長瀬 修
長瀬です。すみません。新しい本の宣伝です。
『障害学への招待−−社会、文化、ディスアビリティ』
石川准・長瀬修編著 明石書店 3月20日刊行予定
目 次 はじめに 3
第1章 障害学に向けて 長瀬 修 11
1 障害学とは何か/11 2 障害学による歴史の見直し/12
3 インペアメントとディスアビリティ、身体と社会/14
4 英国と米国の障害学の制度的枠組み/21 5 障害者であること/22
6 「デフトピア」の持つ意味/25 7 障害学を/27
第2章 障害、テクノロジー、アイデンティティ 石川 准 41
1 方法を考えることと意味を与えること/41
2 存在証明の政治/48
3 意味を与えるテクノロジーとしての感情管理/54
4 テクノロジーへの障害者の態度の両義性/60
5 克服論の現代的バージョン/65
第3章 自己決定する自立 −−なにより、でないが、とても、大切なもの 立岩 真也 79
はじめに/79
I 抹消された歴史について 80
1 あったことが忘れられる/80
2 どのように抹消されたのか/85
II なにより、でないが、とても、大切なもの 90
1 ためらいがあったこと/90
2 なにより、ではない/92
3 が、とても大切なもの/93
4 自立することを教える?/95
第4章 「障害」と出生前診断 玉井 真理子 109
1 出生前診断とは/109
2 選択的人工妊娠中絶/111
3 「遺伝子」の登場によって/113
4 「本人の不幸」と「家族の負担」/115
5 親による人権侵害/116
6 「優生学」とのつきあい/118
7 「治療」と「予防」の陰に/121
8 おわりに/124
第5章 優生思想の系譜 市野川 容孝 127
1 障害学と優生学/127
2 古代ギリシア/130
3 ユダヤ教とキリスト教/135
4 「自然」という概念/140
5 近代的個人(主体)の概念/145
6 優生学と福祉国家/149
7 結語/154
第6章 ろう文化と障害、障害者 森 壮也 159
はじめに/159
1 「ヤクザ」としての「ろう」/160
2 ろう文化のセンター/164
3 [難聴]という手話語彙から見たろう文化/168
4 障害のコミュニティ/175
おわりに/177
第7章 聾教育における「障害」の構築 金澤 貴之 185
1 社会的構築物としての聾/185
2 マスメディアにおける聾の構築/187
3 聴者両親にとっての聾/191
4 聴者両親と専門家/193
5 聾教育のめざすもの/196
6 口話法の擁護システム/198
7 「遊びが大事」というレトリック/203
8 聾教育と手話/206
9 聴者による「障害」の構築/211
10 「擁護システム」を乗り越えるために/213
第8章 異形のパラドックス −−青い芝・ドッグレッグス・劇団態変 倉本 智明 219
1 「差異派」障害者運動と文化という主題/219
2 「内なる健全者幻想」との闘い:青い芝の会/221
3 異化としての障害者プロレス:ドッグレッグス/229
4 反転する障害者身体:劇団態変/236
5 「差異化された身体」から「差異化する身体」へ/244
第9章 歴史は創られる 花田 春兆 257
はじめに/257
1 アトラクションなどではなく/258
2 選別育児の謎/260
3 障害児をめぐる“殺し”と救い/263
4 “ふく”と“ふぐ”/265
5 “まろうど”の意味するもの/267
6 足は行かねども/269
7 情報を司る者/271
8 鮮やか作者の投影/273
9 歴史・文学・記述者/276
10 日本語・日本文の確立者は?/278
11 フラジャイルな英雄/280
12 障害はキャラクター/281
第10章 障害学から見た精神障害 −−精神障害の社会学 山田 富秋 285
はじめに/285
I 精神医療福祉という権力 289
1 排除の対象としての精神障害/289
2 精神病院という制度化された暴力装置/291
II 隔離・収容主義とアイデンティティの政治 296
III 障害はいかにして作り出されるのか? 302
あとがき 313
索引 321
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(1)で注文される方は、住所、電話、部数を教えてください。
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よろしくお願いします。
NAGASE Osamu
AXV44520@biglobe.ne.jp
http://itass01.shinshu-u.ac.jp:76/TATEIWA/1.HTM
(in Japanase)