ADDを使っているユーザにだけ適用する。
これはIDE及び類似のドライブのためのドライバである。私はSCSIの方が
ずっと好きではあるが、これまでのところSCSIユーザのための良いアド
バイスはあまりない。この項目の最後に一つだけ出てくる。
- バスマスタオプション(Warp 4ではデフォルトでオンになっている)
はバグ持ちかもしれない。症状はこうだ。時々発作的に、何も明らか
な理由がないのにディスクがビジィになり、数秒間に亙りCPUが占拠
されて入力不能になる。いくつかの報告によると、この問題はCONFIG.SYS
のIBM1S506の行に/!BMパラメタをつけると解決される。私自身の経験:
間欠的にこの問題が起きた。しかし/!BMで違いが出るかはまだ結論づけ
ることができない。
- IBM1S506ドライバはset multiple support(訳注:SMS。複数の
セクタを一気読みする機能だと思った)オプションももっている。これ
はWarp 4及びWarp 3 FixPak26以降でデフォルトでオンである。この
オプションは、シリアル入力のようなタイムクリティカルな操作に影響を
与えることがあるようだ。/!SMSでこれをオフにすることができる。
両方のオプションをオフにしたCONFIG.SYSの行の例である。ディスクアダプタ
は一台のみ(コントローラ番号0)で二台のハードディスクドライブを制御
しているとする(ユニット0と1)。
BASEDEV=IBM1S506.ADD /A:0 /!BM /U:0 /!SMS /U:1 /!SMS
このオプションを適用するアダプタの番号及びユニットの番号を必ず指定
しなければならない。詳細は HELP IBM1S506 で見られる。
註:私の経験から言うと、ここには何かもっと深い問題が潜んでいそうである。
ファイルシステムの何かが、ディスク操作進行中のマルチタスクを妨げている。
上記の方策は問題を軽くはするが、根治しない。何かOS/2の設計上の問題があ
るのではないか。
私がこう思うのは、SCSIが動作している際あるいはディスケットに/から
ファイルを複写している際(後者でより顕著)WPSも「死ぬ」からである。
こんなことはWarp 3では起こらなかった - 何かWarp 4の新機能が
ファイルシステムにCPUを食いつぶさせている。
Leonard Pennock (lpennock@cig.mot.com) がHPFS/SCSIシステムで試験を
してみたところ、低速化は遅延書き込み(Lazy Write)をオブにすると避け
られるという示唆が得られそうだとのことである。私のシステムでは全然
改善がみられなかったが、読者自身のシステムでこれを試してみるのも容易
なことである。(CACHE -Lazy:OFF を実行すればよい。再起動もいらない)。
これで改善が見られるようなら、きっとHPFS遅延書き込みにバグがいるので
あろう。読者からの報告を楽しみにしている。
インターネットアプリケーション
Windows アプリケーション
- ウィンドウズアプリでマウスの応答をよくするには: WINOS2
プロパティ(プロパティノートブックのセッションページ)を開き、
IDLE_SECONDをちょっと上げ、IDLE_SENSITIVITYを95くらいにする。
注: 多くの人からこれを100にするように言われるかもしれないが、
まずい選択だと思う。そうすると、特定のアプリがCPUを独占し、
他のアプリが全て犠牲になるからだ(訳注: まるでPC業界だ)。
- [changed]FixPak 1ないしはNetscape(訳注:Windows版)を導入したことがある
場合は、腐ったSEAMLESS.DLLになっているかも知れず、ウィンドゥズ
アプリの誤動作の元になることがある。(典型的な症状:ウィンドゥズ
アプリを一旦は起動することができるが、二回目にはシステムがロック
アップしてしまう)。以下のようにして、CD-ROMから元のSEAMLESS.DLLを
復元することができる:
- OS/2を遮断し、再起動する。画面の左側に白い四角が出たら、
ALT/F1を押す。オプションが出るので、F2を押して
コマンドラインを出す。
- 次のコマンドをタイプする。ここでF:はあなたのCD-ROM
ドライブにする。
UNPACK F:\OS2IMAGE\DISK_5\BUNDLE /N:SEAMLESS.DLL
(訳注:ここで、DISK_5は英語版で、日本語版だとDISK_7であるとの
コメントをいただきました。名大の宇佐美さん、ありがとうござい
ました)
WarpCentre
WarpCentreの機能を変えるには、WarpCentreのどこでもいいから
右クリックして、プロパティを選ぶ。
- WarpCentreのためにうまく起動できないことがある(これが
デスクトップのアーカイブをとる一つの理由である)。問題は
タイミングに依存する。それまで動いていたシステムが、
ちょっとした変更で動かなくなる。2通りの起こり方を知っている:
- システムはデスクトップが現れたところで完全にロックアッ
プする(背景だけのデスクトップが表示される); または
- WarpCentreが起動する時「CD-ROMドライブがない」とエラー
メッセージがでて、空のウィンドゥリストが出る。
解決策は WARPCENTER を AUTOSTART 行から取り除くことである。
運がよければ始動フォルダから WarpCentre を起動できる
だろうが、それも実験的なものである。うまく行くかどうかは、
始動フォルダの中で起動される順序に依存する。
一番安全な方法は、ディスクアクセスが終了するのを待って、
デスクトップから WarpCentre を起動することである。
FixPak 1は(私がこれまで試した限りにおいては)最初の
問題を解決しているが、後の方はまだである。
- WarpCentre/プロパティ/モニタページで、システム
アクティビティとディスク容量のモニタを不可にする。
これらがバグっていることを証明することはできないが、
私はこれらが怪しいとにらんでいる。注釈:実験してみたところ、
これらをオフにしてもモニタは続いているようだ。だから、
上記の策が有効かどうかは、完全にははっきりしない。
- WarpCentre を画面の下部に表示するよう、「ディスプレイ」
ページの設定を変更し、かつマウスが上に来た時だけ活性化する
ようにすると良くなるという報告もあった。これでよくなったとは
私は思わなかったが - ビデオカードに依存するとカードに思う -
試してみるのもよかろう。
- ドライブオブジェクトを WarpCentre に置くと、リムーバブル
メディアにアクセスしに行くので、オープンに時間がかかる。OS/2
システムフォルダに「ハードディスクドライブ」フォルダを作り、
HDDのシャドウを入れて、これをWarpCentreにドラッグする。同様に
「リムーバブルドライブ」のフォルダも作る。最後にWarpCentreの
ドライブオブジェクトを削除する。
- WarpCentreにたくさんのオブジェクトを置きたい場合は、
トレイを追加する。トレイはオブジェクトのないところでクリック
するとサイクリックに入れ代わる。
- CONFIG.SYSに次の行を追加してみよ:
SET KILLFEATUREENABLED=ON
SET SCFINDUTILITY=E:\OS2\APPS\PMSEEK.EXE
SET SCUSEPRETTYCLOCK=ON
最初のは、異常なプログラムをkillするのに使える。WarpCentreの
タスクリスト(左から2番目)を右クリックする。次はほとんど
役に立たない「オブジェクトの探索」をより速く有用なプログラムに
置き換える。最後は、時計の表示を変える。
不要なクラスの登録解除
「登録されたクラス」の概念はOS/2が動作する上で大変に重要である。
また登録されているクラスのほとんどは、そのまま登録しておかなければ
ならない。不幸なことに、不要なクラスがシステムの速度をかなり落とす
ようなので、使うつもりがないクラスを削るのは有意義である。
登録解除には他のツールも使えるが、wpsutil/dereg.zipを勧める。
不要なファイルの除去
後で気が変わりそうな場合、通常、実際の削除は行わないが、
(削除しちゃうと、気が変わったらCD-ROMから元の位置に再導入しなきゃ
ならなくなる)CONFIG.SYSから取り除くと効果がある。
- モデムからしかインターネットに繋がないなら、以下の行を
コメントアウト(または削除)できる。
REM DEVICE=C:\IBMCOM\LANMSGDD.OS2 /I:C:\IBMCOM /S
REM DEVICE=C:\IBMCOM\PROTMAN.OS2 /I:C:\IBMCOM
REM RUN=C:\OS2\SMSTART.EXE
REM CALL=C:\IBMCOM\PROTOCOL\NETBIND.EXE
REM RUN=C:\IBMCOM\LANMSGEX.EXE
REM DEVICE=C:\MPTN\PROTOCOL\AFOS2.SYS
REM DEVICE=C:\MPTN\PROTOCOL\IFNDIS.SYS
REM CALL=C:\OS2\CMD.EXE /Q /C C:\MPTN\BIN\MPTSTART.CMD >NUL
REM DEVICE=C:\IBMCOM\MACS\NULLNDIS.OS2
- OS/2はディスケットで供給されなくなったのでXDフォーマットの
ディスケットには用がなくなったであろう。これのドライバを
削る事ができる。
REM BASEDEV=XDFLOPPY.FLT
(CSDを当てる時など、再びXDフォーマットのディスケットが必要
な場合はremを外せばよい)
- アプリケーションサンプラを導入すると、新たなデバイストラ
イバ (SDCS) が導入される。これは、Showcase以外には全く役に
たたないものである。CDを見おわったらサンプラフォルダの中の
「除去」を走らせよ。(必要があればいつでも再導入できる)
- DOS/Windows の TCP/IP プログラムを使わないなら、DOSの
TCP/IP サポートを取り除いていい。関連するCONFIG.SYSの行は:
REM DEVICE=C:\tcpip\bin\vdostcp.vdd
REM DEVICE=C:\tcpip\bin\vdostcp.sys
REM RUN=C:\tcpip\bin\VDOSCTL.EXE
その他
- 「ユーティリティディスケットの作成」はバグ持ちのようだ。
何か不要なファイルが入ったディスケットを用いればよい。一旦
再フォーマットされ、その後正常にユーティリティディスケット
が作られる。
- 北米合衆国以外の英語国民用のWarp 4インストーラは、
コードページを反対に登録してしまう。CONFIG.SYS内の
正しい設定は
CODEPAGE=437,850
- 画像ファイルの関連づけを変更できないので多くの人々が不平
たらたらである。御免なさい、これはWarp4の既知のバグである。
(おっと訂正: 既知の仕様である。でもこーゆーのをバグというんじゃ)
MMOS2を削除するか、CSDを待つしかない。
- 触れられていないようだが、コピー&ペーストを素早く行う
方法がある。左クリックしながらコピーの元をハイライトさせる
が、左ボタンを離す前に右ボタンを押す。次に挿入したい点にポ
インタを移動し右クリックする。右ボタンを離す前に左ボタンを
押すと挿入される。(訳注。左クリックして、左を離す前に右を
押してもいいようだ)。挿入先は別のアプリでも構わない。
雑音の多い電話回線との付き合い方
この話題は大量の論議を巻き起こしたので、専用の章を用意することに
する。モデムを利用していて"[NETW] Invalid FCS"エラーが頻発するユー
ザには興味深いであろう。
どんな電話回線にもそれなりの回線雑音があるので、この手のエラーは
時には起こりうる。(ソフトウェアは伝送誤りを検出すると再送を要求
する。その結果速度は若干落ちるが、データは救われる)(訳注:PCの
アプリケーション以外に、現在のモデムはそれ自体がデータの誤りを検
査しており、誤りを見つけると相手のモデムに再送を要求する。Nifty
などのBBSのような無手順通信でも高速通信に耐えるのは、モデムのこ
の機能があったればこそである)。しかし、エラーが多いようなら問題
だ。殊に「キャリアが失われる」ほど接続状態が悪くなる場合で、こう
なると接続は切れてしまう。
モデムのデータ通信がうまく行かなくなる理由は、いくつかありうる:
- 回線雑音と信号歪。これは家屋内の配線がショボいからかも
知れない(冷蔵庫が動く度に接続が切れないだろうか?)が、電話
会社側の問題の方があり得る。そうなると、ユーザにできること
はない。
- モデムがボロい場合。雑音と信号を分離する能力はモデムによ
り異なる(訳注:モデムの基本部分を構成するLSIは2社程度によ
る寡占状態である - 当然合衆国のメーカ。日本のメーカに出る幕
なんてない - が、それに付随する漏波器や増幅器などはモデムメー
カによって異なるかもしれない)。最近のモデムはまず全部OKで
あろう。しかし、バッタ市で只同然で買ってきたモデムだったら、
十分疑うに足る。
- モデムの設定が悪い場合。込み入ったモデムの初期化文字列
を完全に把握出来るほど根性のある人はほとんどいないであろう。
普通の人は、どこかにあった文字列をノーチェックでそのまま使う。
それでも、モデムの取説をざっと見てみるのもよいことである。
使用機種にあっていない設定を使っているかもしれない。
- サーバの問題。以前はうまく接続できたのに、最近とみに駄目
な場合、サーバの調子が悪かったり、サーバが過負荷になって
データを落としたりしていることが大変ありうる。同じ時期に
多くの他のユーザにも同様の問題が起きているなら、これを疑っ
てよい。この場合、プロバイダに苦情を言って直してもらうか、
さもなければプロバイダを変更する。
- ユーザ側のタイミングの問題。どんなに優秀なOSでも、どん
なに優秀な金物でも、自ずと限界はある。それを超えた仕事を
要求されると、作業が間に合わなくなりデータを取りこぼし始
める。同時に実行しているアプリケーションが多過ぎても、CPU
が低速でも、割込禁止時間が長過ぎても(低速なディスク操作
によるのが典型)、これは起こる。旧型機では、シリアルポー
トのコントローラがうまくバッファリングできないために、こ
れが起こることがある。全ての場合について、モデムの通信速
度を落とすと問題は改善するかも知れない。
残念ながら、上のどの場合でも症状は同じである。従って、正確な診
断は難しいかもしれない。以下のコツは役立つかも知れないし、役立
たないかも知れない;但し、一時に試すのは一つだけにするとよいだ
ろう。どれが適当な策だったのかはっきりするから。
- 私はモデムの初期化文字列に S10=255 を入れている。こ
れで多少キャリアが失われても(訳注:モデム間の接続が一瞬切
れても)、モデムはそれを無視するようになる。電話回線に問題
があり、偶に短時間信号が切れる場合で、モデムがこのコマンド
をもっておれば、有効な手である。
- COMポートの速度(設定ノートブックの4ページ目)を
上げ過ぎるのは却ってよくない;ソフトが追いつかないと、デー
タは失われる。多くの場合、57600が最善だろう。時にはもっと
遅い方がよいこともある。
- Leon Kiriliukが教えてくれた(私のところでも有効だった)
コツである。
低速なプロセッサに加えWarp4またはWarp3 + FixPak26
以降を用いた場合で更にモデムの転送エラーが異常に
高率なら、IBM1S506.ADDに/!SMSスイッチを加えないといけない
かもしれない。「ディスクドライバ」の項参照。
- Jarmo Paavilainen はモデムのエラーレートを次のコマンド
で減らした。
MODE.COM COM1 57600,N,8,1,TO=ON,IDSR=ON,ODSR=ON,RTS=TOG
彼にも私にも、なぜこれが効いたのか判らない。
- Brian Juergensmeyer より: 回線雑音が本当に酷く、
送信がほとんど成功しない位なら、MTU(SLIPの場合)または
MRU(PPP)を非常に小さい値にする。例えば 296。(この値は
「他のプロバイダ」(訳注:白ダイヤラ)の2 ページ目で変更
できる)。これが効くようなら、値を大きくしたり小さくした
りして、妥協点を見つけられるだろう。
チューニング、設定用のコツを扱った他のサイト
翻訳上の問題は、訳者までお送り下さい。内容については、
元著者にどうぞ。訳者は
toda@med.niigata-u.ac.jp
Original: 14, March, 1997
Since: 31, Dec. 1996
Last Update: 8, Sep., 1998
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