《環境制御装置》
環境制御装置とは、息(吸う、吐く)でスイッチをON・OFFさせて、電動
べットやテレビなどの電機機器を作動させる装置で、制御装置・表示板・
呼気スイッチの3点からなります。
私が最初に同装置(アイホン製・15チャンネル)を導入したのは、12前
のことで退院して間もない頃でした。この度、生活の質の向上(カラオケ・
ビデオ)のために新機種(アイホン製・65チャンネル)を購入し、2台を併
用して使っています。
新機種は学習リモコン機能があり、リモコン操作の出来る機器は簡単
なセッティングで作動させる事が出来ます。
電話はNTTのふれあいシルバーホーン(月:550円でリース)を使えば
受信・送信が出来ます。
最大のポイントは呼気スイッチのセッティングでしょう。私は以下の2点
を工夫しました。
1,スイッチの本体を肘のあたりに取り付け、そこからホースを体の近くに
這わすようにして、先端があごの下にくるようにします。(写真参照)
こうすることで、視界の邪魔にならないばかりか、ベッドのギャッジUP・
DOWNよって起きるズレに対処することが出来ます。すなわち、口で引
き寄せたり、付き放したりの微調節が可能になります。この際、ストロー
が 抜けないように連結部分をセロハンテープで固定します。
2,スイッチ本体を取り外しの出来るようにしました。(写真参照)
ベッドの反対側にも取り付けられるので、体位交換をした時でも使用
出来ます。
価格は、68万円と高価ではありますが、大量生産が出来ない事を考え
ればしかたないのかもしれません。福祉機器の対象になって補助が出る
ことを期待します。
1998年4月
《 大竹 保行 》 ohtake@enjoy.ne.jp
〒739-2114 東広島市高屋町白市384番地
< TEL 0824-20-4012 FAX 34-4749 >
(1998/4/22、電子メール)
(1998/5/5)