「腐れ編道」(2000/10/18号)
ということで、16日はオタ会(オラクラの、一種のオフラインミーティングである)
であった。例によってその内容はオフレコードなので公表出来ないが、
「相変わらず」という一言で要約出来るのかも知れない。

それにしてもあの会社のJ部の所行は、もはや会社に必要な人材のそれと
思えんのだが、いかがであろうか。
開発業務はしない、かといって運用もいい加減であるなら、
いっそのこと、全体を外注してはどうだろうか。

それはそうと、このオタ会もそろそろお開きにする時間かな、と思い始めていた時、
その事件は起こった。

        ・・・

レストランから見えるところにエスカレーターがある。
そこで上から大量の人間が降りてきはじめたのである。
最初は直ぐに途切れるだろうと思っていたら、
おいおい、一体どれだけ続くんだ!?というほど降りてきた。

まあ、それだけならどこぞの宴会かも知れないが、どうにも顔ぶれが異様である。
会社の宴会なら、年をとった連中から若い連中まで混ざるはずだし、
男は大方背広であろうが、どう見ても30代までがほとんどで、
しかも服装からして、サラリーマンとは思えない。
一体どういう連中だ?(一瞬、コミックマーケットか?とも思ったが、
オタクらしさが少なかった)

そう思っていたら、その内の十数名が同じレストランに入ってきた。
余りに異様なので、思わず聞いてしまったのである。

        「もし差し支えなければ、この方達はどういったお方達でしょうか?」

そして、ボーイの答えは全ての疑問に一発で答える明確なものであった。

        「編道の方々です」(仮名;君読み+英語読み)

まさにそのような格好、人相、行動である。

        ・・・

こいつらに付いては今までにも何度も書いたことがあるが、
はっきり言って、普通との人とは全く行動理念及びものの価値観が異なっている。
いや、私も一般社会的、固定的ものの価値観というものは嫌いではあるが、
この連中の価値観だけは受け入れることが出来ない。
この連中が口先でどう言い繕おうが、こいつらは「金」で価値を決めている。

他人の価値観を否定し、「編道」の扱う製品を使うことが正義、
たくさんの人に売るって儲けるのが正義、会社の中で苦労してもなかなか
むくわれないのは悪とする。
「私は頑張ってこれだけ儲けてこんな良い暮らしをしている。
あなた達も頑張ってくれ。」といきまう大会。
そこに集まる連中はブランドの服に味を包み、車は外車。
話は、生活自慢か人を騙すための策略。

この連中は、実は見るだけである程度なんとなく解る。
まず目が腐っているので解るが、話を聞くとその内容、
さらに格好もまさに成金そのもので実に嫌味である。

行動も傍若無人。
我々がいた場所は、レストランの中でも禁煙の場所であった。
しかし、こいつらはいきなり大挙して座り込んだかと思えば
煙りを巻き散らして空気を腐らせるし、携帯電話は掛け放題、
大声での談話。今時の馬鹿高校生・大学生でももう少しまし、
というかあいつらは金はないからこういうところには来ないのだが、
金にものを言わせているような連中だから、お構い無しなのである。

まともな精神の人間なら、こんな連中とはまともにつき合えないと思うのが正常だ。
私のように、趣味や思考の面において「逸般」な人間から見ても、
こいつらの異常さだけは許せない。

以前からも嫌いであったが、今回の事件でさらに一層嫌いになった。
せひともネズミ講のかどで捕まえ、全員人格修正してやって頂きたい。

さらにヒルトンホテルにも「こんな連中に部屋を貸すことないじゃないか」
と思うのであった。
だいたい、週の始め月曜日の夜8〜10時台に、まともな職業の人間で、
あんなにたくさん(数百人はいたと思う)が集まれるはず無い。
平日の部屋は空いてるんだろうけど、そんな怪しい連中には貸さないようにして
頂きたいし、レストランはレストランで、傍若無人な振るまいには断固とした
態度で望んで頂きたい。
一度金に媚び、落ちた品位は戻らんぞ。

ということで、折角良い感じの会が、最後に一気に悪くされたようで、
実はいたく御立腹だったのである。
もし今度の会の時に同じくするようなことがあったら、
殴ってしまうかもしれない。
<戻る>