WORKING QUADS
中島晋市郎さん・"Working Quads"執筆者
"WORKING QUADS" homepage
パソコンを使って、音声コマンドによるリモコンを作ろう!
中島 晋市郎

中島晋市郎さんのノートパソコン
 パソコンを使って、音声コマンドによるリモコンを作ろう!

 頸椎損傷の障害者だけでないのですが、リモコンを動かすにも
ままならない訳でして、テレビのチャンネルを変えたいのに
かえられなくて、気になる場組を見逃したと言うことがあるかもしれない。
 環境制御装置も色々あるのですが、高価で機能的にも自分に必要な
機能を備えているのか? その手の情報も少なく選択技もほんどない
みたいで今後の参考になるかな? と考え、パソコンなら
別に色々使えるので...と言うこともありまして、
それならば、市販品で手に入る物で何とかならないものかと思い、
財力のすべてをつぎ込んで? 作ろうと思いました。

 パソコンはIBMシンクパッド235を使用。
ViaVoice98を動かすには、ペンティアム200MHz以上必要で、
今まで使用していたパソコンが133MHzで使えないと言うことで
新たに購入。最近の超薄型ノートパソコンでは、RS232Cコネクタ類が
外付け別売という中、デスクトップ機と同じ形状のコネクタ装備なので
これに決めた。
 ノートパソコンを使用するで赤外線ポートを使用する手もあるが...

 TEACとなっているが、HAL研究所のクロッサム2のOEMらしい。
今は生産されていませんが、同じようなものが「クロッサム2++」
として発売されている。

 専用接続ケーブルを使い、パソコン側へはRS232Cにつなぐ。

 音声認識ソフトはVisVoice98を使用。エンロールメントと言って
音声認識率を高める為に、例文を読み上げパソコンに録音するもの
だけど、これがかなり面倒くさい。
 マクロ設定でリモコンソフトの制御の登録もしなくていけないが、 これは、必要だから、しかたがないでしょう。
 もっとも、一部、東芝のパソコンに付属している「おきらくコマンド?」は
マクロの設定だけで使えるのですが、文章などを音声入力する
機能はないので、リモコン制御のみだったいいかもしれない?!

 リモコン制御ソフトは、リモコンの発売元のHAL−コーポレーションから
フリーソフトで出ていますし、その他にもフリーソフトやシェアウェアで、
いろいろ出ていますが、ここで使用した物は自作のプログラムです。
(まだ、開発途中で世には出しておりませんが...)

 ノートパソコン内蔵のの赤外線の通信機能Irdaを使えば
もっと簡単にパソコンのみで赤外線リモコン化できるのですが
そのうち作ろうと思いますが、いつの頃になるやら...
(シェアウェアではありますが...)

 結論から言うと、パソコンで音声指示リモコンは実用的ではないです。
パソコンの電源は入れっぱなし出ないと作動しませんので
パソコンにも環境にもよろしくない様に思えます。

中島 晋市郎
JK4TYQ
shin1rou@enjoy.ne.jp

(1999/2/5)


中島晋市郎さんのメールの宛先