西日本新聞記事 「ヘルパー派遣会社設立」
May 8, 2003




ヘルパー派遣会社設立

福岡市の清家さん

〜障害者だからニーズ分かる〜
年中無休、地域生活応援へ

  身体に重度の障害がある福岡市中央区の清家一雄さん(四六)が、身体障害者にホームヘ ルパーとガイドヘルパーを派遣する会社「ワーキング・クオーズ」(同市早良区)を設立し、今月、福岡市から指定を受けて事業を始めた。自信もヘルパーを長年利用で「障害者のニーズは障害者が一番分かる」と張り切っている。

 清家さんは高校二年のとき、ラグビーの練習試合で首を痛めて四肢まひした。以降、車いすを使い、入浴やトイレなど日常生活の大半に介助が必要だという。  チャレンジ精神おう盛で、大学法学部を卒業後、米国の福祉事業を学ぶために留学。施設ではなく、地域で暮らしていくことを目標にし、一九九二年からマンションで生活している。
 清家さんは八四年から福岡市のヘルパー派遣制度を利用。「大半のヘルパーは良心的だが、こちらを子どもや病人のように扱う人もいた。希望通りの料理を作ってくれなかったり、風邪薬を飲ませてとお願いしても『もっと具合が悪くなったらどうするの』とこちらを信用せず、拒否されたこともあった」と語る。
今年四月に支援費制度が導入され、障害者自身がサービス提供事業者を選べるようになり、業者の参入も容易になった。清家さんは、この制度改正を「チャンス」と受け止めて、昨年六月に会社を設立して準備を進めてきた。
 「障害者を大人として尊重すること」を理念とし、賛同したヘルパーや介護福祉士ら十人がスタッフとして参集。サービスの対象は福岡市とその近郊で、今後、多様なニーズに応えられるよう年中無休、二十四時間利用が可能な状態を整えたいという。
 清家さんは「やむを得ずに施設で暮らす障害者は多い。地域で生活できるよう、できる限りの支援をしていきたい」と話している。
 問い合わせは同社=092(735)1133。




2002年12月04日、佐賀医科大学医学部で講義。
November 4, 2002 The Lecture at the Saga Medical Schoo.l


清家 一雄
SEIKE, Kazuo



  
清家 一雄 
有限会社ワーキング・クォーズ(働く四肢まひ者)
     重度四肢まひ者の就労問題研究会・代表
   『ワーキング・クォーズ』編集部
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