風のささやき

三毛猫

丸太の上に眠る三毛猫
その毛並に集まる初夏の陽ざしが
離れない存在の眩しさ
穏やかな顔は御仏を真似る

時々は目を覚まして
その背中を舐める
体の中にも光る物を取り入れて
一日中を光ろうとするのだ