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    WORKING QUADS News Letter on July 19, 2000
    WORKING QUADS 2000、
    「移動」と「介助」をテーマとした、
    6月23日の福岡市障害保健福祉課とのミーティング
    by Seike

    (The intellectual productive activities by Quads)



    2000年06月16日、福岡市市役所本庁の玄関で、
    福岡市社会福祉協議会のリフト付きワゴン
    運転実技講習会。参加運転手4名。





    Kazuo Seike
    president, "WORKING QUADS"
    "Working Quads" Editoriak Office
    "WORKING QUADS" HomePage produce
    Fukuoka-shi, 810 Japan
    Tel +81-92-735-
    Fax +81-92-735-
    kazuo_seike@msn.com
    seike@ma4.justnet.ne.jp
    http://www4.justnet.ne.jp/~seike/

    WQNL 「移動」と「介助」をテーマとした、6月23日の
    福岡市障害保健福祉課とのミーティング by Seike



    "WORKING QUADS" News Letter
    on July 19, 2000

    清家一雄@WORKING QUADSです。

    "WORKING QUADS" (HomePage)は、
    四肢まひ者の
    「知的生産活動(就労)」、

    「介助(自立生活)」、
    「健康(褥創対策、排泄管理)」
    を重要なテーマとしています。

    今回は、福岡市での介助が必要な四肢まひ者の
    自立生活についての話しです。


    行政、政治における情報公開が決定的に重要だ、と考えます。

    建設的な方向で、
    限られた資源の有効活用のための、
    当事者のプロセスへの参加のチャンスを保障するために。


    「人間らしい生活をする」というのも大事な仕事だ、とぼくは思います。

    受傷、自宅退院後、社会の中で、長期に渡り、
    「人間らしい生活」を維持していく、ということは、
    とても骨のおける、重要で、立派な仕事である、
    と思います。

    障害者の中でも、
    日常生活動作(ADL)が自立して、
    介助が必要でない人と、
    どうしても介助が必要な人とは、
    まるで、ニーズが違います。

    他人との人間関係というものは、
    とても難かしいものです。

    介助が必要な四肢まひ者が、
    何とか生き延びていくこと、
    施設や、病院でなく、
    街中で「自立生活」を行なうこと、
    とても大事な仕事だ、と思います。

    しかしそのためには、人的資源、物的資源、資金など、
    様々な資源が必要になります。

    障害者福祉、高齢者福祉に使える資源は限られています。

    この限られた資源をいかに有効に活用して、効果を上げていく。

    エンドユーザーの障害者当事者、高齢者の、
    資源分配プロセスへの参加と責任の負担が、
    重要になってくると思います。

    また、それよりもっと重要なことは、限られた資源の公開と、
    当事者のプロセスへの参加のチャンスを保障する、
    行政、政治における情報公開が決定的なものになる、と考えます。


    読んでいただければ幸いです。

    ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

    「移動」と「介助」をテーマとした、
    6月23日の福岡市障害保健福祉課とのミーティング

    清家一雄


    6月23日、福岡市障害保健福祉課とのミーティングを行ないました。
    テーマは、「移動」と「介助」です。

    6月16日の金曜日に、福岡市社会福祉協議会の
    リフト付きワゴンの運転実技講習会をかねて、
    福岡市役所の市障害保健福祉課を訪ね、
    23日のミーティングの予約を取っていました。

    皆さん、6月23日はお疲れさまでした。

    ありがとうございました。

    電動リクライニング車いすの川上広司さん、石川美晴さん、
    電動車いすの羅世玲さん。

    運転の篠倉ひろみさん。

    篠倉さんは、福岡県警のお巡りさんです。
    柔道5段です。

    当日、偶然、市役所でお会いして、
    同席していただいた福岡県福岡市東区の手島敏文市議会議員。

    議員は、1991年11月の、九州ブロック・ホームヘルパー研修会で
    お会いして以来の、顔見知りでした。

    また、「福岡たすけあいの会」の総会などに来ておられ、時々お会いしていました。

    電動車いす4人皆んなで、食堂でカレーを食べていたとき、
    手島議員にお会いして、
    「同席されませんか」
    と声をかけたら、同席してくれました。

    福岡市障害保健福祉課のえざき係長と職員のへばらさん。
    途中から同席してもらった地域福祉課の中野さん。

    手島議員がいたのでその都度、課長などに来てもらい、
    答えてもらいました。

    しかし、福岡市から呼んでいただいていた
    福岡市社会福祉協議会の職員の方は
    どなたも来られなかったのは残念でした。

    次回は来てもらえるでしょう。

    話の内容は、福岡市内での「移動」と「介助」でした。

    電動車いす利用者の
    救急車での入院後の帰宅、ショートステイへの往復など、
    生活の重要部分に関わる中距離「移動」と、
    介助の問題がディスカッションされました。

    移動に関しては、
    「リフト付タクシーが、市内で家から空港まで、片道2万円、往復4万円」の問題。
    「リフト付タクシーが当日、利用できない。前日以前の予約が必要」
    「社会福祉協議会のリフト付きワゴンの運行規定が借りるたびに変わる、
    曖昧である」
    「社会福祉協議会のリフト付きワゴンが、あることすら市民に知らされていない。
    10年間、市政だより、などで知らされたこともない」
    議員も、
    「そのような車があることを知らなかった」
    とのこと、
    「10年間で2万5000qしか走っていない。
    ほとんど運用されていない」
    「とにかく、情報がオープンにされていない」
    という問題など。

    その点では、今回、第三者の手島議員に
    入ってもらったのは良かったです。

    介助に関しては、
    全身性・・・、
    医療類似行為、コムスンが、会社の方針として、
    「電気ひげそりでひげを剃るのは医療類似行為だから、
    ヘルパーにはできない」
    とまじめな顔で言われたことなど。

    詳しい内容は、後ほど、また、ご報告します。

    福岡市社会福祉協議会のリフト付きワゴンの貸出規定は、
    当日、出てこなかったのですが、
    翌日の土曜日、手島議員が入手されて、FAXで送ってくれました。

    「理解しがたい規定であるから、
    7月3日、福岡市議会で質問する」
    とのことでした。

    これは、実際に質問していただき、
    西日本新聞の新聞記者が、
    ぼくのところにも取材に来られました。

    7月は、25日の火曜日に、
    福岡市障害保健福祉課とのミーティングです。

    午後1時半、市役所本庁1階の受付に集合。
    午後2時からミーティングです。

    現在のところ、前回よりも、電動車いす利用者の
    参加予定者が、2名多い状況です。


    取り急ぎですが、ご報告します。


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    ご意見、ご批判も多いと思います。
    ご感想、ご助言をお聞かせいただければ幸いです。

    2000年7月19日、福岡にて


    on February 24, 2000

    (by Seike)


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    清家一雄、代表者、重度四肢まひ者の就労問題研究会
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