「LD紹介2000」
{LD紹介}
「STARWARS Epsode I」
LD2枚3面
発売 パイオニアLDC
¥7800(税別)
ばりばりの新作の紹介。4/7に発売されたばっかり。
去年公開の映画がLDで発売されたのである。
ビデオも同時発売だが、少なくとも数年はDVDでは出ないと言うことらしい。
音はかなり良く、画質も悪くない。
少しノイズというか色の面に不安定さがある、映像そのものに由来するか、
うちの装置のせいかは解らない。
いわゆるサラウンド系の装置にかけるとかなり音が動くそうなのだが、
いかんせんうちのはそういう系統の装置でないので解らない。
ステレオの左右だけでは余り音の動きはない。
(この点、以前紹介のバグズ・ライフ秀逸だった。)
話の内容に付いては、映画も紹介したことだしもはや再説明の必要はなかろう。
話の面白さから言えば、残念ながら先の3部作には劣ると思うが、
それは余りにも名作のそれらと比べるから悪いのであって、
これだけ見れば十分面白い。
―寸場面が変わりすぎる嫌いはあるが。
お勧め度 78%
ビデオなら3980円と安いので、買っても良いのでは。
LDはコレクター向け。
{LD紹介}
「バグズ・ライフ」
LD1枚
作製 ウォルト・ディズニー
発売 パイオニアLDC
94分
¥4700(税別)
全編CGで作られた昆虫たちが繰り広げる映画である。
簡単に言えば、バッタに脅かされている蟻が用心棒を捜す旅に出て、
連れてきたのがサーカスの団員で、いろいろあって、結局は
蟻が立ち上がるというもの。何か良く解らんね、こう書くと。
実際に見ると、話の筋は実に簡単。
でもどんでん返しが何度もあって、最後の最後まで目が離せない、
というか引き込まれる。この当たりの演出はさすがディズニーというところか。
登場人物、もちろん背景なども全てコンピューターグラフィックで
作られてるんだけど、それぞれに個性があり実に良い演技をしている。
CGだなんてこと全く意識しないで見られる。
CGは創世期から見ているだけに、
もうこういう物が作れる時代になったんだなぁと少し感慨を覚えるところもある。
この映画のもう1つの特徴は、音がはっきりしていること。
ステレオ効果が実に良く出ている。
簡単に言えば、右にある物の発する音は右のスピーカーから聞こえるし、
逆は当然左である。ここまではっきりと左右が分かれて聞こえるものも少ない。
結局、音も普通の映画のように生録ではなく後付けなのできっちりするのだろう。
それが良いかどうかは別として、これほど音の左右を使ったものはCDを含めて
初めてだ。
応用として、これを使ってステレオ装置の左右のバランスをとったりも出来る。
実際、うちではこの映画を見たお蔭で接続の間違いに気がついた。
(左右が逆になってた。)
LD1枚で¥4700とちょっと高めだけど(普通は2枚組で同じ値段)、
この内容、音、画質を考えれば適当な価格と言えよう。
話が解りやすいし、キャラクターも良いし、
日本語吹き替えだし、子供にも十分見ることは出来よう。
ということで、大人も子供も楽しめる良作なのでした。
お勧め度 90%
いつものディズニーと同じく限定発売らしいので、欲しい人はお早めに。
DVD版もある。
(これを書いたのはもうだいぶ前なので、すでに無いかも。)
{LD紹介}
「elegant fish」
LD1枚
出演 井上喜久子
発売 ポニー・キャニオン
¥980(税別の中古価格)
これは映画でもアニメでもない。
いわゆるイメージビデオのような物だ。
映像付きCDシングルと言えば、わかりやすいか。
この井上喜久子という人、今までにも名前を出したことがあるが、
声優さんである。ほら、GRANDIAの紹介でも出てただろう。
私はこの人のおっとりした声が好きなのだが、
ある時中古CD売り場の片隅で売られていたこのLDを見つけ、
しかも¥980というお買い得価格だったので買ったのである。
因みに定価は税込み¥3300である。
これでは買わない(^_^;)。
で、歌が4曲入っているのであるが、取り立てて言うような曲はない。
おいおい。でも事実。
私の好みにぴったりくるような曲もない。
(女性歌手物ならちょっとアップテンポか、ゆっくりなら歌詞を聞かせるものが
好み。)
残念ながら、彼女のふわふわした声は唄歌いには向いていないような気がする。
映像も大したことはない。
綺麗は綺麗だが、それだけ。
要するに、ファンでなければ買わない代物なのである。
でも、ファンであり、980円と来たら、
買ってしまってもおかしくない物なのである。
お勧め度 47%
コレクターアイテムと言うことで(^_^;)。
{LD紹介}
「マスク・オブ・ゾロ」
LD2枚組
製作総指揮 スティーブン・スピルバーグ
発売 ソニー・ピクチャーズ・エンターテイメント
137分
¥5700(税別)
「怪傑ゾロのリメイクである」といえば解る人には解るのかも知れない。
ゾロという人は一応実在の人物をもとに作られた英雄らしい。
この映画の舞台はスペインが統治している時代のカルフォルニアから始まる。
そこでは初代ゾロが(悪の)統治官と戦っていたが、
あることで正体がばれ20年間投獄される。
20年後、脱獄したこの初代ゾロと、再びこの地に戻ってきたその統治官、
そして初代ゾロに教えを受けた新ゾロの活躍の物語である。
話は難しいようでけっこう簡単であるが、単なるヒーローものではなく、
登場人物間のいろいろな関係もあって奥が深くなっている。
親子関係、師弟関係、仇、民衆とヒーローなどなど。
もちろんアクションものとしても楽しめる。
最後まで行きをつかせぬ勢いがある。
こういうまとめ方ができるのは、さすがスピルバーグである。
そうそうこのLD、画質が非常に良いのが特徴。
最近の映画ということもあろうが、LDへの入れ方が良いのだろう。
(ちなみに、LDは音声はデジタルだけど画像はアナログ記録。)
―寸高めだけど、この画質であれば仕方無いか。
お勧め度 80%
途中にちょっとグロい場面があるのでちょっと押え目の点数。
ところで、映画の一番最初と最後で主人公がZと書く場面があるんだけど、
どう見てもその書き方が日本のアクション物(?)宮内洋演じる怪傑ズバットの
それに似ていると思うんだけど。ひょっとしてパクリ?(逆か?)
{LD紹介}
「アルプスの少女ハイジ メモリアルボックス1」
LD7枚組
監督 宮崎駿
発売 バンダイビジュアル
¥19800(税別の中古価格)
今更説明するまでもあるまいが、あの宮崎駿監督のTV監督作品である
カルピス名作劇場「アルプスの少女ハイジ」の全作品中、
1〜27話までを収めたLDボックスである。
しかし残念なことに後半のボックス2が見つからなかった。
このシリーズはすでに廃盤のため中古しかない。
(本当は後日1&2のセットを¥40000で見つけたが、2だけは売ってくれず、
しかも1の買い取りは最高¥5000までということだったので諦めた。
最初からその存在を知っていたら買ったのに。)
ということで、後半はなし・・・では余りにもったいないというか心残りなので、
これからもしばらく捜す他、実はDVDでは売られているようなので、
そちらで買い集めることにした。
それはいいとして、やはり「アルプスの少女ハイジ」である。
良いのである。
もはやこれ以上に何を言おうか。
このボックス1では第1部のハイジが山小屋にいる時と、
フランクフルトで生活する第2部の途中までが収録されている。
感動の第3部は入っていないのは残念だが、まあ、それはいずれ。
お爺さんとハイジの出会い。ペーター、ゆきちゃん、おお角の旦那、かわいいの、
ピッチ。おお、ヨーゼフとカタツムリも忘れてはいけない。
フランクフルトならクララ、ロッテンマイヤーさん、セバスチャン、そしてお婆さん。
お父様、先生も忘れてはいけない。
天真爛漫なハイジが回りにいる人の心を開かせ、幸せに導いていくのである。
原作はちょっと違う部分もあるようだけど、この宮崎駿の「ハイジ」は
原作をも越えた名作なのである。う〜ん、素晴らしい。
各方面で高い評価を受け、昔見た人が軒並み「いい」というこの作品
(というか当時の「カルピス名作劇場は全部よかった)だが、
やはり再び見てもその質の高さには驚かされる。
腐ったような低質アニメしか出てこない昨今、
やはりすべての子供には見せねばならない作品であると言えよう。
お勧め度 作品としては95%
しかし、欠点もないわけじゃ無い。
単純に映像として見た場合、画質は悪くないんだけど、
映像が揺れる場面が多い。特に第1、2話。
見てられないほど画面が上下左右ぶれる。
TVじゃ無いので電波の問題ではなく、元が悪いはず。
高いもんだけに、ここはちゃんとして欲しかったところ。
それはともかく、なんとしても後半を集めねば。
・・・と書いてたんだけど、最近はもう捜してない。
DVDで出ているからだ。わざわざ高いLDを買う必要はない。
DVDプレイヤーを持ってないから、買っても見られないんだけどね。