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    WORKING QUADS News Letter on May 11, 2000
    WORKING QUADS 2000、
    WQNL「連休の四肢まひ者−連休にドンタクに出かけ、帰ったら刑事に会いました」 by Seike

    (The intellectual productive activities by Quads)








    Kazuo Seike
    president, "WORKING QUADS"
    "Working Quads" Editoriak Office
    "WORKING QUADS" HomePage produce
    Fukuoka-shi, 810 Japan
    Tel +81-92-735-
    Fax +81-92-735-
    kazuo_seike@msn.com
    seike@ma4.justnet.ne.jp
    http://www4.justnet.ne.jp/~seike/

    "WORKING QUADS" News Letter on May 11, 2000

    清家一雄@WORKING QUADSです。


    4月29日から、連休になりました。

    福岡市市民福祉サービス公社のホームヘルプサービスも、
    夕方7時終了が、5時終了になりました。

    頸髄損傷者など、四肢まひ者のニーズは、平日と変わらないです。

    5月3日、4日、5日の3連休は、少しきつかったです。

    ホームヘルプサービス産業の、人員配置に関して、
    時間的配置、地理的配置など、
    他の一般的なビジネスとは、
    少し異なる管理運営方法が必要かもしれません。

    2000年4月から介護保険が施行されました。
    2001年の元旦は、公的ホームヘルプサービスがどういうふうに
    運営されているのでしょうか。


    そんな連休の1日の出来事です。

    2000年05月03日 水曜日 憲法記念日のことです。

    5月3日に、ドンタクを見にいきました。



    福岡市の地下鉄の祇園駅、呉服駅のエレベーターを初めて使いました。
    ひじょうに使いやすいエレベータでした。

    キャナルシティのメガバンドールで、福岡ダイエー・ホークスの野球帽子を、
    2000円で買いました。

    中洲川端駅近くで、顔を黒くして、目の周りを白くしている、
    化粧をしている女の子を、初めて生で見ました。

    中洲川端駅の前で、道路を渡ればエレベータ付きの地下鉄の入り口、
    というところで、ドンタクのパレードが行なわれていました。
    仕方がないので、800mぐらい、その道路に沿って移動し、
    呉服町駅のエレベータで地下におりました。

    電動車いすのバッテリーの性能がかなり落ちていて、
    大手門公団に帰り着いたころは、ほとんど電気がありませんでした。


    帰ったら刑事に会いました

    大手門公団アパートに戻り、エレベータで6階のフロアに上がりました。

    6階の通路に変なおじさんがいて、うろうろしていました。
    中背で、がっちりしていて、背広を着て、ネクタイを締めていました。

    何しているんだろうと思っていたら、
    こっちの方へやってきて、
    「私はこういう者ですと」
    と胸から手帳を2冊取り出して見せてきました。

    「昨日の11時から17時の間、近所の古物商が店で殺された。
    隣はホカホカ弁当屋なのに、何の手がかりもありません。
    何か不審なものを見たり、聞いたりしませんでしたか」
    と言われました。

    「何か聞いたりしたら、110番して、連絡します」
    と答えると、
    「ありがとうございます」
    と言って帰っていきました。

    犯人はまだ逮捕されていません。


    その日の夕方、アパートでテレビを見ていたら、
    西鉄バスの高速道路でのバスジャック事件という、
    大事件が起こり、TVで中継されていました。


    皆さんの、連休はどうでしたか。
    楽しかったでしょうか。


    家族に依存しない、四肢まひ者の自立生活は、
    まだまだ厳しいものがあります。

    それでも、家族の中や、施設から、
    飛び出して、自立生活を始める人が、
    少数ながら、日本に出てきました。

    豊かな資産、
    飛び抜けた才能、
    恵まれた人間関係、
    労働災害保険制度、
    物価・人件費の安い海外、
    東京都の障害者福祉、
    生活保護制度、
    公務員の復職、
    自薦登録ヘルパー、
    ガイドヘルパーなど、
    様々なものをテコとして活用し、
    自立生活への道を切り拓いてきました。

    ゴールドプラン以来、日本の社会は、
    高齢者福祉を中心に変わってきました。

    2000年04月施行の介護保険もあります。

    しかし、
    人工呼吸器利用の四肢まひ者の自立生活など、
    未解決な問題も多いです。

    そんな日本の現状の中、
    飛び抜けた資産、才能、美貌を持たない
    「普通」の四肢まひ者が、
    「普通」の努力で、
    「普通の」生活ができる、
    少なくとも、自分の選択で、施設や病院でなく、
    街中のアパートで、日々の生活を組み立てながら、
    何とか、安全、健康に生きていける、
    そのような仕組みを、
    介護保険、その他を通じて、
    社会の多数の人々の同意を得ながら
    作っていきたいと考えいています。

    "WORKING QUADS" (HomePage)は、
    そのために有用な情報のDatabaseでありたい、
    と思っています。

    ご意見、ご批判も多いと思います。
    ご感想、ご助言をお聞かせいただければ幸いです。

    2000年5月11日、福岡にて


    on May 11, 2000

    (by Seike)


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    清家一雄、代表者、重度四肢まひ者の就労問題研究会
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