水子貝塚は昭和44年の指定以来、23年の歳月をかけて指定地の公有化事業を終了しました。この間、国、県、地権者、そのほか多くの人々の協力を得ました。
平成3年から3年間、「縄文時代前期の森と集落」を復原し、市民のいこいとふれあいの場もかねた“縄文ふれあい広場”とするために整備工事を実施しました。 | |
園路 森を縫うように公園内を一周します。木々の装いに季節の変化が重なります。ゆっくり歩いて10分の道のりです。 貝塚表示 地上から貝塚の分布が分るように、貝の分布に合わせて陶片を埋めこみました。大は200m2、小は1m2弱に広がる貝塚がドーナツ形にめぐります。
復元住居 発掘された堅穴住居跡5軒を復元しました。1軒の住居の中には秋の夕暮れの一家の姿を復元しました。
縄文の森 栗・こなら・くぬぎなど、当時の村を囲んでいた森を復元しました。秋の実りが楽しみです。東南隅の一画には水場を中心に栃、あけび、藤など、縄文時代の衣食住を支えた植物を集めます。
野草広場 中心は、ぽっかり開いた広場です。ふだんは雑草におおわれていても年に何度かの祭の日には人でにぎわいます。 |
![]() 体験学習用堅穴 住居と同じ形の堅穴と柱を用意しました。屋根をかぶせれば、縄文の村の一員です。 体験学習ゾーン 木陰に並べられた机と椅子。土器作り、縄文料理の試食会など体験学習に活用します。
展示館 水子貝塚の理解を深めていただくための展示施設です。3つの展示コーナーでは、水子貝塚とその周囲の地形模型、出土品の数々、水子貝塚の調査と保存の歩みなどを展示しました。中央の空間には住居跡・貝塚・人骨の出土状態を発掘現場そのままに復元しました。150インチの大スクリーンにさまざまな映像を写します。
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