超人画報

超人画報

 「秘密戦隊」「電子戦隊」「科学戦隊」「超獣戦隊」「超新星」「超電子」「超力戦隊」「地球戦隊」「恐竜戦隊」「五星戦隊」。このあとに続く名前がすべて分かれば、相当の戦隊通でしょう。できなかった私は、竹書房から出た「超人画報」(1800円)を読んで、勉強をやりなおしています。

 「鋼鉄の巨人(スーパージャイアンツ)」を第1号とする、実写物の国産架空ヒーローを集大成した本書には、「ウルトラマン」「仮面ライダー」「秘密戦隊ゴレンジャー」など馴染み深いヒーローから、「怪盗ラレロ」「行け!グリーンマン」「小さなスーパーマン ガンバロン」といったマイナーなヒーローまで、実に200以上のタイトルが、放映日時や脚本、監督、主演といったデータとともに、収録されています。

 最近のオリジナル・ビデオ作品にも、探索の手は及んでおり、「ゼイラム」「地球防衛少女イコちゃん」「けっこう仮面」など、その筋では傑作との誉れ高い、美少女ヒーロー物も紹介されています。

 大判のグラビアで、特撮ヒーローを紹介した本はたくさんありましたが、網羅に徹し、なおかつ写真も十分に収録した本は、あまりありませんでした。「完全保存版」という惹句も、あながち誇張ではありません。物足りなさはありますが、値段からすれば妥当な線でしょう。

 この本が、カラー写真満載で、データをさらに充実させて、女の子キャラの戦闘シーンとか、女性悪役の決めポーズとかを特集して、1万円くらいしたとしたら・・・。やっぱり買っちゃうでしょうね。

 (こないだも円谷プロに取材に行き怪獣の着グルミを見て「あっ、ゼットンだ」「あっ、ジャミラだ」大騒ぎで顰蹙を買った)

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