「乗せる人・乗せない人」(2000/11/08号)
私は会社に電車+徒歩で行っている。
が、うちの会社の人の内そういう形態の人は実は少数で、
ほとんどは車通勤である。

しかし、

        「環境企業を標榜しながら、このていたらくはどういうことだ!?」

等というのが今回の話ではない。

会社の帰り、とぼとぼと道を歩いていると、
そういった人達の帰りの車が横通りすぎて行くわけであるが、
この時、全く見知らぬ素振りで通りすぎていく人と、
(時には)乗せてくれる人がいる。

乗せてくれればうれしいが、別の乗せてくれなかったからといって
何度であっても恨む気はない。それが別に雨の日であろうが
行きの日であろうが、熱い夏の盛りであろうが。

人を乗せる乗せないはその人の信条によるもので、
今日は急いでいるので乗せてられないこともあるだろうし、
他人は絶対乗せたくない人もいるだろうし、私を知らない人もいるだろうし、
私が嫌いで乗せたくないという人も多かろう。
(私はものをはっきり言う方なので、人による好き嫌いは結構はっきりしている。
会社の一部からは猛烈に嫌われているようである。)

別にそれはその人の自由でありそれで良いのである。
そもそも、車に乗っているからといって、歩いている人を
駅まで乗せる義務はないのであるし。

しかし、それによって、その人はそういう人なのだ、という評価を
与えるのもまた、私の自由である。
大したこと無いようではあるが、そう言った些細な行動からその人の
性格は理解出来る。
嫌われ者は、自衛のためにそう言った能力を身に付けなければ成らないこともある。

今日もまた1台の車が横を通りすぎる。
そして、私の判断が下される。

        「あぁ、あの人は・・・」

やな性格かも知れない。
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