EARLY石川賢の部屋-2-
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100円病院
〜別冊少年マガジン 1971.6月号〜
(単行本『荒野の出前もち』所収)

1971年4月号にて、永井豪と岩沢友高と風忍によって発表された『百円病院』。
おそらくその好評を受けて、今度は石川賢が挑んだと思われる。
(8月号・岩沢友高も単独で発表)

豪ちゃんが作ったヒロインはさておき(ラスト一コマにしか出てこない!)、
バイオレンスな主人公が銃弾飛び交うベトナム戦線へ「入れ食い」のケガ人を求めて出張!
...全くヒトをヒトとも思ってない態度は今の作品にも通じてるなあ。
最後はゲリラと共に最前線で特攻。まったくまったく...であるか(笑)


ガンマン用心棒(1)
〜別冊少年マガジン 1971.8月号〜
(単行本未収録)

これまた国籍不明のかけソバウエスタン。
後の『無頼・ザ・キッド』を3等身にしたようなガンマンが主人公。
見開き2ページのギャグマンガ。ロシアンルーレットで、単に運良く生き残るというハナシ。 敢えて強引に言うなら(笑)『雀鬼-1999』に通じるかも...。


ガンマン用心棒(2)
〜別冊少年マガジン 1972.2月号〜
(単行本『それゆけコンバット』『荒野の出前もち』所収)

上の主人公と共通。もしかしてまだシリーズあるかも? (なので便宜上ナンバー振りました)

主人公・マンボは自称「ダンディーでスマートな女泣かせの色男」な流れ者の用心棒。 マントに雷紋(ラーメン丼のぐるぐる模様ね)てーのが何とも生活観溢れるね。

で今回は牧場が舞台。牧場は牧場でもネコ飼ってる。なので?襲ってくる敵が大阪の 悪徳しゃみせん問屋の回し者というシュールな世界だ。リーダーが「こ〜ぬ〜か〜 雨降る〜  御堂筋〜♪」と欧揚緋々歌って出てくるなんてのがもう、ワケ分からんが笑えます。 (昭和40年代初期生まれなら)マンボに撃ち殺されたリーダーの末期の言葉が「問屋の注文が 迫ってるのに…」マンボ「仕事熱心なヤツだ」嗚呼サラリーマン慕情。


落武者がゆく
〜週刊少年マガジン 1972.6/7増刊号「特集 天才バカボン」〜
(単行本『荒野の出前もち』所収)


タイトルから察するに、豪ちゃんの「猛烈デタラメマンガシリーズ」 (1969)とカンケーあるのかな?
舞台は戦国時代。一発当ててやろうと一介の百姓から武士になった主人公だが、 付いた軍がまんまと負け。逃亡の最中に出会ったのが何と、仕えた殿と姫さま! 殿様をまんまと騙してお姫さまを手に入れるが、尻に敷かれる。殿様は桃太郎に ...って、文章で書くと何だかワカランぞお(笑)


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