1998 October, Hamamatsu
1998年10月、浜松

C4頸髄損傷者、藤原昭利さんと


『ワーキング・クォーズ』関係者各位

  1998年8月14日

   清家 一雄 
  重度四肢まひ者の就労問題研究会・代表
   『ワーキング・クォーズ』編集部
   "WORKING QUADS" homepage 制作提供
  〒810 福岡市中央区大手門
  092- TEL
  092- FAX
  Kazuo_Seike@msn.com
  seike@ma4.justnet.ne.jp
   http://www4.justnet.ne.jp/~seike/

拝啓

1998年10月10日、11日、浜松で、
細川辰正さん・『WORKING QUADS』編集者、
吉田清勝さん・『WORKING QUADS』編集者、
大竹保行さん・"WORKING QUADS" homepage・ グループホーム担当、
とお会いしました。

皆な変わりなく、元気でした。

10日、土曜日の朝、7時、アパートを出て、地下鉄大濠駅に向かいました。
地下鉄でJR博多駅に行き、新幹線、グランドひかりに乗りました。
車中で、アナゴ弁当を食べました。
名古屋で乗り換え、浜松に着きました。

名古屋駅で、向坊弘道さん(『WORKING QUADS』執筆者)、スズキ電動リクライニング車いす利用者、
井上博隆さん、吉田清勝さんたちと一緒になりました。

浜松駅には、市職員でボランティアの伊藤さんたちが待っていました。
会場のマルコーインに行きました。
会場には、松井和子さん・浜松医大教授(『WORKING QUADS』執筆者)がいました。

10日は、迫畑吉美さん(電動車いす利用者)の司会で、 発表 が行われました。

多田佳子さん、電動車いす利用者、
川田実保さん、電動車いす利用者、
曽我部教子さん(『WORKING QUADS』執筆者)、手動式車いす利用者、
河崎信太朗さん("WORKING QUADS" homepage writer)、人工呼吸器利用、
大竹保行さん、イマセンあご操作電動リクライニング車いす利用者、
石井純夫さん("WORKING QUADS" homepage writer)、セコム研究所、
伊藤道和さん(『WORKING QUADS』執筆者)、アクション・あご操作電動リクライニング車いす利用者、
古小路浩典さん(『WORKING QUADS』執筆者)、スズキ電動リクライニング車いす利用者、
福田孝一さん(『WORKING QUADS』執筆者)、カーフシステム・電動リクライニング車いす利用者、
たちの話がありました。

麸澤孝さん(『WORKING QUADS』執筆者)、スズキ電動車いす利用者、
吉田清勝さん、手動式車いす利用者、
細川辰正さん、スズキ電動車いす利用者、
小田木一真さん、手動式車いす利用者、
藤原昭利さん、アクション・あご操作電動リクライニング車いす利用者、
手塚顕さん、手動式車いす利用者、
後藤基康さん、スズキ電動車いす利用者、
たちも発表を聞いていました。


ぼくは、1995年10月に、NHK・教育で放映された、
『ワーキング・クォーズ(WORKING QUADS)』No.10を紹介していただいた
「あすの福祉-手足のハンディを越えて-重度四肢まひ者の就労」
という番組のビデオを使い、話しました。
番組の司会は、NHKのアナウンサー青木裕子さんでした。
放送大学教授の三ツ木任一さんも出演してくれたものです。
向坊弘道さんと、曽我部教子さんの生活ぶりが映っています。

言いたかったとは、障害をもつ人々の中にも、2種類の人たちがいる。
大多数の人たちとして、日常生活動作に関して、自分自身のことができる人たちと、
肢体不自由者の中で、さらに少数者ではあるが、
日常生活において他者の介助を必要とし、車の運転ができない、
四肢まひ者たちという、最重度の障害をもつ人々がいる。
たしかに、 人工呼吸器の問題は、本人の「死ぬかもしれない」、
まわりの人たちの「死なせてしまうかもしれない」、
という重大な問題があります。
しかし、 要介助の四肢まひ者たちは、障害を持つ不便さだけでなく、
生きているかぎり、他人との人間関係という、一番難かしい問題の中で、
自分のやりたいこと、ニーズを処理していかなければならない。
これはとても大変なことだ、と思う、ということです。
経済的にも、社会的人間関係における処理能力というスキルに関しても。
『はがき通信』でも、もう少し、この他人介助の問題を取り上げていただければ、
と締めくくりました。

映像で紹介されていた向坊弘道さんと、曽我部教子さんから、
コメントを頂きました。
向坊さんは、「一人暮らしでは、火事を起こしそうになったときと、
「夜中に、排便がうまくいかないときが、ピンチだった。
タクシーを呼んだり、介助者を呼んだりして切り抜けた」
という話をしてくれました。
市職員でボランティアの伊藤さんと、
訪問看護ステーションで理学療法士として働いている男性の方が、
感想を話してくれました。

ビデオテープは、大竹保行さんが、
「広島で回覧したい」
と言ってくれたので、差し上げました。
ダビングテープが必要な方は、ご連絡ください。


夕食は、みんな、浜松の名物、うなぎ弁当(中)でした。
伊藤道和さんが、
「わしらは、脳ミソが筋肉でできている体育会系」
というスポーツマンの、伊藤道和さん、大竹保行さん、古小路浩典さんと
一緒に食べました。


夜、行われた、プレゼント交歓会では、
上田政博さん("WORKING QUADS" homepage writer)、人工呼吸器利用、
寺崎さん、人工呼吸器利用、
高橋正彦さんたちが一緒になりました。
ぼくは、プレゼントを用意していなかったので権利はなかったのですが、
大竹さんのお母さんに、葡萄をいただきました。


去年は、小さくて使えなかったマルコーインのエレベーターですが、
今年は、伊藤道和さんに、後ろから乗り込む方法を教えてもらい、
エレベーターが、使えるようになりました。


10日夜、有楽町の 銀座ライオン に行き、
伊藤道和さん、
麸澤孝さん、
古小路浩典さん、
藤原昭利さん、
手塚顕さんたちと、
楽しく飲みました。

夜の有楽町は、土曜日ということもあり、
人がものすごく多かったです。
帰り道、コンビニでミネラルウォーターを買って帰りました。


ホテルに帰って、
伊藤道和さんから、町まで出て、買ってきたという、
たこ焼きをもらいました。
おいしかったです。


1998年10月11日、
ミス・"WORKING QUADS"の瀬出井弘美さん
("WORKING QUADS" homepage writer)にお会いしました。
いつもですが、とてもきれいでした。


坂上正司さん(『WORKING QUADS』執筆者)、
スズキ電動リクライニング車いす利用者、も来られました。


11日は、瀬出井弘美さんの司会で発表が行われました。

大竹保行さん、
麸澤孝さん、
吉田清勝さん、
細川辰正さん、
たちの話を聞くことができました。


来年は、広島で開催、ということが決まりました。
大竹保行さんと、河崎信太朗さんのお父さんが中心となって
お世話することになるそうです。


浜松は、今年で終わりということで、
こだまで、新富士まで、富士山を見にいきました。
駅の2階のレストランから、雪のない富士山がかすかに見えました。

白い雲の上に、
黒っぽい富士が、
うすく、あわく、
青空にとけこんでいました。
目をこらして見ないと、
消えてしまいそうでした。


帰りは、名古屋から、500系のぞみに
初めて乗りました。
揺れも少なく、高速で、非常に快適でした。

博多に帰った時、雨が降っていました。

 これからもよろしくお願いします。


  敬具


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