「人類滅亡のシナリオ」(1997/03/12号)
南極の氷が薄くなっているらしい。
たかが氷と思うことなかれ。
あれが融けると海面が数メートル上がるので、陸地の広い範囲が海面に沈む。
南極や北極が抱えている水の量は多いのだ。
平地に都市を構える先進国の大都市は壊滅。

南極上空のオゾンホール(オゾン層がない部分)が過去最大になった。
オゾン層がないと、そのまま浴びると危険な紫外線が
弱められることなく地表へそそぎ込む。
人類への影響は勿論、動植物への影響も甚大。
しかし、人間に限ってみれば、有色人種の方が皮膚が強いから、
こういう状況では白人の方に早く影響が出る。
だからこそ白人どもが騒いでいるのかも知れない。

パソコン、電子レンジ、携帯電話など、高周波電波を大量に出す物体が、
身近に大量に存在するとき、人間の本来持つ脳波などがみだされて、
リズムが崩れ、病気になりやすくなる。
特に携帯電話の危険性は、頭に近いだけに深刻。
アメリカでは携帯電話と脳内腫瘍の関係が言われている。
先進国ほど病んでいるという状況は、発展途上国には
好都合に見えるかも知れない。もちろん、先進国のまねをしていては
同じ結果だが。

人口が増え続けるとどうなるのか。
ここで、仮に魂は物質的に存在するとする。
地球上の物質の総数は外部からの供給がない以上一定である。
すると、命が増えるためには、魂に使われる物質も多く必要となる。
その物質が、特殊であり、ほかの物質から変化させにくいとしたら。
人間の数が増えるためには、他の魂を奪って増やす必要がある。
これが、人口の増加と引換に動植物が絶滅する理由となる。
人間が増えるためには他のものの犠牲を必要とする。
さらに、1人あたりの魂に使われる物質用を減らして増産するなら、
人の魂の「重さ」もまた減ってしまう。
昔の人が偉いように思えるのは、決して気の性ではなく、具体的に
魂の重さが違うためかも知れない。今の人間の精神の希薄さは、
その数に起因するものかも知れない。
数が過剰に増えれば、もはやまともな魂として成り立たなくなり、
「人間」として成り立たない。
理性による歯止めがかからなくなると過去の例からしても、
人類は何をしでかすかわからない。
「武器を持った気違いほど恐いものはない」
これもまた人類滅亡のシナリオ。

ノストラダムス云々を抜きにしても、
現在の人類は、決して明るい方向には向いていない。
滅亡してもおかしくはない。
個人の力ではどうしようもない部分もあるが、
逆に個人個人が明るい方向に向かなければ、全体も動かない。
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