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WORKING QUADS News Letter on March 27, 2000
"WORKING QUADS" News Letter 2000、
TVドラマ「ビューティフルライフ」が終了しました。
by 清家一雄 (The intellectual productive activities by Quads)
「日本の公的介助者制度(公的ヘルパー)は十分か」
「家族がいなくても街中で生活できるか」


Kazuo Seike president, "WORKING QUADS"
"Working Quads" Editoriak Office
Fukuoka-shi, 810 Japan / Tel +81-92-735- / Fax +81-92-735-
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"WORKING QUADS" News Letter 2000、
「ビューティフルライフ」が終了しました。
by 清家一雄



"WORKING QUADS" News Letter
on March 27, 2000

清家一雄@WORKING QUADSです。

介護保険直前のこの時期です。

「日本の公的介助者制度(公的ヘルパー)は十分か」
「家族がいなくても街中で生活できるか」
というテーマでやっています。

TBSのドラマ、「ビューティフルライフ」が
終わりました。

常磐貴子さんが演じている主人公が、
ドラマの中ですが、死んでしまいました。

ルックスの見事な俳優2人のラブストーリーに、
制作者、脚本家の意図は分かりませんが、
「身体の健康」、「生命」という
ひじょうに重要な2つの価値の「喪失感」を
持ち込んだ、ドラマかな、
と、ぼくは感じました。

制作提供サイドでは、
「喪失感」ではなく、
boy meets girl. の「ラブストーリー」を
見てくれ、というかもしれませんが。

しかし、車いすもかなり市民権を得てきました。

対まひ者であれば、
車いすでも、
改造自動車を運転して、
かなり普通の社会生活を行なうことが
できる時代になってきました。

しかし、四肢まひ者にとっては、
まだまだ厳しい時代です。

自分の意思に反して、
社会から隔離されたところで
生活している人たちは、
間違っていたらすみません、
刑務所での犯罪者か、
隔離病棟の感染症患者か、
精神病院の精神病患者か、
特別養護老人ホームの高齢者か、
療護施設の重度障害者だ、
と思います。

重度障害者の中でも、
全盲の人でも、
完全失聴の人でも、
隔離施設では生活しません。
肢体不自由者の中でも、
日常生活動作(ADL)が可能な人たちも
隔離施設では生活しません。
介助必要な四肢まひ者と、
重度の知的障害者が、
隔離施設で生活しています。

発展途上国では、
四肢まひ者は、
生き延びることもできず、
死んでいく場合が多いですが。


4月から介護保険が施行されます。
65歳以上の要介護、要支援の高齢者には、
ケアプランの作成権限が権利として発生します。

飛び抜けた資産、才能、美貌を持たない
「普通」の四肢まひ者が、
「普通」の努力で、
「普通の」生活ができる、
少なくとも、自分の選択で、施設や病院でなく、
街中のアパートで、日々の生活を組み立てながら、
何とか、安全、健康に生きていける、
そのような仕組みを、
介護保険、その他を通じて、
社会の多数の人々の同意を得ながら
作っていきたいと考えいています。


ご意見、ご批判も多いと思います。
ご感想、ご助言をお聞かせいただければ幸いです。

2000年3月27日、福岡にて


on March 27, 2000

(by Seike)


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清家一雄、代表者、重度四肢まひ者の就労問題研究会