「怒れ!国民」
(1998/01/09、06/10、07/29、07/31、08/28、10/09、12/18号)

今、政治がちょっと熱いのである。

いや、国会議員の頭の中は「非常に寒い」状態なのではあるが、
彼らに対する国民の怒りは熱いのである。

参議院選での大敗北にもかかわらず、自民党は相変わらずであった。
新しい党首が小渕だと?役員人事を見ても想像どおりだし、
今までの自民党体制と何等変わってない。お面を付け替えただけ。
あんなことで国民が納得すると思うか?
(思っているなら、国民をあれほど馬鹿にした連中もおるまい。)

自民党は、根本的に、構造的に、財界との癒着によって出来上がっている党なので、
財界に不利、しかもそれが例え一時的であっても、そういうことはしない、出来ない
ので、自民党(民主党もそうらしいが)が単独で政権を担当する限り、
絶対に今に不況は脱しない。

財界の連中も今は目先の自分らの利益を考える場合でなく、
一時的に自分らの不利になっても、まずは日本経済の復活のために努力し、
その恩恵を被るべきである。

銀行などの破綻への公的資金導入でも、やるならやればいい。
ただし、その前に責任者は全員投獄するくらいのことをしなければ国民は納得しない。
消費税も3%へ戻す。景気回復が本調子になるまででも良い。
口先だけの所得税現在などいらん。
そして、消費税をあげた張本人である、村山、橋本、それに大蔵省官僚を
市中引き回しの上張り付け獄門に処する。あいつら、いったいどれだけの人間を
(間接的にであれ)殺したと思う。絶対に死刑もんだ。

「公共投資」も「投資」じゃなくて「浪費」だよなあ。
やっぱり公共投資=建設っていう今の馬鹿みたいな投資原則(と思う)は早急に
なくしてもらいたい。金を出せば良いことをするところは他にいくらでもあるぞ。

堂も今の政治か、財界のお偉い方は目先のことしか考えてないように見える。
いや、世間の若い親どもにもそういうのが多い。
そういう連中が目に見える場所によく出てくるのだから、それを見ている
若い世代がそれに似てくるのは当然だろう。今の子供の堕落の元凶も
みんなそいつらにある。
(余談だけど、新旧3バイト、3倍働く君、H魔などもどういうタイプだよな。)

このままいけば「日本沈没」は確実だぞ。
別に国粋主義じゃ無いけど、もう少し「国」のことを考えて行動して
欲しいもんである。

        ・・・

まったく自民党は、どこまで馬鹿な政党なのか。
いやいや、どこまで一般庶民を馬鹿にした政党なのか。
やることなすこと、全て金持ち、企業優遇じゃないか。

何が9兆円規模の減税だ?
私の年収では増税になるじゃ無いか。

何が公共投資だ?
ゼネコンへの投資じゃないか。銀行の不良最近処理のためのお金も、銀行側は要らないといっているのに
無理やり使わせているらしい。
そのつけは将来、国民が税金で埋めるのに。

消費税を福祉税化するとかいってるけど、お役人がそんなこと律儀に守るとは思えん。
しょせんは表面の繕い。

税金で一番良いのは一部のものを除いて、全ての税金を撤廃して
消費税だけにする。法人も同様だが、税率を少し上げておく。
これなら高いものを買う高所得者は多く払うし、安いものを買う
低所得者は少なく払う。だからより公平に「近く」なる。
もちろん低所得者が高いものを買うこともあるので、
完璧とは言えないが。

自民党は大金を絞り出せる財布を持った幼稚園児みたいなもので、
お金の使い道を知らないのにどんどん変なものに使うから
国がおかしくなる。

もんまに、こいつらに日本をまかせてたら絶対に駄目になる。
こいつらを支援する連中も同罪だ。

なんとかして、自民党&自民党支持者を一掃する方法はないものか。

        ・・・

オブチの出した閣僚人事を見たら、まったくもってさもあらんという感じで、
予想通りというか、所詮この程度というか、いかにも自民党らしい。
市場からの反応も円安だったしなあ。

宮沢の起用には驚いたが、いくら自民党の中では一番その方面に精通しているとは
言え、なんだかなぁ、である。どうせなら首相も中曽根にしようぜ。

        ・・・

世の中「景気が悪い」を嫌というほど言われている。

全くもって嫌なことで、私自身としてはそれを声高に言いたくないが、
あちこちの雑誌で「大手まで倒産」とか、やけに騒ぎ立てていてなんか嫌ですな。
「プレジデント」まで書いてるもん。
バブルの時は煽り立て、バブル崩壊でも「不況だ!」と不安感をかきたて、
今度も同じことの繰り返し。

結局、バブル以降の不況を必要以上に大きくしたのは、
無能政治屋+極悪銀行屋+マスコミ+
それに煽られてよろこんで馬鹿なことを言っている似非経済学者である。
山一も彼らに潰されたと言ってもいい。
(バブルも山一もアメリカのさしがね、という話もあるが。)

こいつらを始末せん限り、仮に今回の不景気を打破出来たとしても、
また同じことを繰り返すだろう。

なんにしても、馬鹿の言うことを真に受けて恐がっている人が多いのは確かで、
しかもそのお蔭で本当に悪くなってしまっているから困ったもんだ。

幸いうちは調子良いけど、消費が本当に冷え込んだら恐い。
        ・・・それはそうと・・・

先日楠葉で「くらわんか花火大会」があった。
一応毎年恒例のもので、長岡の花火には規模では大きく及ばないが、
小技を効かせてなかなかにまとまった花火大会ではある。

毎年なら1万発、1時間以上やっているのであるが、
今年は何と30分位で終わってしまった。

        「まさかまだ終わりではあるまい」

と思ってしばらく待っていたが、その後花火が上がることはなかった。

ほとんどの人は私と同じ思いをしたらしく、しばらくその場で次の花火を待ったが、
上がらないのでとうとう帰り始めたのである。

夏の風物詩の花火まで規模縮小になるほど景気が悪いのか。
何か、ここまで影響が出てくると、世も末という感じが身に染みてしまって悲しい。
せめて花火位、威勢良くやって欲しかったが。

一時の夢を見せるべき物が、逆に世の無情を悟らせるものになるという、
悲しい花火大会でありました。

・・・来年は無いかも知れんな。

        ・・・

某社の社長も駄目だが、自民党の腐り切った体質では今の日本を立て直すことなど
夢のまた夢。さらに悪いことには、その自民党を後押しする奴らがいるのが
今の日本の最大の問題なのでは、と思う。

自民党では日本は救えない。
戦後50年かけて日本を骨抜きにしたアメリカと、そのお先棒担ぎ政党だから、
現状は昔から十分予測出来たことだが、バブルなどがあったため、
見えなくなってしまったわけだ。

「大きな山に視野が遮られたため、その向こうに待っていた大災害に
気が付かなかった」と言うところであろうか。
そして、その災害を起こしているのがアメリカだと。

「日本国自主廃業」等となって、他の国の間で競売にかけられたりして。
すでにアメリカが株の70%位抑えているようだけど。

        ・・・

最近、時間があるからではないが、本を読む。
だからと言って技術書ではないし、いわゆる勉強本でもない。
(技術書も買ったけど、それはなぜか読む気にならないのでほってある。)
カール・セーガン博士の作品と、ビル・トッテンという人の作品である。

どちらも非常にすばらしいものなので、ぜひ読んでいただきたいが、
詳細は、また後日紹介である。
特にビル・トッテンさんの本は、全ての日本人に読ませたい本である。
アメリカがいかに巧妙に日本を植民地化しているかがわかる。

        ・・・

日本がアメリカの植民地化しているは事実だが、それを許しているのは
無能橋本を首相にしている自民党である。
他の政党も似たりよったりかも知れないが、橋本だけは何とかしないと駄目だ。

今の日本の景気の不透明さ、いや日本の景気が悪いと思わせている元凶が
アメリカに踊らされている橋本であり一部政治評論家でありマスコミである。
ということは、私が今職がない原因もそいつらであるとも言える。
竹村健一なんてよ〜く考えれば、聞けば聞くほど馬鹿だぞ。
自由化なんて糞食らえ、日本は鎖国してもやっていけるだけの力はあるぞ。
アメリカの魔の手から逃れれば。
(WTOもIMFもアメリカの物を世界に売るために作られた出先機関である。)

今の時代に田中角栄のような偉大な(政治屋ではない)政治家がいればなぁ。
彼は確かに悪い部分も有ったが、やることはやった人間だ。
その部分は評価せんといかん。
特にアメリカに対して真っ向勝負したことは賞賛に値する。
そう言えば、田中角栄の事を書いた「巨悪」という本もあったな。
今度探してみよう。

求む、第二の田中角栄。

        ・・・

「オッカムの剃刀」という言葉があって、その意味は、
「もっとも単純な理由こそ真実である」ということらしい。
(映画「コンタクト」の中で出てくる。)

要するに、真実というものは、人が思っているよりずっと単純だ、
ということであろう。

これを応用すると、あれやこれやといろいろ考えて深みにはまって
行動出来なくなるより、単純な方策をさっさと、次々やってしまって、
その結果を見ていけば良い、とも言えないだろうか。

今の政府の対応。全く何を言ってるんだか解らない。
細かいところ、裏を見れば自分達の利権をいかに守るかだけを
考えた方策を練りすぎて、もっと単純な景気快復法(良い誤変換だ)があることに
気が付いてないのではないか。

景気は、要するに作った物が売れれば良くなる分けである。
非常に単純明快だ。
だったら、作る側の都合を考えて対策するより、買う側の都合を考えた方が良い。

ましてや、今日本の個人が持つ貯蓄が2兆円以上有ると言うなら、
それを動かすことを考えた方が良い。
それを奪うようなこと、海外に流出させるようなことではなく
(金融ビッグバンというのはまさにそれのための施策であり、実に愚かしい。)、
自発的に動くようにすれば良い。

ならどうすべきか。
考えられるまず一番単純な方法は消費税を下げる、もしくは無くしたら良い。

恒久的でなくても良い。景気が回復するまでの暫定処置でも良い。
むしろ暫定処置の方がこうかはあるかも知れない。
「消費税がない内に買おう」と言う駆け込み需要が考えられるから。

消費税を下げ消費が増えても、愚民党もとい自民党の議員には直接的には
あまりおいしいところはない。だから、こういう手はとらないんのだろう。
それとも、そもそもあいつらには一般消費者と言うか、国民のことは頭にないのか。
ありがちかもしれないけど。

ということで、こんな簡単な方法すら思い付けない愚民党+大蔵官僚どもを
日本から追放するのが一番ではないか、という究極の結論こそがもっとも単純であり、
よって真実である、
と言い切ってしまう今日この頃であった。
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