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"WORKING QUADS" News Letter 2001-048
京都・六角堂ミニツアー/C4頸髄損傷者4人とC5頸髄損傷者1人の on July 4, 2001 by Seike


2001年05月27日、京都・六角堂ミニツアー/C4頸髄損傷者4人とC5頸髄損傷者1人
"WQ"hp Editorの 後藤礼治さん(鹿児島)、 大竹保行さん(東広島市)、
"WQ"hp Writerの 伊藤道和さん(横浜)、 大濱眞さん(東京都)、


WQNL2001-048 京都・六角堂ミニツアー/C4頸髄損傷者4人とC5頸髄損傷者1人の by Seike

清家一雄@WORKING QUADSです。

5月26日−27日の、 全国頚髄損傷者連絡会の京都大会で、
27日は、C4頸髄損傷者の人たち4人と、
四条河原町(この字で良いの?)の六角堂に行きました。

ぼくが、C5頸髄損傷者で、
5人のミニツアーの中で、
最も軽い障害という恐ろしい状況設定でした。

C4頸髄損傷者の人たちは、
"WORKING QUADS" HomePage Editorの
後藤礼治さん(鹿児島から)、
大竹保行さん(東広島市から)、
"WORKING QUADS" HomePage Writerの
伊藤道和さん(横浜から)、
大濱眞さん(東京都から)、
でした。

C4頸髄損傷者の人たちは
腕も指も動きません。

肩をすぼめることができるだけです。

肺活量も少なく、
後藤礼治さんは、
受傷後、数年間、人工呼吸器をつけていました。

最重度(身体)障害者の問題について、
C4頸髄損傷者の人たちは、脊髄損傷患者さんの中でも、
最も厳しい条件の中で生活しています。

読んでいただければ幸いです。





"WORKING QUADS" News Letter
on July 4, 2001


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京都・六角堂ミニツアー
C4頸髄損傷者4人とC5頸髄損傷者1人の


清家一雄


2001年5月27日、京都の新都ホテル。

朝、フロントに、
スズキ電動車いすの充電器を、
京都頚髄損傷者連絡会宛に、
あずかってもらいました。

大竹保行さんや、
伊藤道和さんと、
ホテルの1階の喫茶店で、
お茶を飲んでいました。

後藤礼治さんと、
大濱眞さんが、
合流して、
京都の繁華街に行こう、
と言うことになりました。


その日、京都の天気は良かったです。

5月ですが、暑いぐらいだったも。


車いす利用者5人で、京都駅に向かいました。

介助者の人たちも5人で、
合計10人の、
重度の電動車いす利用者の、
京都市内ミニツアーです。

電動車いすも、
手動式車いすも、
全部、リクライニング式です。

皆なそれほど、重度です。


後藤礼治さんが、
手動式のリクライニング車いすで、
介助者の人が押していました。

大竹保行さんは、
イマセンのあご操作電動リクライニング車いすで、
電動車いすには、
マウススティックのホルダー、
環境制御装置のリモコンスイッチ、
携帯電話のホルダー、
飲み物用のコップホルダー、
「最近取り付けたと」
と言う
カーファンというメーカーのポータブル扇風機が、
装備されていました。

伊藤道和さんは、
米国製のインバケア・ストームアローの、
あご操作電動リクライニング車いすを、
自分で操縦していました。

大濱眞さんは、
イマセンのあご操作電動リクライニング車いすで、
ひざの上の部分に、木箱のデスク付きです。
携帯電話をひんぱんに使用されていました。


京都駅で、京都市営の地下鉄に乗りました。

JR京都駅も、
地下鉄京都駅も、
日曜日と言うことで、
人が非常に多く、
混雑していました。

子どもも多かった。

エレベーターで、
地下鉄の改札口まで降りました。

障害をもつ個人も、介助者も、
地下鉄の切符の半額券を
自動販売機で買って、
地下鉄の校内に入りました。

地下鉄のホームまで、
地上から2回、エレベーターに乗りました。

5人の車いす利用者が、
1回に一人ずつしかエレベーターが使えないので、
5人全員がホームに降りるまで、
けっこう手間と時間がかかります。

ホームでは、
アルミの小さなスロープを
駅員さんが出してくれました。

地下鉄に乗り、
四条河原町まで行きました。

やはり、エレベーターを2回使い、
地上に出ました。

5人ですから、合計10回です。

駅員さんが、これだけの回数、
電動車いすや、車いすを抱えるか、
と思うと、
あまり楽しくないことを想像してしまいます。

そのうち事故が起こりそうです。

費用との関係ですから、
納税者や、国民の有権者の多数者の意識にもよりますが、
地下鉄には、エレベーターがあったほうが
楽なような気がします。

四条河原町の地下鉄の駅の横には、
回転寿司の店がありました。

繁華街に向かいました。

途中、大きな銀行の、大きなビルが、
たくさん建っていました。

歩道と車道の交互の移動は、
ぼくはあまり好きではありません。

体がずれたり、
ステップが道路に引っかかったりします。

C4頸髄損傷者の人たちは、
旅慣れているのか、
4人とも、すいすい移動していきます。

C5頸髄損傷者のぼくが、
一番、ノタノタ移動しているぐらいです。

六角堂に着きました。

聖徳太子が、何とかしたという、
由緒あるところだそうです。

何か、そんなことが、
立て札か、何かに書いてありました

柳の木が立っていました。

柄杓の置いてある、
水の出るお寺らしい場所がありました。

コイのいる池もありました。

石畳の通路がありましたが、
電動車いすでは、
少し移動しにくい場所でした。

皆なは、
記念写真を撮ったり、
おみやげを買ったりしていました。

六角堂の敷地内に、10階建てのビルがあり、
外が見える、展望エレベーターというのがありました。

一応乗ってみましたが、
あっと言う間に上がって、
あっと言う間に降りました。

景色は良かった。

六角堂の後、
逆の道順で、
京都駅に帰りました。

こうして、
重度の頸髄損傷者の
C4頸髄損傷者4人、
C5頸髄損傷者1人の、
京都市内ミニツアーは無事終了しました。

皆さんお疲れさまでした。



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ご意見、ご批判も多いと思います。
ご感想、ご助言をお聞かせいただければ幸いです。

2001年07月04日、福岡にて

清家 一雄
重度四肢まひ者の就労問題研究会; 代表
『ワーキング・クォーズ』編集部
"WORKING QUADS" HomePage 制作提供
http://www4.justnet.ne.jp/~seike/
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