WORKING QUADS
（「重度四肢まひ者の就労問題研究会」ジャーナル）
1996年12月『WORKING QUADS』忘年会・博多
宮本勝己さん・『ワーキング・クォーズ』ゲスト
忘年会の感想
1996年12月『Working Quads』忘年会・博多
宮本 勝己 さん
1996年12月21日
HQM07341@niftyserve.or.jp
宮本勝己＠ＣＲＣです。清家さん、忘年会はお疲れ様でした。
忘年会の感想を書きましたのでさっそく送ります。
曽我部さんの２５００万円払って飛行機に乗って海外旅行に行ったという話は驚きまし
た。私の知人で人工呼吸器を使っている人が、飛行機には電源がないと航空会社の人に言
われ旅行を断念したことがあるくらいですから、それくらいお金を出す必要があるのかも
しれないと思いました。
井出さんがせっかくお約束のジャージ姿で参加してくれたのに、仕事の件で報告するこ
とがあまりなかったのが残念でした。曽我部さんじゃありませんが、会社側は僕の扱いに
少し困惑しているようです。まだ研修も受けておりませんし。私のいる部屋でやっている
仕事は、報告書のプログラムの作成などですが、会社の業務をよく理解してないと難しい、
と上司に言われています。私以外の人は全員２４時間３交代勤務で報告書発行の現場に携
わってきた人達で業務をよく理解しています。だから宮本君には無理、みたいなことを言
われています。また、大学での研究が活かせる部門は、本社ビルにはなく借りているビル
にあり、そこを車椅子で入れるように改造するわけにはいかない、などの問題もあるよう
です。将来的にはその部門で仕事をさせようと会社側は思っているようです。また現在会
社の基幹業務の改良をやっていて大変忙しい状態なので、私の割り当てる仕事を考える余
裕もないようです。何も仕事をしない・できないでは、障害者のイメージを悪くする、と
いう意見もありますが、もう少し会社の様子を見ようと思っています。
鈴木さんと加木さんの教育方法の違いも面白かったです。特にあのおっとりした鈴木さ
んが生徒を叱っているところを見てみたい、などと思いました。あと、生徒が足を触って
「先生、本当に感覚ないんだね」と言った話も面白かったです。やっぱり子供だなと思い
ました。
後藤さんとはカラオケに行けなくて残念でした。今度、後藤さんが来る時はカラオケの
セッティングをしてあげて下さい。
島田さんは、お母さんと来ていましたが、一人暮らしはまだやってないのでしょうね。
自分と似た状況にいると思うので気になりました。
以上、感想＆現状報告でした。
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